今やファッションアイテムとして欠かせないリュックですが、ともするとラフすぎたり、子供っぽく見えたりすることも。
そこで私服のリュックコーデにも定評のある人気スタイリスト、吉村友希さんが、LEE世代にふさわしい選び方、合わせ方をレクチャー。たった3つのポイントを押さえるだけで、目指したい上品バランスが手に入ります!
吉村さんのプライベートリュックコーデを拝見!
あぜ編みの白ニットとヴィンテージライクな小花柄の揺れスカートを合わせた今年らしいモノトーンコーデに、マックパックのザックをプラス。カーキがさし色的な役割を担って。
「ニットのカジュアルなムードと合わせているので、リュックのテイストとは対極なフェミニンなスカートでもしっくりはまります」
吉村さんも愛用中の人気モデル『カウリ クラシック』。「アズテック HP キャンバス」という特殊生地による優れた耐久性や、内側に9つ、外側に3つと充実したポケットで実用性の高さも太鼓判!シックなカーキも◎。
リュック(51×35×19)¥16000/ザ・ノース・フェイス3(マーチ)(マックパック) ニット¥23000/アストラット 青山店(アストラット) パンツ¥14000/アクアガール丸の内(アクアガール) バングル¥56000/フラッパーズ(シンパシー オブ ソウル スタイル) 手に持ったコート/スタイリスト私物
リュックを大人っぽく持つための 吉村さん的ルール3 |
吉村さん自身も実践しているリュックスタイルに欠かせない3カ条。いつもの服に何気なく合わせられて、しかも大人っぽく決まる方法がここに!
rule_1
シックなくすみカラーorきれいめディテールの黒を選ぶ
「グレーやカーキ、ベージュといったくすみカラーは、ストラップやファスナーのタブに黒がきいているものを選ぶとスタイリッシュな印象に。また、万能ながら過度なメンズっぽさや無骨さが強調されがちな黒ベースのリュックは、すっきりとしたフォルムときれい見えするディテールを重視。ボリュームのあるザックタイプでも、女性らしく今っぽく持つことができます」
(右)ハンドルと底部分に配したスエードが、重厚な黒に映える『バリスティック 22L』。独特なボリューム感が素敵です。リュック(51×34×28)¥56000/エフアイエルトウキョウ(ビズビム)
(左)マットなグレーの『デイリーデイパック』。3つの外ポケットはオープンタイプ、面ファスナー、ファスナーと仕様が異なり、細かい荷物の収納に便利。リュック(45×33×12)¥16000/エバーグリーンワークス(スタンダードサプライ)
rule_2
リュックの形と"一番上に着ている服"のテイストは常にリンク
「"きれいめ"か"カジュアル"か。パッと見たときに強く印象に残るのは、一番上に着ている服。そのリュックと接する服とのテイストを合わせることで着こなしにぐんと統一感が出て、より大人な雰囲気が醸し出せます。ミリタリージャケットならメンズライクなザック系、トレンチコートならやわらかさのあるデイパックと、ざっくりとした判断で大丈夫!ほかのアイテムのことを考えなくても上手にまとまります」
上品さがきわだつネイビーとグレーの組み合わせ。きちんと感のあるトレンチに淡いグレーが優しくなじみます。白多めなインナーで軽やかに!
リュック(45×33×12)¥16000/エバーグリーンワークス(スタンダードサプライ) コート¥49000(3月下旬以降展開予定)/インターリブ(サクラ) カットソー¥11000/エーピー ストゥディオ ニュウマン シンジュク スカート¥13000/アクアガール丸の内 靴¥19000/コンバース トウキョウ 青山 リング¥18000/リフラティ シップス ルミネ横浜店(シンパシー オブ ソウル スタイル) 靴下¥1500/リフラティ シップス ららぽーと立川立飛店(グレン・クライド)
カーキジャケットと黒リュックで辛口に。ニット帽や時計でコーデに黒をちりばめれば、リュックの印象が孤立せず、リンク感アップ。
リュック(51×34×28)¥56000/エフアイエルトウキョウ(ビズビム) ジャケット¥32000/コンバース トウキョウ青山 カットソー¥7400/ザ・ノース・フェイス3(マーチ)(ザ・ノース・フェイス) パンツ¥15000/アンルート 二子玉川 帽子¥4800/カシラショールーム(カシラ) 時計¥40000/ミューズ ドゥ ドゥーズィエムクラス 表参道店(ラーソンアンドジェニングス) ブレスレット¥15000・リング¥8000/フラッパーズ(シンパシー オブ ソウル スタイル)
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底がお尻の真ん中になるようにリュックを調整
「両肩にきちんとストラップを通して背負うときに気をつけたいのが、リュックの底部分の位置です。上すぎると幼く、下すぎるとどことなくルーズに見えてしまい、せっかく大人っぽく見える色選びや着こなしをしても台なしに。私のおすすめは、お尻の真ん中あたりにリュックの底がくる位置。身長や体型に加え、ボトムの丈感やリュックのサイズ感も問わず適応してくれる、鉄板バランスです」
“定番ワードローブのひとつ”ととらえることが、大人見えの近道に!
「ここで紹介した3つのルールは、すべて私が一年中実践しているもの。これまで"カジュアルすぎる"とリュックに苦手意識を持っていた方でも、きっときれいに、大人っぽく持ちこなせると思います!」
次回は、吉村さんイチ押し、"本格ザック"&"きれいめデイパック"をご紹介します。
撮影/須藤敬一(モデル)草間大輔(impress+)(物)ヘア&メイク/吉岡美幸 スタイリスト/吉村友希 モデル/ナオ 取材・原文/鈴木絵美 撮影協力/tokyo bike
※商品の価格は本体価格(税抜き:2017年3/7発売LEE4月号現在)で表示しています。
※( )内の数字はリュックのサイズを表し、縦×横×マチで、単位は㎝です。
詳しくは2017年3/7発売LEE4月号に掲載しています。 [最新号] 試し読み・定期購読はこちら
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みずたま