<8月23日~9月22日の運勢/Sayaの星占い>深いところにあるマイナスな感情は、あえて表に出すことが大切な時期【今月の12星座運勢「星ごよみ」】
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Saya
2025.08.23 更新日:2025.09.22

SUN SIGN IN VIRGO(太陽がおとめ座に)

8月23日に、太陽はしし座を去り、おとめ座に入ります。おとめ座は、「仕事」の星座。この日の午後にはおとめ座で新月もあるので、夏休みを終えて、仕事や学校が始まる子どもたちのように、わたしたち大人も、日常や義務に淡々と戻っていくイメージがあります。
ただ、今年の場合は、26日に愛と美の星・金星がしし座へ。行動や戦いの星・火星が8月7日までおとめ座に滞在したこの夏は、何かと忙しく、純粋に楽しめなかった人も多いことでしょう。そのため、金星がしし座に戻ってから、揺り戻しのように、楽しいことがしたくなるかもしれません。テーマパークが混むかもしれませんね。
そんななかで、9月1日には現実化とルールの星・土星がうお座に戻ります。おひつじ座に滞在した5月25日から9月1日にかけては、何かにせき立てられるように動いていた人も、少しゆっくりしたくなりそう。文学や映画など、芸術に関心が向かうこともあるでしょう。ただ、9月2日には思考や伝達の星・水星がおとめ座へ入り、18日まで滞在するので、恋愛小説でも読みたいと思いつつ、実務的なことばかりで、そんな時間がなかなか取れないということもありそうですが。
9月6日には自立や変革の星・天王星が「逆行」し、7月以来の変化のマイナス面なども見えてくるかもしれません。さらに、8日にはうお座で満月&月食があります。うお座は感情でもあり、土星がうお座に入った2023年3月以来、ずっと堪えていたものがあると、あふれ出してしまうかもしれません。でも、今出てくるものがあるのなら、それはきっと爆発したほうがいいものなのですね。深いところにある痛みや後悔、傷ついた感情を外に出すことが大切なのです。
22日にはおとめ座でもう一度、新月が。この日は日食でもあるので、もう一度仕切り直し、今度こそ本当に、自分のやるべきことに戻っていくイメージです。
Column
がんばらないで運気up。
Sayaのご自愛レッスン_06

今月のレッスン
- 生活リズムや食事、睡眠、腸を「整える」
- 自分が休むことを自分で否定しない
天にあることは地にもある。それが占星術の基本となる考え方。とくに、太陽系の惑星たちが星座を動くときは、地上のわたしたちの心も影響を受けることをお伝えしてきました。激しい星まわりのときほど、自分をいたわる視点が必要なことも。「ご自愛レッスン」、今回で6回目です。
早いもので、8月も下旬なわけですが、8月23日に太陽が入るのはおとめ座。おとめ座は「仕事」と「労働」の星座。わたしは2018年以来、京都の住まいの隣で貸し農園の区画を借りているのですが、夏野菜の残渣を撤収し、秋冬野菜の準備をする「太陽がおとめ座にある時期」は、畑も大忙し。北半球の気候や作物のスケジュールと星の暦がピタリと合うことに、何年やっても感動します。また実際の仕事の現場でも、夏季休暇が終わって、忙しくなるのが秋口ですよね。
ただ、これまで書いてきたように、夏至からのひと月の「太陽がかに座にある時期」は、「家庭での休養」、7月22日からの「太陽がしし座にある時期」は、「遊ぶことでパワーチャージ」がテーマでした。この2ヶ月にしっかり充電しないまま、8月23日からの「おとめ座に太陽がある時期」に突入すると、秋分に体調を崩しやすいのです。
この時期、現役世代は、猛烈に忙しくなることが多いもの。規則正しく生活リズムを整える、食事内容を整える、睡眠を整える……整える内容はさまざまですが、自分自身をいたわりつつ、愛していく姿勢が欠かせません。また、おとめ座が象徴する身体の部位は「腸」ですから、腸内バランスを整えるのも大切です。

こんなことを言いつつも、昨年から東京の父が認知症になり、京都と東京を行き来し、介護体制づくりに奔走するなかで、昨年は、わたしもこの時期にやるべき、「整える」がうまくいかなかったのだと思います。クリスマス後からダウンしたまま新年を迎え、3週間くらいも寝たり起きたりの生活に。脈診をしてくださる漢方医の先生のおかげで回復したのですが、思い返すと、新しいコラム連載、共著の出版など、新しい仕事を決めたあとでの父の認知症発覚だったので、昨年の夏至前から全力疾走していたのですね。ちゃんと休めていなかったなと反省したことでした。
とは言え、自分が休めば、他の家族が大変になるし、わたしはまだ3姉妹なので、誰かができないときは他の誰かと言うように融通も効きますが、これがひとりっ子でワンオペの方とかだったら、それは無理ですよね。実は、今月前半、父が急逝したのですが、こうなってみると、身体のことを考えて、「休まなきゃ」とブレーキをかけるより、思いのまま突っ走って、父のためにもっともっと動けばよかった、という後悔も生まれます。
「休む、休まない」の判断は、このようにとても難しいものですし、「休めない」場面はきっと、仕事に子育てに忙しい、『LEE』の読者の方のほうが多いはずですが、それでも、自分が休むことを否定しないことは大切だな、と思います。

ブーケ撮影/野口さとこ(@satoko.nog)
ブーケデザイン・制作/伊賀悠里子(竹中庭園緑化)
Staff Credit
text/Saya photo/岩城裕哉 cookies/and Bake
■Sayaさん著書情報
『わたしの風に乗る目覚めのレッスン―風の時代のレジリエンス』(Saya・大槻麻衣子 著/¥4400/説話社)
『占星術ブックガイド 星の道の歩き方、アストロロジャーとの対話集』(¥5500/説話社)
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Saya Saya
アストロロジー・ライター
1971年生まれ。おとめ座。現在は、京都で夫とふたり暮らし。雑誌連載のほか、オンライン講座や、ホロスコープ・リーディングのセッションを行う。著書に「星を味方につける生き方、暮らし方」(集英社)など多数。
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