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人生が変わる世界の一流の休み方

休んだはずなのに、休み明けがしんどい…そんなあなたに!

人生が変わる!「世界の一流の休み方」よい休日を過ごすために必要なものとは?私たちにもできる上質な休日の過ごし方

2025.08.25

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月曜日になんだかシャキッとしないあなたへ 

人生が変わる世界の一流の休み方

誰もが知るグローバル企業で活躍する人たちの休日の過ごし方。さぞすごいことに、もはや異次元!? と思いきや、私たちでもできることがたくさん。しっかりチャージできれば平日が充実、また休みも充実と、いいサイクルに!

Index
  1. 人生が変わる世界の一流の休み方
  2. 休んだはずなのに、休み明けシャッキリしないんです……
  3. 世界の一流は、休日にどうリフレッシュしている?
  4. 越川慎司さん
  5. 大事なのは「達成」と「承認」。これを感じられるとリフレッシュできます
  6. 休み上手になるキーワード3
    1. 1.ワークライフハーモニー
    2. 2.時間自律性
    3. 3.自己効力感
  7. まずはあなたの休み方をチェック!
  8. 休み明け元気になれる 休日にしたいこと8
    1. 1.「土日にしたいことメモ」を考えてみる。そのうちひとつでも達成できればOK
    2. 2. 10分でいいからデジタルデトックスをする。自分で時間を決めてやることが大事
    3. 3. 緑を見る量を15%増やす
    4. 4. お風呂にひとりで20分つかる
    5. 5. 睡眠実験。とりあえず7時間寝てみる
    6. 6. 趣味を見つける
    7. 7. 喫茶店でもオンラインコミュニティでも。サードプレイスを見つける
    8. 8. 読書をする。アートに触れる
  9. 何かを始めるときのコツ
    1. 1日「7分」でOK
    2. 「挑戦」ではなく「実験」。「実験」ならうまくいかなくてもいい
  10. なかなか時間がない人は「やめられること」を探してみる
  11. 【金曜日】の使い方で、週末が、1週間が変わります!
    1. 金曜の夕方に土日の計画を立てる
    2. 金曜の15時頃に1週間の振り返り=省察をしてやめてもいいことはないか考えてみる
    3. 土日を使い分けてみる
  12. チャレンジする【土曜日】、リフレッシュの【日曜日】。2種の休み方で、体はスッキリ、気持ちは爽快!
  13. 土曜日はこんな過ごし方
  14. 日曜日はこんな過ごし方
  15. これで休み明け、元気になりました!
  16. こんな場合、どうすればもっと上手に休めますか?
  17. 小学生、未就学児の子どもがいて、休日は子どものペースで過ごすため、自分の時間がまったくなく、むしろ平日のほうが時間があります。
    1. 子どもとの時間は大切なので休日はなるべく一緒に過ごしていますが、休日しかひとり時間も作れません。そのバランスをどう考えればいいでしょうか。
    2. 家族で取り組める小さな目標を立ててそれをみんなで「達成」しましょう
  18. 私以外の家族は休日!ですが、私は3食のごはん作りなど、いつも以上に家事の負担があり、不公平に感じます。お手伝いをお願いすると明らかにイヤそう。私も休みたいので家事負担を減らしたいです。
    1. プロセスをオープンにして伝えつつ、やらなくていいことも探してみて
  19. 休日なのに次の1週間を少しでも楽に過ごせるように平日の分の家事をこなしたり、段取りを考えたりするのにかなりの時間を使ってしまいます。
    1. 完璧主義をちょっとお休みしましょう。段取りを考えるのは、日曜の夕方以降に
  20. 平日は忙しい分、休日の前日はつい夜ふかしをしてしまいます。夜にしか自分ひとりの時間がとれない場合でも、やはり夜ふかしはよくないことでしょうか。
    1. "金曜日に早く寝る実験"で、翌日の調子を比較してみて
  21. フリーランスなので、休日も仕事のことがどうも切り離せません。しっかり休みたいのですが、どうすればよいでしょうか?
    1. しなくてもいいことを見つけましょう。Do more with less.です
  22. LEE100人隊が「世界の一流の休み方」やってみました!
    1. 休んだはずなのに、月曜日は充電70%な感じ
    2. 7時間しっかり寝て月曜もこのすっきり顔! デジタルデトックスの効果も
    3. 土日のほうが余裕がなく、休んだ感がありません
    4. 思いっきり遊ぶと気持ちが元気に! 自分時間の大切さも実感
  23. あわせて読みたい

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LEE100人隊の

休んだはずなのに、休み明けシャッキリしないんです……

日曜日の午後から気分が下がりぎみで、月曜日は特に寝起きが悪く、体が重いです。

TB みきちきさん

子どもの習い事の引率などで1日出ずっぱりということもあり、休んだ気がせず、体が重い、眠たいです。

No.084 たわさん

朝だけでなく夜まで、ぼんやり過ごしてしまいます。家事は必要最低限、ごはん作りも手抜きになりがち。

No.023 しーさん

週末は外出することが多く、平日のルーティンが崩れるからか、月曜の朝は疲れが残っていて、だるいです。

No.069 おなつさん

「起きなければいけないから起きるけど……気持ちがズーンと重い」(TB こももさん)、「目覚めがよくない。パっとふとんから出られません」(No.066 canaさん)。寝起きが悪い、体が重いという声は多数。「朝から家事、子どもの学校行事、自分のやりたいことなどフル稼働がよくないのかも、と思いつつ、平日はフルタイム勤務のためつい」(No.002 みなっこさん)、「週末に家族で出かけることが多いのでその疲れが響いて、週の真ん中よりしんどい気持ち(笑)」(TB ゆかりさん)。せっかくの休日!と頑張りすぎちゃうのもあるある。「休日は家族のごはんを3食作って、子どものやりたいことに付き合って、平日よりも忙しい!」(No.090 こうめさん)。休日のほうが時間がないのも、子育て世代ならではの難しさです。

休み明けから元気に働ける秘訣は? 

世界の一流は、休日にどうリフレッシュしている?

彼らの休み方には意外にも、簡単にまねできることがたくさんありました。小さくても充実感を繰り返し持つことで、私たちも上質な休日を過ごせます!

越川慎司さん

世界の一流の休み方をリサーチ

越川慎司さん

2005年にマイクロソフトに入社。業務執行役員となり、多くの世界の一流と交流を持つ。2017年、株式会社クロスリバーを設立。『世界の一流は「休日」に何をしているのか』(クロスメディア・パブリッシング)など著書多数。



大事なのは「達成」と「承認」。これを感じられるとリフレッシュできます

うまく休むって、一体なに? そもそも一流と私たちとでは立場が違いすぎて、同じようには休めないのでは?

 「私が出会った一流の中には、育児と仕事を両立させている"ワーママ"も多くいました。読者の中にもたくさんいらっしゃると思いますが、"ワーママ"の方々は時間の使い方がうまいですよね。そのスキルがあれば、休日も、ちょっとポイントを押さえるだけで充実させられるはず。ワークライフハーモニーという言葉がありますが(下記参照)、仕事と休日は相対するものではなく、よりよい人生のために調和すべきもの。上手に休めると、仕事のパフォーマンスも人生の満足度もグッと上がりますよ」

では、よい休日を過ごすために必要なものとは? それは、「達成」を積み上げることだそう。

 「まず『達成』を感じるには目標が必要です。10分本を読む、20分散歩をする、美術館に出かける。そんなことでいいんです。たとえ小さくても目標を立てて『達成』できれば、自分に対する『承認』が得られます。そうすると自己効力感(下記参照)が上がるんです。また重要なのが、時間を能動的に、自分で決めたことに使えているかどうか。"私が私のために時間を使っている"と感じられると、いい休養になるんですね。

世界の一流こそ実は、ごく小さな達成、小さな幸せを積み上げることをとても大事にしています。それが休日を、人生を充実させるための秘訣なんです」

越川慎司さん

いきなり大きな成功はありません。世界の一流は小さな達成、小さな幸せを積み上げることを大事にしています

休み上手になるキーワード3

1.ワークライフハーモニー

休日と仕事を切り離さず、調和させること
「ワークライフバランスという言葉は一般的になりました。ただ、これは"やじろべえ"のように、仕事とプライベートの均衡を保つという考え方。両者を切り離してとらえているんですね。対してワークライフハーモニーは、生活と仕事の調和を目指します。私生活、休日を楽しく、充実したものにできれば、ご機嫌に仕事にも向き合えて、両方のクオリティが上がる、というわけです」

ワークライフハーモニー イラスト

2.時間自律性

時間を自分で決めて使えているか
「誰かのペースに合わせて、またはなんとなく時間を過ごすと、仕事でも休みでも疲れませんか? 自分の時間を自分で決めて使えているか。これが時間自律性です。棚の上に自分の好きなもの、アクリルスタンドなんかを並べ、眺めて楽しむ。そんなことでもいいんです。短時間でも『自分の時間を自分で決めて使った』という実感を持てると、効果的な休養になります。時間自律性を意識できると、ダラダラと時間を過ごすことも防げますよ」

時間自律性 イラスト

3.自己効力感

「自分はできる」と自信を持つこと
「自己効力感とは『自分はできる』と、自分軸で自分の価値や能力に自信を持つこと。これは『10分だけ読書をする』と、すごく小さなことでいいので目標を決めて、それを達成することで養われます。ネガティブな感情を払拭して前に進み、より大きな目的を達成する原動力になるんです」

自己効力感 イラスト

まずはあなたの休み方をチェック!

□休日に何をしたか、いまいち覚えていない
□気づいたら日曜の夕方になっている
□スマホを見ていて、気づくと時間がたっている
□趣味がない
□職場と家以外の場所に行くことがあまりない
□休日は予定をフルで入れることが多い
□休日は家族のために頑張っている
□自分の時間を作るために、もっと工夫しないと、と思っている
□すっきり週末を迎えたくて、金曜日はギリギリまで頑張っている
□休み方が劇的に変わる、すごいアイデアがあるはずだ

Checklist イラスト

世界の一流も、こんなことやってます

休み明け元気になれる 休日にしたいこと8

上質な休みのために、今週末からできるのはこんなこと。どれも簡単なうえに、世界の一流のお墨付き。ぜひ気軽に試してみて!

1.「土日にしたいことメモ」を考えてみる。そのうちひとつでも達成できればOK

1「土日にしたいことメモ」を考えてみる。そのうちひとつでも達成できればOK

いつの間にか休日が終わってしまい、翌週に疲れを持ち越し。それは目標がないから起こる悲劇。「おすすめはメモをすること。あくまで"したいこと"ですよ。"するべきこと"ではないので注意してくださいね。それをひとつでも達成できたら、満足感と自己効力感が得られ、いい休日だったと実感できます」

2. 10分でいいからデジタルデトックスをする。自分で時間を決めてやることが大事

2 10分でいいからデジタルデトックスをする。自分で時間を決めてやることが大事

ダラダラとSNSを見ている間に、過ぎていく休日。これぞまさに、"何もしなかったのに疲れが取れない"休日の典型。「スマホを手から離し、デジタルデトックスをしましょう。ここで重要なのは、時間の長さではなく意思。『気づいたら30分見ていなかった』ではなく、『10分間、スマホを触らないと決めて、それをやりきった』という達成感なのです」

3. 緑を見る量を15%増やす

3 緑を見る量を15%増やす

視界から入る情報が多いと目が疲れ、脳も休まる暇がありません。「休日はぜひ、目も休ませてあげましょう。有効なのは、緑視率を増やすこと。視界に入るグリーンを15〜20%増やすと、自律神経が整うといわれています。公園に行くのもいいですし、室内の観葉植物でもOKですよ」

4. お風呂にひとりで20分つかる

お風呂は究極のプライベート空間。「長い時間でなくてもいいので、自分はこの時間を誰にもコントロールされず、自分のやりたいことのために使った、と実感しましょう。このとき、スマホは持ち込まず、同時にデジタルデトックスもしてしまいましょう。外からの余計な情報はシャットアウト。ゆったりリラックスし、自分だけの時間を楽しんで」

5. 睡眠実験。とりあえず7時間寝てみる

日本人の多くが、自覚のない人も含めて寝不足だそう。そこでおすすめは、7時間睡眠を試すこと。「寝るぞ!と決めて寝たなら、それもまた達成感につながります。実験感覚で『7時間寝ると、肌の調子も最高』なんて発見が学びにつながり、翌週から睡眠への意識が変わるかも」

6. 趣味を見つける

「趣味こそ、私が"休み方"に開眼したきっかけ。マイクロソフトのエグゼクティブに誘われてハーレーダビッドソンに乗ったとき、『一流たちはこの趣味があるから、平日の仕事を頑張れるんだ』と実感できたんです」。仕事とはまったく関係のない楽しみを持つこと。新しいことに出会ってワクワクし、楽しむことが自然に自己効力感を生み出すのです。

7. 喫茶店でもオンラインコミュニティでも。サードプレイスを見つける

7 喫茶店でもオンラインコミュニティでも。サードプレイスを見つける

自宅でも職場でもない第三の居場所では、"肩書きや役割を持たない自分"でいられる喜びがあり、そこで新たな価値観に出会えることも。「世界の一流たちも、仕事では接点のない人とのコミュニケーションで本来の自分を取り戻していました。特に難しく考えなくていいんですよ。子どもが習い事をしている間に、お気に入りの喫茶店でマスターに挨拶する、みたいなことで十分なんです。サードプレイスは、能動的に自分の時間を使う、時間自律性を感じられる場所でもありますね」

8. 読書をする。アートに触れる

8 読書をする。アートに触れる

「仕事は主に、論理的思考を得意とする左脳を使うことが多いもの。休日は意識して感覚的な右脳を刺激するアートに触れるのもいいでしょう。左脳寄りにはなりますが、仕事とは関係のない読書を楽しむのもいいですね」。休日に吸収したこれらの教養が、翌週からの仕事に新しい発想やいい影響を及ぼす。まさにワークライフハーモニーの実現です。

忙しいあなた、一歩踏み出せないあなたのための

何かを始めるときのコツ

1日「7分」でOK

「7分は1日のわずか0.5%。そう考えると、気楽になりませんか?」。7分だけ読書、7分だけ瞑想。目標を決めて達成することで、自己効力感も上がります。「ごく短い時間でも、自分のやりたいことを決めてやったという達成感、充実感を持つことが大切なのです」

「挑戦」ではなく「実験」。「実験」ならうまくいかなくてもいい

趣味やサードプレイス探し、目標を決めるのに躊躇する人もいるかもしれません。そんなときに思い浮かべたい言葉が「実験」です。「新しいことに『挑戦』となると成功か失敗かの2択になり、失敗したらどうしよう?と心のハードルが上がってしまいます。『実験』なら、ただ結果を『なるほど!』と受け入れればいいし、うまくいかなくてもそれも収穫になるんです。楽しかったら続けるくらいの気軽さで!」

なかなか時間がない人は「やめられること」を探してみる

「上質な休日を過ごそう、なんとか時間を作ろう」と、私たちはつい何か新たな工夫を足そうと考えがち。「でもそれより、"やめられること"を探すほうが簡単ですし、効果大です。私が勤めていたマイクロソフトでも、『Do more with less.(より少ない資源で、より多くのものに取り組む)』が徹底されていました。日本では経過や努力も評価されますが、結果につながらないものは、切り捨てる思いきりも必要。やめてもいいことって、探せばけっこうあるものですよ」

Do more with less.でいきましょう

越川慎司さん

【金曜日】の使い方で、週末が、1週間が変わります!

金曜の夕方から、一流の休日はすでに始まっている! 助走をつけて休みに突入すれば、めいっぱい休日を活用できるのです。

金曜日の使い方で、週末が、1週間が変わります

金曜の夕方に土日の計画を立てる

有意義な休日のために大切なのが、金曜に計画を立てること。「金曜に予定を考えておくことで、土日にあれもこれもとならず、計画的に過ごせます。また金曜にギリギリまで頑張る人も多いのですが、それで疲れ果てては元も子もありません。むしろ、仕事は途中で終わらせてOKです。未完了の事柄は記憶に残りやすく(ツァイガルニク効果)、人は未完の物事を早く処理したいから素早く行動する、といわれています。金曜にあえてやり残すことで、月曜にスタートダッシュがきくんですね。また金曜の夕方以降を、ジムや友人と会うなど"土曜に時間を取られたくない用事"に使うのもおすすめですよ」

金曜の15時頃に1週間の振り返り=省察をしてやめてもいいことはないか考えてみる

金曜夕方に、その週のことを振り返る"省察"の時間を作ってみて。「ここでぜひ、"やらなくてもよかったこと"はないか考えてください。作り込みすぎた資料、儀礼的メール……私が17万人ほどを調査したところ、平均で仕事における無駄が14%ほどあることがわかりました。PCやスマホで書き出すなんてことはしなくていいんです(それがまさに無駄!)。15分ほど、コーヒーでも飲みながらぼんやり振り返って。そうすると、翌週の仕事の効率が上がるはずです」

さらに休み上手になるために

土日を使い分けてみる

ここまでで、上質な休日の過ごし方は納得。するとつい、いろいろやりたくなるけれど……動き続けて疲れる前に、こんな提案!

チャレンジする【土曜日】、リフレッシュの【日曜日】。2種の休み方で、体はスッキリ、気持ちは爽快!

休日に体を動かしたり出かけたりはいいことですが、予定を入れすぎると気持ちは爽快になるものの、体の疲れが週明けにも……。そんな事態を避けるために、休日をアクティブ(動)とスタティック(静)に分けてみて。
「おすすめは、土曜は外に出て活動的に過ごす、新たな学びを得る、チャレンジデーに設定。対して日曜は、軽い運動や読書、ヨガなどで体とメンタル、脳を休ませるリフレッシュデーに。これにより、土日で効率よく、世界の一流が手に入れている〝教養〞と〝休養〞の2つを得ることができます。日曜にアクティブな予定があるときは、ちょっと早めに切り上げて、できれば夕方以降はクールダウンの時間をとって月曜を迎えましょう」
土曜になかなか余裕がなくても、とりあえずワークショップなどの申し込みをしちゃう!のもひとつのやり方。
「これは世界の一流もやってますね。また、日曜の彼らは読書のほか瞑想やヨガを取り入れ、〝何も考えない時間〞を意識して設定しています。脳科学的に見ると、人間の発想力が一番高まるのは何も考えない時間だそうですよ」

土曜日はこんな過ごし方

・家族みんなでキャンプに行く
・ワークショップなどで新たな学びを
・久しぶりの友人と食事を楽しむ

Saturday

日曜日はこんな過ごし方

・家族とのんびり映画を観る
・ヨガや瞑想などでマインドフルネス
・気になっていた本をじっくり読む

Sunday

LEE100人隊の

これで休み明け、元気になりました!

「休日の間に『私がやりたいことをやる、行きたいところに行く』をひとつでも入れるようにして、自分の機嫌を自分でとると、休み明けの調子がよく、頑張る気持ちに」(No.090 こうめさん)。時間自律性って大事!「瞑想。5分でも行うとすっきり」(No.035 suiさん)、「夜、早く寝る」(No.023 しーさん)、「呼吸に意識を向けながらの散歩。ゆっくりでもいいので少し体を動かすと、頭がすっきり」(No.002 みなっこさん)。睡眠とマインドフルネス、大事です。「日曜日に自分時間をもらい、サウナに行ってクタクタになって睡眠時間を長くとる」(TB おゆうさん)、「ゆっくりひとりでスーパー銭湯に行き、塩サウナに入る。1000円以下の贅沢!」(No.030 コポさん)。サウナはサードプレイスとして大人気。デジタルデトックスができるのも最高です!

Emiさんも言っていましたが、「決めて動く」ということ。出かけるならいつどこに行くか決める。ダラダラするならそう決める、金曜のうちに「土日は〇〇しよう」と私から家族に提案して予定を決めます。能動的に動ければ、何をしても充実感が得られる気がします。

TB さとささん

体を動かしたり、お風呂にゆっくりつかったり、芸術に触れたりするとリフレッシュできて、心身ともにいい状態でいられると感じます。

TB かおりんさん

心理学のオンラインコミュニティの雑談会・勉強会に参加する。安心安全な場で、思ったことを話すとすっきりして前向きな気持ちになります。

No.091 hiroさん

仕事のことは忘れる。週明けの急ぎの案件は自分宛にメールをして、出社したらすぐ思い出せるようにしておく。そうすることで週末の間、仕事について考えることが減りました。

No.037 まりきちさん

そうは言っても、いろいろ忙しいLEE世代

こんな場合、どうすればもっと上手に休めますか?

子どもは小さいし、休むと暮らしが回らなそうで不安だし。あれこれ事情のある私たちでも、ちゃんと休める方法ってあるのでしょうか?

1

小学生、未就学児の子どもがいて、休日は子どものペースで過ごすため、自分の時間がまったくなく、むしろ平日のほうが時間があります。

TB みぽぽさん

子どもとの時間は大切なので休日はなるべく一緒に過ごしていますが、休日しかひとり時間も作れません。そのバランスをどう考えればいいでしょうか。

No.080 コデマリさん

1

家族で取り組める小さな目標を立ててそれをみんなで「達成」しましょう

『いかにおいしくトーストを焼けるか』の実験をする

「ここで思い出したいのが、休み上手になるキーワードのひとつ、"時間自律性"。短い時間でいいので家族に子どもを任せるなどして、誰にもコントロールされない自分のための時間を持てるといいですね。それから、家族を巻き込んで家族全員の共通の目標を立てるのもおすすめ。『いかにおいしくトーストを焼けるか』の実験をする、みんなで朝ごはんを買いに行く、などのごく小さなことでいいんです。ささやかでも自分で立てた目標を達成することが、休日を充実したものにする秘訣です」

2

私以外の家族は休日!ですが、私は3食のごはん作りなど、いつも以上に家事の負担があり、不公平に感じます。お手伝いをお願いすると明らかにイヤそう。私も休みたいので家事負担を減らしたいです。

No.090 こうめさん

2

プロセスをオープンにして伝えつつ、やらなくていいことも探してみて

夕飯のおかずは一品減らしちゃう

「家事って、誰かがやっていてもその他の人は気づいてくれないというジレンマがありますよね。まず、黙ってやらずに『部屋がきれいなのは、私が午前中に掃除機をかけたから』など、家事のプロセスをオープンにしましょう。すると、『この快適な状態は、"家族の誰か"がやらないとキープできないんだ』とみんなが自覚。自然と手伝う気持ちがわいてくるかもしれません、あとは、掃除をするにしても毎回は階段の隅まではやらないとか、夕飯のおかずは一品減らしちゃうとか、7割程度の力で家事をしてみる。やめてもいいこと、いろいろあるかもしれませんよ」

3

休日なのに次の1週間を少しでも楽に過ごせるように平日の分の家事をこなしたり、段取りを考えたりするのにかなりの時間を使ってしまいます。

No.087 ととさん

3

完璧主義をちょっとお休みしましょう。段取りを考えるのは、日曜の夕方以降に

「きっとまじめな方で、完璧を求めてしまうんですよね。実は世界の一流たちで、完璧主義な人ってそんなにいないんですよ。引き算のうまい人、上手に手を抜ける人ばかりなんです。まず、そんなに完璧を求めなくても大抵のことは大丈夫! そして来週の準備をするにしても、日曜日の夕方〜夜だけにするのはどうでしょう。実はこれ、世界の一流もやっている方法。休みをしっかりとった後、日曜の夜にだけ軽くスイッチをオンにすることで、週明けからの動きがスムーズになるんです」

4

平日は忙しい分、休日の前日はつい夜ふかしをしてしまいます。夜にしか自分ひとりの時間がとれない場合でも、やはり夜ふかしはよくないことでしょうか。

No.054 さきさん

4

"金曜日に早く寝る実験"で、翌日の調子を比較してみて

「その気持ち、よくわかります。昔の私がまさにそのタイプでしたから(笑)。でも結局、翌日の午前中をつぶすことになったりするんですよね。ここは一度"金曜日に早く寝る実験"をしてみて、夜ふかししたときと、翌日の調子を比べてみてください。きっと早く寝るほうが次の日調子がいいね、と実感できるのではないでしょうか。したいことを、休日の朝にやるのもいいですね。夜よりも頭が冴えて生産性も高いですよ」

5

フリーランスなので、休日も仕事のことがどうも切り離せません。しっかり休みたいのですが、どうすればよいでしょうか?

No.012 ナツミさん

5

しなくてもいいことを見つけましょう。Do more with less.です

「フリーランスの方は時給の意識がすごく大事です。短い時間で成果を出して時給を上げるために、しなくてもいいことを探してみましょう。"Do more with less."です。仕事を効率化できれば、休みに仕事のことを考える時間も少なくできるのでは。また、私も経験があるのですが、アクセルを踏み続けていると、ある日ポキッと折れてしまう恐れも。疲れる前に休むほうが、長い目で見ればパフォーマンスも上がりますよ」

「チリも積もればマウンテン」です

越川慎司さん

「実はルー大柴さんが親戚でして」。というわけで、ルーさんの言葉を引用して、ごく小さな達成を積み上げることの大切さをあらためて

本当にリフレッシュできる!?

LEE100人隊が「世界の一流の休み方」やってみました!

では、いざ実践! 月曜日はなんだか体が重い、土日にいまひとつ休んだ感がないというおふたり、3週間で変わりましたか?

休んだはずなのに、月曜日は充電70%な感じ

No.029 Yukapoさん

No.029 Yukapoさん

月曜日は「また5日間が始まるのかー」と重い気持ち。朝、充電70%くらいの回復具合で起きることも。週末は予定を詰め込みすぎて疲れたり、特に何をするわけでもなく夜ふかししてしまったり、ダラダラ目的もなくスマホを触る時間が長くなってしまったり、です

土日にやりたいことメモ。

1.土日にやりたいことメモ。「やりたいことをひとつずつ達成して、成功体験を積み重ねる感覚を得られました。小さいことこそ大事だなと」

読書の時間も意識して。

2.読書の時間も意識して。「普段行かない図書館に行ってみて、あらためて読書の楽しさを実感!」

緑視率を高めるために、緑がいっぱいの牧場へ

3.緑視率を高めるために、緑がいっぱいの牧場へ

「7時間寝ることを意識。寝ることにフォーカスするために寝香水を取り入れました」

4.「7時間寝ることを意識。寝ることにフォーカスするために寝香水を取り入れました」

3 weeks later

7時間しっかり寝て月曜もこのすっきり顔! デジタルデトックスの効果も

No.029 Yukapoさん

寝る前にスマホを触らないようにして、入眠が早くなった気がします。また7時間寝る時間を確保するために、予定を詰め込みすぎないようになりました。そして7時間ちゃんと寝たらすっきり!(写真は7時間寝た月曜のすっきり顔です) デジタルデトックスも試してみると、お店でかかる音楽や鳥のさえずり、雨の音がよく耳に入ってきて新鮮でした。休日の間にエネルギーをしっかりチャージできるようになって、月曜日をポジティブに迎えられるように!

土日のほうが余裕がなく、休んだ感がありません

No.037 まりきちさん

No.037 まりきちさん

月曜日は「はあ、今日から会社か……」という気持ち。土日は家事育児でむしろ自分の時間がないため、よく寝ても、休んだ!という感じがあまりありません。夫に平日のお迎え、お風呂を完全にお願いしているので、週末まで子どもを見てもらうことに罪悪感も……

「TODOリストに、"時間があったらやりたいこと"も書くように」

1.「TODOリストに、"時間があったらやりたいこと"も書くように」

デジタルデトックスのついでに、続かなかったという3年日記を再開

2.デジタルデトックスのついでに、続かなかったという3年日記を再開

「日曜に子どもを夫に連れ出してもらって作り置き。集中できて達成感抜群!」

3.「日曜に子どもを夫に連れ出してもらって作り置き。集中できて達成感抜群!」

「寝かしつけ後、久しぶりにセルフネイルを。サッとワンカラー塗るだけでしたが、自分でやりたいことを決めて、自分のために実践できたことがよいリフレッシュに」

4.「寝かしつけ後、久しぶりにセルフネイルを。サッとワンカラー塗るだけでしたが、自分でやりたいことを決めて、自分のために実践できたことがよいリフレッシュに」

3 weeks later

思いっきり遊ぶと気持ちが元気に! 自分時間の大切さも実感

No.037 まりきちさん

いつもの週末は近場へのお出かけが多いのですが、土日の1日は遠出することに。疲れちゃうのではと心配だったのですが、子どもと一緒に思いっきり遊ぶことで気持ちが元気になれました。夫に子どもを連れ出してもらうのも「全然大丈夫だったよ」とのことで、新たな家事分担バランスの発見にも。寝かしつけ後すぐ家事をしていたところを、まず自分のための時間にすると、自分を大切にできている感じがして満たされました。これでいいんだと考え方も柔軟に!

Staff Credit

撮影/名和真紀子 イラストレーション/サトウリョウタロウ 取材・文/福山雅美
こちらは2025年LEE8・9合併号(7/7発売)「人生が変わる世界の一流の休み方」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(掲載当時)です。

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