いま読んでいる本や読書習慣について教えてもらいました!
お笑い芸人・誠子さんのカバンに入ってる本は?「1日1行でも読めれば、心が満たされるのでOK」
2025.08.11
芸人、俳優、脚本家……忙しいあの人は、何をいつ読んでる?
「今日カバンに入ってる本」何ですか?

本を読みたくてもなかなか時間が取れない毎日。だからこそ、素敵な人たちが「どんな本を」「どうやって」楽しんでいるのかが気になります。お笑い芸人 誠子さんに、忙しい中でも夢中になって読んでいる本や読書習慣について教えてもらいました!
大好きな本は何度も読み返し、自分の成長を確認しています
お笑い芸人 誠子さん

「好きな作品は何度も読み返すタイプ」という誠子さん。今回おすすめしてくれた恩田陸さんの作品も、初めて手にしたのは高校生の頃。
「作中に“一番簡単なことが一番難しくて、でも一番素敵なことだ”というようなフレーズがあるのですが、10代の頃はさらっと受け止めていました。ところが30代で読み返すと、本当にそのとおりだなと心に響きましたね。また恩田さんの小説は、学園もの、ミステリー、近年では芸術の世界に生きる人たちを追ったものなど、ジャンルが本当に幅広い! 私もトークライブ、料理、ライフスタイルブランドのプロデュース、落語などさまざまな活動をしているので、恩田さんの挑戦を重ね続ける執筆への姿勢も尊敬しています」。
小説はもちろん、落語家・柳家喬太郎さんのインタビュー本、石田ゆり子さんのライフスタイル本、神崎恵さんの美容本と愛読書のジャンルは数知れず! 忙しい日々の中、どうやって読む時間を作っていますか?
「1日1行でも読めれば、心が満たされるのでOKとして、いつも本を持ち歩いて読む行為自体へのハードルを下げています。慌ただしく過ごす自分の心を、フラットな状態へと切り替えてくれるのが読書のよさですね」
Today’s Book
『夜のピクニック』恩田 陸 新潮社

高校生の繊細な感情が詰まった、色あせない名作
全校生徒が夜通しかけて80キロを歩き通す「歩行祭」。主人公の貴子は、誰にも言えない秘密を清算するためにこの学校行事に挑む――。過去には映画化もされた青春小説の名作。「歩行祭という現実的なイベントと、小説らしいミステリアスな展開との共存が、何度読んでも居心地のいい一冊です」。本を持ち歩くバッグは森田MIW×楠橋紋織のコラボブランド・moritaMIWのトート。大好きな友人からの贈り物とか。
Staff Credit
撮影/砂原 文 ヘア&メイク/杉山えみ スタイリスト/小林真珠 取材・文/石井絵里
こちらは2025年LEE4月号(3/7発売)「「今日カバンに入ってる本」何ですか?」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(掲載当時)です。
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