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これ読んでよかった!
LEE100人隊 夏の"推し本"アワード

LEEwebでLEE100人隊の本の紹介は大盛り上がりのコンテンツ! そこで「この本、読んでよかった!」と心から思えた一冊について、心に刺さった理由や、本がくれた気づきを熱く語ってもらいました!

小説

1『スピノザの診察室』
夏川草介 水鈴社
「医療者の葛藤やライフスタイルに合わせた働き方、在宅医療の厳しさ、患者との心の通ったやりとり……。私自身が医療従事者なのですが、読むと心が洗われ、明日からまた頑張ろうと鼓舞される小説。違う職種の方にも読んでほしい一冊です」(No.035 suiさん)
2『あきない世傳 金と銀』
髙田 郁 ハルキ文庫
「今年NHK BSで実写版ドラマのシーズン2が放送された人気作。読み始めたらあっという間に自分も江戸時代へ。主人公・幸の優れた商才、縁と運を味方につけて奔走する姿に、本を閉じるときには『私も、謙虚に、全力で』と思わせてくれます」(No.017 みもざさん)
3『香君』
上橋菜穂子 文春文庫
人並外れた嗅覚を持つ少女が、活神である香君とともに世界の危機に立ち向かうファンタジー小説。「現実でも起こりうる食糧問題や国同士のかかわりなどの大すじに加え、登場人物たちの葛藤も描かれているので、視点を変えて何度でも楽しめます」(No.023 しーさん)
4『カフネ』
阿部暁子 講談社
2025年本屋大賞受賞の話題作。弟を亡くした姉が、弟の元恋人が勤務する家事代行サービス会社を手伝い、食を通じて絆を深めていく。「食事や掃除など日々の家事が生きる基礎になると気づかされました。現代の社会問題にも触れられる作品」(No.052 あおさん)
5『水車小屋のネネ』
津村記久子 毎日新聞出版
姉妹としゃべる鳥、支え合う人々の40年を描く長編小説。「18歳と8歳の姉妹を、周囲の大人たちが、押しつけがましさのない距離感で静かに見守る様子が心地いい。終盤になると物語が終わるのがさみしくて。ずっと姉妹を見ていたい気持ちに」(No.088 いちこさん)
6『木曜日にはココアを』
青山美智子 宝島社文庫
「子どもが生まれ、小説からは遠ざかっていましたが、たまたま購入したこちらは短編集で読みやすくて。喫茶店の一杯のココアから始まり、すべてのお話がつながっていくので、手を止めずに読み切れました。人が人を思うって素敵と素直に思えます」(No.091 hiroさん)
7『対岸の家事』
朱野帰子 講談社文庫
「今現在、自分が専業主婦であるという立場で感じる育児や家事の悩みにリンクする内容。働いていないことを周囲と比較してしまう自分、そんなモヤモヤとした気持ちに寄り添ってくれて。読むことで、日常も大切にしていきたいと思えました」(No.056 ayuさん)
まだまだおすすめしたい!
●「『幸福な食卓』(瀬尾まいこ・講談社文庫)。瀬尾さんの本はどれも心がポカポカして大好きですが、家族のあり方について書かれた中ではこちらが逸品」(No.016 Umiさん)
●「『店長がバカすぎて』『新! 店長がバカすぎて』(早見和真・ハルキ文庫)がめちゃくちゃおもしろい! 書店員の主人公が、理不尽な職場環境や"バカすぎる"店長に翻弄されながらも、仕事や人生に向き合っていく姿が描かれています」(No.099 aimiさん)
●「『わたしを離さないで』(カズオ・イシグロ〈著〉、土屋政雄〈翻訳〉・早川書房)。科学技術の進歩に、心がある人間がどう向き合っていけばよいか考えさせられる一冊です」(No.033 ゆかりんごさん)
Staff Credit
撮影/那須野友暉 スタイリスト/西森 萌 イラストレーション/taro 取材・文/高見澤恵美
こちらは2025年LEE8・9月合併号(7/7発売)「LEE100人隊 夏の推し本アワード」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(掲載当時)です。
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