いまさら聞けない【生成AI、キホンのキ】これがわかっていれば心配無用な、生成AI 4選＆知識が深まる＋αキーワード

ChatGPTをはじめ、ここ最近で急激に利用者が増えている生成AI。検索エンジン感覚で使っているけれど、もっといい使い方がある？　情報漏洩の心配は？　身近な読者の使い方から専門家の知見まで、私たちはどう使っていけばいいのかを徹底リサーチ！

※本特集で紹介する生成AIの使用方法や知見は、2025年8月中旬時点での個人の見解です。

もはや待ったなしと感じる生成AIとの共存。どんなことを意識して、何に気をつけて付き合っていけばいいのか、専門家に聞きました。

日本のAI学習の最先端！

今井翔太さん

AI研究者

東京大学松尾研究室で博士号取得。現在は株式会社GenesisAI代表取締役社長/CEO、北陸先端科学技術大学院大学客員教授を務める。

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生成AIの重要ワード「プロンプト」

生成AIにタスクを実行させるために入力する指示や依頼のこと。入力の仕方によって、生成される回答や結果が大きく変わってくる。テンプレートも出回っているが、利用する人自身でカスタマイズしていくことが、求めている具体的な回答により近づくカギに。

ディープラーニング

人間が介入せずに、AIがデータから自動的に情報を学習していく機能のこと。ChatGPTが「こういうのが好きでしたよね？」と過去の質問を踏まえてパーソナライズされるのはこの機能のおかげ。

AIアライメント

生成AIからの回答が「内容は正しいが倫理的には問題」という場合も。「そのような答えは適切ではない」と開発者やユーザーがフィードバックして、倫理的な回答をするよう調整するプロセスのこと。

ハルシネーション

生成AIが事実と異なる嘘の情報を、もっともらしく事実かのように生成する現象のこと。学習データ不足や誤った推論により、このような現象が起きることもある前提で利用するべき。

AGI （Artificial General Intelligence）

汎用人工知能といい、学習、推論、理解において、人間と同等もしくは人間以上の能力を持つ人工知能のこと。今井翔太さんをはじめ人工知能の研究者の間では2030年代の登場が予測されている。