自分自身のために着る甘い服の魅力
【浜島直子さん連載】vol.5 何でもない日も、「フリル」があれば
-

浜島直子
2025.05.28
Hamaji’s Love Letter
はまじのおしゃれへのラブレター♡
vol.
5
何でもない日も、「フリル」があれば
しばらく遠ざかっていたフリルのブラウスに、今再び、向かい合えるようになったはまじ。年を重ねた今だからこそ、自分自身のために着る甘い服の魅力は、格別だと語ります。
Brand: TOUJOURS
袖を通すだけで気持ちが上がる感じ! これぞフリルブラウスの醍醐味です。“特別”じゃなく、あくまでも“日常”に。いつものパンツや白Tと一緒に、自分らしく楽しめたらいいな。
Hamaji

「前回の連載でこれと同じブラウスの白を着たことで、私のフリル愛に再び火がつきました。衿元から前立てにかけて、惜しみなくフリルをあしらったトゥジューの定番シャツブラウス。ブルーのリネン素材ならどこかボーイッシュだから、私のようにフリルから遠ざかっていた人も、再挑戦しやすいのではないでしょうか。インに白Tを重ねるのも、カジュアル派にとっては、とても有効ですね」(浜島直子さん)
Brand: MADISON BLUE
小さな子どもが、ピアノの発表会に着ていくようなフリル衿とフリル袖。“おじさん”っぽい太いパンツと着こなせば、ほら! 途端に、普段着のバランスになるんです。
Hamaji

「太いパンツの流行も、フリル復活の決め手になりました。特にコンパクトなサイズ感のフリルブラウスと太パンツの相性は抜群。自分らしいバランスで着こなせる名コンビです」(浜島直子さん)
Brand: crinkle crinkle crinkle
真っ白のフリルブラウスを、サスペンダーパンツに合わせて、とっておきのおしゃれをして。どこに行くでもなくいつものお店へ。こんな贅沢な日常って、最高だね。
Hamaji


「大人がガーリーなフリル衿をちらつかせながらラーメンをすする。そんな小さな夢が叶いました(実はここは、友人一家が営む中華料理店。私の夢のために、無理を言ってロケをさせていただきました。本当にありがとう!)。こんな日常って、なんて楽しいんだろうって思える、幸せな瞬間です。小さめのフリル衿、柔らかなコットン素材、たっぷりとした袖。着る人の体型を選ばない一枚だと思います」(浜島直子さん)
Brand: Curensology
黒のフリルブラウスなら、大胆な甘さもどこか辛口に着地。お天気のハプニングも味方につけて、今日という1日を全力でエンジョイしよう!
Hamaji

「フリルの大衿にレースをあしらった、大胆な甘さのブラウス。でもどこか辛口に収まるのは、黒を選んだおかげ。カーゴパンツとのワンツーコーデがこんなにも華やかになるなんて、フリルブラウスは偉大ですね。頭にスカーフを巻きたくなっちゃうのも、フリルブラウスのパワーでしょうか。写真に白く写っているのは、実は撮影の日に降った雪。こうして見ると桜の花びらのようで、なんだかムード満点です(笑)」(浜島直子さん)
『デニム』をテーマにした前回の連載で、ブルーのワイドデニムに白のフリルブラウスを合わせた着こなしがありました。とびきりフェミニンな一枚に袖を通した瞬間、「あっ。私って、フリルが大好きだったんだ」と、昔の記憶が不意に蘇って。帰宅後、オンラインショップで、そのフリルブラウスを購入したのです。昔はあんなに好きだったフリルのブラウスを、大人になるにつれて、なぜか避けるようになっていました。もしかしたら、甘さ=媚びという感覚を、無意識に持ってしまっていたのかもしれません。そう。今ならこの甘さを素直に受け止められる。“周りに向ける”ためではなく、“自分自身が楽しむ”ために。今回、フリルのブラウスを連載のテーマに選んだのは、その強い気持ちから。フリルを“特別な日”じゃなく、毎日の“生活圏内”で着たいという想いも実現! ご近所の中華料理屋さんや、昔ながらのお店でのロケが叶いました。春のある日の撮影でしたが、季節外れの雪が降ったのもご愛嬌(笑)。予期せぬ小さなハプニングだって、大好きなフリルと一緒なら、笑顔で受け止められる気がします。
Love Hamaji

浜島直子
Naoko Hamajima
モデル
1976年、北海道生まれ。18歳でモデルデビュー。雑誌や広告等で活躍を続ける。ラジオ番組のパートナーや、TV番組のコメンテーターとしても活動するほか、絵本やエッセイ本も上梓。マルチな才能を多方面で発揮する。子育てママのライフスタイルを反映した感度の高い私服スタイルが、LEE読者からの支持を集めている。新刊エッセイ本『キドアイラク譚』(扶桑社)が大好評発売中。
Staff Credit
撮影/東 京祐 ヘア/左右田実樹 メイク/小森由貴 スタイリスト/石上美津江 モデル/浜島直子 取材・文/磯部安伽 撮影協力/ボヘミアンズ・ギルド 龍朋 谷中せんべい信泉堂
こちらは2025年LEE6月号(5/7発売)「はまじのおしゃれへのラブレター♡」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(掲載当時)です。
FASHIONの新着記事
この記事へのコメント( 0 )
※ コメントにはメンバー登録が必要です。
















