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私の脳内図

娘にも、自分で考えることを大切に生きていってほしいと思ってます

【鈴木えみさんインタビュー】家族との時間はもちろん、猫のお世話、食、ひとり時間も充実させたい!

2025.01.27

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マルチタスク時代の頭の中は忙しい!

私の脳内図

10代の頃からカリスマモデルとして活躍してきた鈴木えみさんも、今やLEE世代(30代・40代)。「すっごく仲よし」という娘さんとの関係や、自身が取り組む性教育の活動など、彼女が今考えていることに迫りました。

鈴木えみさん〈モデル〉

娘の成長とともに、私も変化中。彼女が生きる社会をよりよくできたらと、動き始めています

鈴木えみさん

すずき・えみ●1985年生まれ、京都府出身。14歳で『SEVENTEEN』の専属モデルとしてデビュー。『MAQUIA』をはじめ多くの美容誌やファッション誌で活躍中。自身のブランド「Lautashi」ではファッションデザイナーとしても活動している。11歳の娘の母。

Instagram:emisuzuki_official
公式サイト:https://www.stardust.co.jp/talent/section1/suzukiemi/

「幼少期からのいのちの授業 Family Heart Talks」

「幼少期からのいのちの授業 Family Heart Talks」

性教育の普及を目指したサポート団体で、鈴木さんの発案により、2024年発足。自身がナビゲーターを務め、助産師などのプロから、親子で性教育の基礎知識が学べるイベントを開催。活動の詳細や今後の予定はInstagramから。

鈴木えみさんの私の脳内図

興味の幅は広いほう。家族との時間はもちろん、猫のお世話、食、ひとり時間も充実させたい!

鈴木えみさんの私の脳内図

「いつも中心にあるのは娘や家族、仕事のこと。だけど同居している4匹の猫も愛おしい。それぞれ、性格が違うんですよ。食はおいしいものを、親しい人たちと囲んでいただく時間が好き。そして食べ物と健康、美容には密な関係があると思うので、自分の体の声を聞きながら食材を選んでいます。完全にひとりの時間はスマホのパズルゲームに没頭しています」

鈴木えみさん
トップス¥63800・スカート¥85800/ブランドニュース(シー ニューヨーク) チョーカー¥85800/エスケーパーズ アナザーワールド(ソフィー ブハイ) 靴¥91300/ショールーム セッション(ヘリュー)

圧倒的な存在感と美しさを誇るモデルとして、10代の頃から第一線で活躍し続ける鈴木えみさん。プライベートでは、11歳の女の子の母親でもあります。「頭の中を占めていることは?」と聞くと、「やっぱり娘のことになりますね。今の私の毎日は、彼女のマネージャー状態です」と、笑顔で答えてくれました。

「娘は好奇心いっぱいで、いろんなことに挑戦したいタイプ。平日は学校のクラブ活動で合唱とバレーボールをやり、週末には、ピアノ、英語、ダンスを習っています。学校は、行事やイベントなども多く、親の私はPTA的な活動に参加することも。『最近の小学生は忙しいな~』と思いつつ、娘がやりたいことをバックアップする日々は、充実していますね」

娘さんが成長するにつれ、鈴木さんの子育てへの意識も、どんどん変わってきていると言います。

「彼女を産んでからしばらくしては、命を守ることに精一杯でした。ありがたいことにすくすくと成長してくれて。ある程度自立できるようになった今は、彼女がいずれ私と夫の手元を離れて社会へ出ていくための、基礎固めの時期かなと。11歳ともなると、親に相談してくる内容も、人付き合いについてとか、大人と変わらないんですよ。どんなときでも彼女の個性を尊重し、同じ目線で考えるようにしています。そのうえで、人とのやり取りの中で疑問が出た場合は、我慢せずに『なんで?』と聞くこと、そして違和感を覚えることには『NO』と言う勇気や判断力を持って、とも伝えていますね」

そう語る根底には、鈴木さん自身の経験も大きいのだとか。

「私は中学2年生でモデルの仕事を始めたので、今の娘の年齢と、そんなに変わらないんですよね。あの頃は『もう、大人だし!』って思っていたけれども、幼かったなあ(笑)。それでも子どもながらにいろんなことを決断し、前へ進んできました。心にモヤモヤが生まれたら、紙に書き出して整理していた時期もありましたね。私自身の自立が早かったせいか、娘にも、自分で考えることを大切に生きていってほしいと思ってます」

そんな鈴木さんが、“親子で考えていきたいこと”として取り組み始めたのが、性教育。自身の呼びかけにより起ち上げたトークイベント「Family Heart Talks」は、都内のみならず、熊本でも開催されるなど、その輪を広げています。

「性教育って学校で教わるものかと思っていたけれど、現実はそうではなくて。今の日本の教育では、家庭で教えなければいけないことなんだと気づいたときに、問題意識が生まれました。というのも、私たちの世代ってちゃんとした性教育やセックスの説明を受けて育ってきていないし、ひと昔前の価値観に縛られていることもたくさん。各家庭で伝える内容も、間違っているかもしれない。それならば助産師さんや医師の方など命のプロをお招きし、みんなで学べる場を作ろう、と。教育と構えすぎず、みんなが気軽に集まれるイベントを目指しています」

その行動力は天性のもの?

「そうなのかも。ひらめきをかたちにするのが大好きなんです。これは最近の話なのですが、いつも使っているスキンケアアイテムからピンときて、気がつけばメーカーさんに連絡を取り、新商品開発の提案をしていました(笑)。挑戦してつまずいても、それも経験。何事もゴールではなく人生の途中なんだから、失敗しても当たり前じゃない?という気持ちが、常にあります」

毎日をアグレッシブに生きる鈴木さんの、息抜き方法は?

「家族旅行ですね。“サイコロを3回転がすと旅先が出る日本地図”を使い、娘と一緒にどこへ行くかを決めています。つい最近は、家族で伊勢志摩へ。何も予定を立てず、着いてから『ねえ、どうする?』って。すごくワクワクするし、新たな世界が広がりますよ」


Staff Credit

撮影/柴田フミコ ヘア&メイク/福岡玲衣(W) スタイリスト/高野麻子 イラストレーション/オザキエミ 取材・原文/石井絵里
こちらは2025年LEE1・2月合併号(12/6発売)「私の脳内図」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(掲載当時)です。

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