最新カナダ通信−「On」のスニーカが初めて欲しくなった話＆「スリフトショップ」って？ ／スタイリスト福田麻琴

ポッドキャスト＆Voicyで配信中♪

カナダの福田麻琴さん＆東京のLEEweb副編集長内海がゆるトーク。福田さん書き下ろし収録裏話も！

カナダ・バンクーバーに親子留学中の人気スタイリストの福田麻琴さんと東京のLEEweb副編集長内海が、大人のおしゃれについてのアレコレをゆるりとお話するポッドキャスト、毎週土曜日20時配信です。本日配信第111回では移住1カ月を経た福田さんがカナダ生活をレポート。東京で活躍していた頃とライフスタイルが変化し、それに伴い福田さんの装いにも変化が？　詳しく番組で。さらに福田さんの書き下ろし収録裏話を本ページ下部に掲載（スクロールして読んでください）、番組とともにお楽しみください！

福田麻琴さんの書き下ろし収録裏話

移住しててんやわんやの1ヶ月間。最近気になるのは…

さてさて、福田はバンクーバーにやって来てやっと一ヶ月が経ちました。
こちらはまだ朝晩は寒く、ジャケットがないと震えます。
天気がいい日は本当に気持ちよくて、今は移住してきてよかったなぁと心から思ってます。秋冬もそう思っていられるかは自信ないけどさ。

この一ヶ月の思い出は…あれ？何してたんだっけ？？
小学校や銀行との英語でのメールのやり取りに混乱し、洗濯機やオーブンの使い方がわからず奮闘し、ただひたすら朝昼晩のご飯を作り続けた一ヶ月。
こうして机に向かっている今も指先からニンニクの香りがします（笑）
なんでしょうねぇ、飢えさせてはいけない！という母心だけが発動していましたねぇ。
本能でしょうか。
とにかくてんやわんやな1ヶ月間。
そんな毎日の中でもふと心にホッとする出来事があったりしまして。
今回はハートウォーミングなお話です。

チャリティーを目的としたリサイクルショップ「スリフトショップ」

子供の送り迎えがあるのでとにかく毎日歩いています。
だから身体的にはものすごく健康！最高！
朝送って行ったら帰りは一人なので、毎回違う道で帰ったり、遠回りして帰ったりしながら土地感覚を養っていますが、スーパー以外に気になるお店の一つに「スリフトショップ」というものがあります。結構いろんなところにあるんです。
それは古着屋さんのような出立ちで、おしゃれだったり、そうじゃなかったり、です。
そしてそこではなんでも売っている。
もう無理だろう…という状態のスニーカー。新品だけど謎の時代の鍋。アンティーク風ワイングラス。スキー板。ヘルメット。どこかの誰かのポートレイト…。
何でも屋さんです。
そしてこのスリフトショップとは寄付で成り立っているそうです。
いらないものを寄付して、必要な誰かが買って、その売り上げを寄付する、というサイクル。素晴らしいじゃないですか！
なので働いている人もボランティだったりすると聞きました。

お店によってもルールが違うと思いますが、単純にいいサイクル、いい社会だなぁと。
近所のコミュニティセンターには使わなくなったものを置く棚や冷蔵庫まであって、封がしてあれば食べ物もこちらに寄付できます。
これまた近所にある大きめな鳥小屋だなぁと思っていた棚はLittle Free Libraryという本棚でした。
ご自由にどうぞ、です。
これはどれもリユースという考え方がこの街に根付いている証拠。