モデル・kazumiさんの【脳内図】「夫が宇宙へ行ったのがきっかけで夫婦の時間をより充実させるように」

自然体なファッションやライフスタイルが注目を集める、モデルのkazumiさん。「予定を詰め込むのが好き」という彼女の充実したスケジュールや、リラックスして暮らすコツを聞きました！

夫が宇宙へ行ったのがきっかけで夫婦の時間をより充実させるように。大事な話は“朝”にしています

かずみ●1986年生まれ。奈良県出身。モデルとして、雑誌、広告等で活躍のほか、アパレルとのコラボレーション商品の企画なども。2021年に開設したYouTubeチャンネル「kazumi room」も好評。

Instagram：kazumi0728
YouTube：kazumiroom
公式サイト：https://a-cura.net/kazumi_official/

『わたしの週末ソウル』

kazumiさんの視点で韓国のホットな食、雑貨、美容、カルチャーなどを紹介する著書が発刊されたばかり。「超食通でも美容フリークというわけでもない、私のような普通の人が気負わず楽しめるスポットをセレクトしました。韓国旅のおともに！」￥2420／宝島社

ファッション、旅、美容、語学など追求したい趣味はたくさん！　ペットや植物に愛を注ぐ時間も大事

「昔から『特別な才能はないんだけど、継続する力はある』と自負していて。今も、続けて極めたい趣味や習い事が脳内を占めています。夫はもちろん、愛犬のかぶき、愛猫のグーも癒しの存在。そして毎日お世話している観葉植物も。枯らさないようにと意識を向けることで、自分の中の余裕や、心の健やかさのバロメーターになると思っています」

ナチュラルな笑顔が人気のモデル・kazumiさん。また、YouTubeチャンネルにも根強いファンが。観葉植物たっぷりの自宅インテリア、リアル購入したプチプラ服と着回しコーデを紹介する動画などが支持を得ています。「毎日をアクティブに過ごせるように工夫している」と語るkazumiさんに、1日のスケジュールを聞いてみると……？

「朝は7時までには起きて、日課のランニングと愛犬の散歩。家に戻ったら観葉植物に水をやり、軽く掃除機をかけて部屋を整えられたら、仕事前のルーティンとしては理想的ですね。撮影を終えた後から夕食までは、習い事タイム。今、熱中しているのは韓国語です。ドラマ『愛の不時着』を観て以来、韓国にハマり、今も月に1回は遊びに行くのですが、せっかくなので語学もできたらいいなと。1年ぐらい前から始めました。大人になってからの勉強は、“好き”から入るので楽しいですね。オンラインを中心に、週1回は近所のカフェで、個人授業も受けています。語学以外に、ピラティスやパーソナルトレーニングを入れている日もあり、朝から夕方まで、すべての予定がきれいに埋まると『やった！』と、充実感を覚えています」

現在は、夫と二人暮らし。夫婦の時間はどう過ごしていますか？

「一緒に犬の散歩をすることが多いです。猫もいるので、日曜日や休日も二人＋ペットたちとゆっくりする時間を作るようにしていますね。ちなみに今日も、散歩の途中から夫が合流し、近所のお店でコーヒーを飲んできました。大事な話など、夫婦間のコミュニケーションを取るには朝のほうがいい気がしています。夜だとお互い疲れてるし、眠いから（笑）。必要以上に深刻になっちゃうかな、と」

結婚は27歳のとき。30代に入ってから「二人の時間をより大事にするようになった」そうです。

「共働きですし、夫もなかなか仕事が忙しい。結婚してからの何年間かは、それぞれの生活リズムを尊重していました。でも今から4年前に、夫が仕事の都合で宇宙へ行くことになったんです。事前準備もあり、初めて半年ぐらい、離れて暮らすことになりました。そして夫が旅立つ直前の面会時間に、『このまま、永遠のお別れになったらどうしよう！』と、私の心配とさみしさは頂点に。夫はあっさりしてましたけどね。『うん、もう行く時間だから』『大丈夫。無事に帰るよ』と（笑）。でも彼なりに、私たちの日常はかけがえのないものだとは感じたらしくて。以来、お互いに意識して絆を深めるようになりました。朝は『おはよう』って必ず言い合う、ケンカしたらすぐに謝り引きずらない、とか。小さなことですけれど」

20代前半で、モデルデビュー。

「最初は地元・関西で活動していましたが、実は集英社の雑誌『MORE』が協賛していた企業の広告モデルのオーディションに受かったのが上京のきっかけだったんです。憧れの雑誌モデルになれた！と思って東京に来たのですが、そのお仕事は2回ぐらい撮影したら終わっちゃって（笑）」

以来、地道な努力を重ね、今ではCMや広告の世界を中心にキャリアを構築。そして雑誌の仕事でも人気を獲得することに。40代を間近にした今、「インテリアやナチュラルな服の着こなし、旅など、趣味や自分の好みが仕事とつながってきた」と言います。

「私はモデルとして背が高いほうじゃないし、食べるともちろん体重も増えちゃう。だから運動も前向きにやるし、料理にも関心が。生活を整え、ファッションもいろいろと工夫して、等身大の姿を今後も発信していけたらよいなと思います」

リラックスした雰囲気が魅力ですが、その秘訣とは？

「落ち込んだら走って体を動かすなど、思考や行動を別のことに切り替えます。ルームフレグランス用に朝と晩、お香をたいていますが、いい香りに包まれる時間を作るのも、ほっとしますね」