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パリ・ストックホルム・東京「小さい家」で広々暮らす

スウェーデン在住、コーディネーター・ライター 大迫美樹さんのお宅

【ストックホルム、66㎡、1LDKの間取り】小さな空間でも快適!キッチン、ダイニング、リビングがひと続きの部屋

  • @homeLEE 私らしく建てる、心地よく暮らす

2025.07.25

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大好評企画 海外special

ストックホルムの「小さい家」で広々暮らす

【66㎡、1LDK、ストックホルム暮らし】小さな空間でも快適!壁がなく回遊できる間取り

スペースが狭いからこそ、そこで〝広々〞暮らすためのさまざまなアイデアが。毎回好評を得ている「小さい家」特集、今回はなんと、海外総力取材! ストックホルムで暮らす、コーディネーター・ライターの大迫美樹さんのお家を拝見させていただきました。間取りや収納の仕方にも、国による違いや工夫がありました。

【ストックホルム、66㎡のマンション】広さより大切なのは、移動しながら過ごせるオープンな間取り

大迫さんが部屋を決めるときにこだわったのは、"広さ"ではありませんでした。外したくなかった条件は2つ。

「まず、キッチンとダイニング、リビングがひと続きになっていること。そして、バルコニーがついていること。この条件がクリアできたら、小さな空間でも快適に暮らせると、過去の住まいでの経験からわかっていたんです」 

友人を招く機会の多い大迫さん夫妻は、この家になんと最多で40人ものゲストを招いたことがあるそう!

「寝室以外は区切りがないので、キッチンも含めて各々が好きなところでくつろぎつつ、空気を共有できます。雰囲気の違う空間を移動しながら過ごせるから、おしゃべりも弾んでホームパーティにぴったりなんですよ。ちなみに現状、私はダイニングで仕事をしていますが……独立した仕事部屋が欲しいと思いつつ、気分転換したくなったらふらっとリビングへ移動できる、この快適さも捨てがたくて」 

また、スウェーデンではバルコニーの有無で家の価格が変わるそう。「贅沢と思いつつ絶対バルコニーが欲しかったのは"もうひとつの部屋"と言えるほどの存在だから。朝食をとったり、アペロを楽しんだり。風を感じながらくつろいでいます」

大迫美樹さん

コーディネーター・ライター
大迫美樹さん

大迫さん夫妻

66㎡、1LDK、マンション、2人暮らし

雑誌や広告撮影などのコーディネーターやライターを務める大迫さんと、夫マッキャンさんの2人暮らし。自宅は10年ほど前に購入。現地の空気感が伝わるインスタグラム(mikikosmic)も好評。

インスタグラム:mikikosmic

キッチン、ダイニング、そしてリビングを気ままに回遊できる間取り

大迫さん宅の間取り

1942年築で「フンキス」と呼ばれる機能性を重視した建築スタイル。見晴らしのいい6階建てアパートメントの最上階。「キッチン、ダイニング、リビングの間に壁がなく回遊できるから、狭さを感じません」

1「ハンス J.ウェグナー」の椅子がお気に入り

「ジャン・プルーヴェ」のテーブルと、「ハンス J.ウェグナー」の椅子

ダイニングの壁付け棚はスウェーデン生まれの「ストリング」。テーブルは「ジャン・プルーヴェ」を長く愛用。

「椅子は『ハンス J.ウェグナー』のお気に入りで、さらに2脚増やす予定です」

2.ダイニングの窓辺には植物がずらり

窓辺には植物がずらり

「ストックホルムの長い冬にも、植物の存在が気持ちと空間を明るくしてくれます。とはいえ増えすぎですね(笑)」 



3.DIYしたキッチンカウンターは「イケア」の収納付き

DIYしたキッチンカウンター

キッチンカウンターはDIY。「イケア」の収納を3つ並べ、オーダーした天板をのせた。キャスター付きで移動できるのが便利。スツールは「HAY」。

4.バルコニーも、立派なくつろぎ空間

バルコニーも、立派なくつろぎ空間。「椅子とテーブルは、シンプルでデザインがいい雑貨や家具が手に入る『グラニート』で購入」

「椅子とテーブルは、シンプルでデザインがいい雑貨や家具が手に入る『グラニート』で購入」 

5.「ストリング」の棚には大好きな紅茶セットをならべて

キッチンのわきに壁付けした「ストリング」の棚にはお茶まわりのアイテムを並べて。「夫婦揃ってコーヒーより紅茶派なんです」

キッチンのわきに壁付けした「ストリング」の棚にはお茶まわりのアイテムを並べて。「夫婦揃ってコーヒーより紅茶派なんです」

6.「パンテラ」のフロアライトと、ゼブラ柄の「アルヴァ・アアルト」のソファが印象的なリビング

.「わが家では、アートや雑貨などは夫担当」。リビングの壁にはぎっしりとマッキャンさんセレクトのアートが。一方、家具は大迫さん担当。「パンテラ」のフロアライトやゼブラ柄の「アルヴァ・アアルト」のヴィンテージの一人掛けソファが。

「わが家では、アートや雑貨などは夫担当」。リビングの壁にはぎっしりとマッキャンさんセレクトのアートが。一方、家具は大迫さん担当。「パンテラ」のフロアライトやゼブラ柄の「アルヴァ・アアルト」のヴィンテージの一人掛けソファが。

大迫さん的

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カフェ「SVEDJAN BAGERI」

4年前に近所にできたカフェ「SVEDJAN BAGERI」。「パンもペストリーもとにかくおいしくて、ここなしの生活なんて考えられないほど!」

インスタグラム:svedjanbagerisoder

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Staff Credit

撮影/Markus Karlsson Frost 現地コーディネート/大迫美樹 描き文字・間取り図/佐伯ゆう子 取材・原文/福山雅美

こちらは2025年8・9月合併号(7/7発売)「パリ・ストックホルム・東京『小さい家』で広々暮らす」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(2025年8・9月合併号現在)です。

@homeLEE 私らしく建てる、心地よく暮らす

「私らしく建てる、心地よく暮らす」をテーマにリビング系コンテンツを集めました。ハウジング、インテリア、DIY、家電や雑貨からLEE100人隊家づくり部ブログ、通販など盛りだくさんでお届け!

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