10月号の特集に反響続々! みんなが気になってる生成AIのこと。使い方や不安について編集カベコが取材で得たことを話してくれました。

LEE編集長きっこが編集部スタッフとともに、最新号のあれこれを語るポッドキャスト番組。今回のゲストは「生成AIは、LEE世代の味方ってホント?」を担当した編集カベコです。ここ最近、暮らしの中でぐんと存在感を増している「ChatGPT」を始めとする生成AI。ちょっとした疑問や不安を気軽に投げたらすぐに返事(もちろん正しくないときもあるけれど)。パーソナルアシスタントのようになりつつある生成AI、一度使いだすともう以前には戻れなくなっていて、便利なんだけど、大丈夫なのかな?……そんな風に感じている方も多いのではないでしょうか。私自身も大変気になっていたこの話題、担当編集カベコと話すと、さらなる気づきがたくさんありました。
自らの「卒業論文」で試してみたカベコ。そんな使い方が?! ChatGPT以外にも便利な生成AIがいろいろ!
今回の取材でカベコがすっかりハマってしまったという“chatGPTだけじゃない”生成AI。それが「NotebookLM」というもので(本誌188Pでも紹介)、最大の特徴は「音声解説」機能だといいます。長文のテキスト資料も、会議の録音も、男女2人によるポッドキャスト風の音声資料に変換してくれるのだそう。なんと大学の卒業論文を試しに読み込ませてみたカベコ。
「じっくり読みたいし、この中に大事な要点があるのだろうけれど、時間がない!というときにおすすめ。まるでラジオ番組を聞いているような会話調にしてくれるのですっと頭に入ってくるんです。卒論を読み込ませてみたのですが、自分の卒論を客観的に解説してくれて改めてこんなこと書いてたんだ!っていう発見も。内容によっては、最後の締めが『ありがとうございました~』って終わることもあれば、『みなさんはどう思いますか?』というような問いかけ口調で終わることもあって、ただ読み上げるだけじゃない機能にすっかりハマリ中です」(カベコ)。
AIが進化しても人間にしかできないことがある!

生成AIが便利なのは、もはやわかりすぎるほどわかってる。だけど、こんなに急激に進化してしまっていて、気持ちが追いつかないことも。すぐに答えをくれる便利さに頼りすぎてしまって、自分の頭で考えることが減ってしまった。子どもの学習方法も変化し過ぎていて……人間の能力って退化していかないの?なんて不安も頭をよぎります。
「本誌のパート2でAI研究者の今井翔太さんとNPO法人CANVAS理事長、石戸奈々子さんに私たちの疑問や不安についても答えていただいています。膨大な情報量を前に、まずはAIの力でそこにたどりつく、そこから自分で考える力は必要だから、人間とAIが役割分担する時代になるんだなと捉えました。AIを上手に使うには『問いを立てる力』も必要になってくるし、その根底にあるのは探求心や情報を見極めて選択する力。人間にしかできないこともある、ということがわかってちょっと気持ちが楽になりました!」(カベコ)
10Pにわたる特集とあわせてぜひお聞きくださいね!
イラストレーション/hokowasa ※文中のコメントは音声より要約。
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喜多佳子 Yoshiko Kita
LEE統括編集長
LEE統括編集長。入社以来LEE歴OVER20年! リビング班で主に料理や暮らし、読み物などのライフページを担当、21年に本誌編集長に。日課は中学生の息子弁当記録。休日は映画好き友人たちと映画&ランチするのが楽しみ。
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