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人生が変わる世界の一流の休み方

これは「挑戦」ではなく「実験」。「実験」ならうまくいかなくてもいい!

休み明け元気になれる!休日にしたい8つのこと【人生が変わる休み方】

2025.07.13

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月曜日になんだかシャキッとしないあなたへ 

人生が変わる世界の一流の休み方

人生が変わる世界の一流の休み方

誰もが知るグローバル企業で活躍する人たちの休日の過ごし方。さぞすごいことに、もはや異次元!? と思いきや、私たちでもできることがたくさん。しっかりチャージできれば平日が充実、また休みも充実と、いいサイクルに!

Index
  1. 人生が変わる世界の一流の休み方
  2. 休み明け元気になれる 休日にしたいこと8
  3. 越川慎司さん
  4. 1.「土日にしたいことメモ」を考えてみる。そのうちひとつでも達成できればOK
  5. 2. 10分でいいからデジタルデトックスをする。自分で時間を決めてやることが大事
  6. 3. 緑を見る量を15%増やす
  7. 4. お風呂にひとりで20分つかる
  8. 5. 睡眠実験。とりあえず7時間寝てみる
  9. 6. 趣味を見つける
  10. 7. 喫茶店でもオンラインコミュニティでも。サードプレイスを見つける
  11. 8. 読書をする。アートに触れる
  12. 何かを始めるときTips
    1. 1日「7分」でOK
    2. 「挑戦」ではなく「実験」。「実験」ならうまくいかなくてもいい
  13. なかなか時間がない人は「やめられること」を探してみる
    1. Do more with less.でいきましょう
  14. あわせて読みたい

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世界の一流も、こんなことやってます

休み明け元気になれる 休日にしたいこと8

上質な休みのために、今週末からできるのはこんなこと。どれも簡単なうえに、世界の一流のお墨付き。ぜひ気軽に試してみて!

越川慎司さん

世界の一流の休み方をリサーチ

越川慎司さん

2005年にマイクロソフトに入社。業務執行役員となり、多くの世界の一流と交流を持つ。2017年、株式会社クロスリバーを設立。『世界の一流は「休日」に何をしているのか』(クロスメディア・パブリッシング)など著書多数。

1.「土日にしたいことメモ」を考えてみる。そのうちひとつでも達成できればOK

1「土日にしたいことメモ」を考えてみる。そのうちひとつでも達成できればOK

いつの間にか休日が終わってしまい、翌週に疲れを持ち越し。それは目標がないから起こる悲劇。「おすすめはメモをすること。あくまで"したいこと"ですよ。"するべきこと"ではないので注意してくださいね。それをひとつでも達成できたら、満足感と自己効力感が得られ、いい休日だったと実感できます」



2. 10分でいいからデジタルデトックスをする。自分で時間を決めてやることが大事

2 10分でいいからデジタルデトックスをする。自分で時間を決めてやることが大事

ダラダラとSNSを見ている間に、過ぎていく休日。これぞまさに、"何もしなかったのに疲れが取れない"休日の典型。「スマホを手から離し、デジタルデトックスをしましょう。ここで重要なのは、時間の長さではなく意思。『気づいたら30分見ていなかった』ではなく、『10分間、スマホを触らないと決めて、それをやりきった』という達成感なのです」

3. 緑を見る量を15%増やす

3 緑を見る量を15%増やす

視界から入る情報が多いと目が疲れ、脳も休まる暇がありません。「休日はぜひ、目も休ませてあげましょう。有効なのは、緑視率を増やすこと。視界に入るグリーンを15〜20%増やすと、自律神経が整うといわれています。公園に行くのもいいですし、室内の観葉植物でもOKですよ」

4. お風呂にひとりで20分つかる

お風呂は究極のプライベート空間。「長い時間でなくてもいいので、自分はこの時間を誰にもコントロールされず、自分のやりたいことのために使った、と実感しましょう。このとき、スマホは持ち込まず、同時にデジタルデトックスもしてしまいましょう。外からの余計な情報はシャットアウト。ゆったりリラックスし、自分だけの時間を楽しんで」

5. 睡眠実験。とりあえず7時間寝てみる

日本人の多くが、自覚のない人も含めて寝不足だそう。そこでおすすめは、7時間睡眠を試すこと。「寝るぞ!と決めて寝たなら、それもまた達成感につながります。実験感覚で『7時間寝ると、肌の調子も最高』なんて発見が学びにつながり、翌週から睡眠への意識が変わるかも」

6. 趣味を見つける

「趣味こそ、私が"休み方"に開眼したきっかけ。マイクロソフトのエグゼクティブに誘われてハーレーダビッドソンに乗ったとき、『一流たちはこの趣味があるから、平日の仕事を頑張れるんだ』と実感できたんです」。仕事とはまったく関係のない楽しみを持つこと。新しいことに出会ってワクワクし、楽しむことが自然に自己効力感を生み出すのです。

7. 喫茶店でもオンラインコミュニティでも。サードプレイスを見つける

7 喫茶店でもオンラインコミュニティでも。サードプレイスを見つける

自宅でも職場でもない第三の居場所では、"肩書きや役割を持たない自分"でいられる喜びがあり、そこで新たな価値観に出会えることも。「世界の一流たちも、仕事では接点のない人とのコミュニケーションで本来の自分を取り戻していました。特に難しく考えなくていいんですよ。子どもが習い事をしている間に、お気に入りの喫茶店でマスターに挨拶する、みたいなことで十分なんです。サードプレイスは、能動的に自分の時間を使う、時間自律性を感じられる場所でもありますね」

8. 読書をする。アートに触れる

8 読書をする。アートに触れる

「仕事は主に、論理的思考を得意とする左脳を使うことが多いもの。休日は意識して感覚的な右脳を刺激するアートに触れるのもいいでしょう。左脳寄りにはなりますが、仕事とは関係のない読書を楽しむのもいいですね」。休日に吸収したこれらの教養が、翌週からの仕事に新しい発想やいい影響を及ぼす。まさにワークライフハーモニーの実現です。

忙しいあなた、一歩踏み出せないあなたのための

何かを始めるときTips

1日「7分」でOK

「7分は1日のわずか0.5%。そう考えると、気楽になりませんか?」。7分だけ読書、7分だけ瞑想。目標を決めて達成することで、自己効力感も上がります。「ごく短い時間でも、自分のやりたいことを決めてやったという達成感、充実感を持つことが大切なのです」

「挑戦」ではなく「実験」。「実験」ならうまくいかなくてもいい

趣味やサードプレイス探し、目標を決めるのに躊躇する人もいるかもしれません。そんなときに思い浮かべたい言葉が「実験」です。「新しいことに『挑戦』となると成功か失敗かの2択になり、失敗したらどうしよう?と心のハードルが上がってしまいます。『実験』なら、ただ結果を『なるほど!』と受け入れればいいし、うまくいかなくてもそれも収穫になるんです。楽しかったら続けるくらいの気軽さで!」

なかなか時間がない人は「やめられること」を探してみる

「上質な休日を過ごそう、なんとか時間を作ろう」と、私たちはつい何か新たな工夫を足そうと考えがち。「でもそれより、"やめられること"を探すほうが簡単ですし、効果大です。私が勤めていたマイクロソフトでも、『Do more with less.(より少ない資源で、より多くのものに取り組む)』が徹底されていました。日本では経過や努力も評価されますが、結果につながらないものは、切り捨てる思いきりも必要。やめてもいいことって、探せばけっこうあるものですよ」

Do more with less.でいきましょう

越川慎司さん

Staff Credit

撮影/名和真紀子 イラストレーション/サトウリョウタロウ 取材・文/福山雅美
こちらは2025年LEE8・9合併号(7/7発売)「人生が変わる世界の一流の休み方」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(掲載当時)です。

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