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【2024年“買ってよかったもの”】 年間100種類以上を試す藤原千秋が選ぶ「ベストバイ掃除グッズ」発表!

  • 藤原千秋

2024.12.26

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年間100〜150種類を試用、約四半世紀のライター歴で使った家事掃除グッズは(かなり少なく見積もって)1500種類以上。
そんな藤原千秋の2024年ベストバイ、LEEwebでご紹介するモノはこんなラインナップになりました!

今年、私が感じた時流・キーワードは「時短」「無香」「ほどほど」
ぜひ、肩の力を抜いて、気楽に、便利な道具をお試しくださいね。

Index
  1. matsukiyo/アルカリ電解水クリーナー
  2. リンレイ/つやピカ フローリングクリーナー・フローリングコート
  3. ダイソー/ハイカーボン入ヘラ
  4. 花王/マジックリンEX POWER 水アカ用スプレー
  5. 無印良品/おしゃれ着用洗剤
  6. あわせて読みたい

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01

暮らしの洗剤部門

matsukiyo/アルカリ電解水クリーナー

ダイニングテーブルは、わが家では食事のみならず、中学生の勉強机として、大きい娘たちのメイクテーブルとして(?)も大活躍。いつも誰かがいて、しっかり汚れます。

だから、この電解水クリーナーが登場してからは、もう出しっぱなし。ペン跡、消しかす、食べこぼし、メイクこぼし、手垢……なんでも拭き取れるし、とにかくボトルの存在が訴えないんですね。透明で、どシンプル!

「アルカリ電解水」というのは、電気分解して液性をアルカリ性にした水のこと。界面活性剤を含まず、泡立たず、二度拭き要らず。住まいに付着する頻度の多い油、脂系の汚れ全般に効果を発揮します。ダイニングのみならず、キッチンでもコンロ周りや作業台などなど様々な掃除に使える。

併用するのは使い捨てのペーパーでも良し、マイクロファイバークロスでもよし。汎用性が高いうえにスプレーなので扱いやすい。

インテリアは大事にしたいけど、日々のお掃除はラクにしたい。そんなニーズにぴったり合致する一品です。近所のマツキヨで買い足せて購入しやすいのも、忙しい身にはポイント高し。無香です。

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02&03

住まいのケア部門

リンレイ/つやピカ フローリングクリーナー・フローリングコート

床に新聞紙などの紙を張って、その上で普通に少し動き回ってみるとわかるのですが、あっという間に破れます!(子どもの書き初め練習の際に実感)。
それくらい床というのは、重くて動きの激しい私たちの存在だけからもものすごい負荷を受け続けている場所なのですよね。まったく意識していないことがほとんどだと思いますが。

当然、ジワジワと、年数を重ねるにつれ、しっかりと劣化してしまう。だからこそコーティングする意義がある!

これ、半分、洗面所で自分の肌をケアしながら思っていることですけど、床もしっかり汚れを落としてからのコーティングすると見違えるようになるんです。でも特別にバケツとか雑巾とか用意しながらやるのは億劫ですが、これはどちらもスプレーで済むから、だいぶ楽ちん

もちろんまだ床が傷んでいないうちからこまめに拭き掃除とコートを心がければ劣化速度も遅らせられるというもの。でもある程度傷んでしまってからも効果があるし、むしろやった結果がわかりやすい。

わが家(築23年!)のような、ある程度築年数の経った住まいのキッチン床やトイレなど水回り、リビングの窓周りなど紫外線にやられやすい箇所にこそ、絶賛おすすめです。

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04

掃除道具部門

ダイソー/ハイカーボン入ヘラ

掃除が好きな人なら、すでに気づいているかも知れません。とにかく、住まいのあちこちの掃除に「ヘラ」という道具が大活躍するということ。

私もこの連載で数年前、別メーカーの「ヘラ」をご紹介したことがあるくらいですが、ダイソーのこのヘラのラインナップが優秀なんです。工具売り場に置かれていることが多いので、あまり目にしていない方もいるかも知れませんが。

まず、薄くて、硬い。けど、金属のヘラほど危険ではなく、軽くて、扱いやすい。

例えばシールの貼り跡のノリを剥がしたい。何か、こびりついた汚れを冷蔵庫から取り剥がしたい。お風呂場椅子の固くて粘る水垢のようなもの。このハイカーボン入ヘラを寝かせて、カリカリと削り剥がしてみて。

取れる取れる。落ちる落ちる。全然チカラを入れることなく。面白いように剥がせるのです。

もう、こんな道具が110円だなんて……。ヘラは幅の違いで数種類ありますので、自分の手に合ったものをぜひ選んで。これまで落とせなかった家の中のいろんな汚れに挑んでみてください。



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05

水周り洗剤部門

花王/マジックリンEX POWER 水アカ用スプレー

お風呂掃除の指南をするときにいつも悩ましかったのが「混ぜるな危険」のこと。

時短流行りの世の中ですから、まじめな人ほど水垢掃除とカビ取りを同時ないしは連続的にやっちゃう。一気にやっちゃう。で、具合が悪くなったという報告をしばしば耳にしていました。ほんと危ない。でも暮れなど忙しいときにはやりたくなっちゃいますよね。

「マジックリンEX POWER」のラインナップは今年、2024年の10月に登場したばかりの新しいものですが、この水アカ用スプレーは、液性が酸性なのに「混ぜるな危険」じゃないのです。びっくり。アルカリ性の次亜塩素酸ナトリウム系のカビ取り剤と併用しても大丈夫とのこと。斬新すぎる。

浴室掃除のみならず、白いカリカリの水アカにやられがちな場所って住まいに数多いので、そこここで汚れ落とししたくなってしまいますね。酸性洗剤にありがちな独特の酸っぱい臭いもなく、洗剤臭も無香です。

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06

洗濯洗剤部門

無印良品/おしゃれ着用洗剤

実は切っても切れない「お掃除」と「洗濯」との関係。だって住まいの中にはホウキや掃除機では掃除しきれないファブリック類がたくさん。それらをきれいにするには洗濯、あるいは拭き洗いといった「掃除」が不可欠だからです。

そんなインテリアファブリック、デリケートな布ものの洗濯の相棒が「中性のおしゃれ着用洗剤」というもの。そこに今まであるようでなかった「無香」タイがMUJIブランドにあらわれました。

これが本当に使い勝手が良くて。汚れ落ちや洗い上がりの風合いが良いのは当然として、残り香ゼロなのが、尊い。

せっかくお部屋にお気に入りのアロマを使いたいのに、ファブリックから余計な香りがしてケンカになってしまったら残念です。使ってびっくり、リピートして納得。個人的にも手放せない一品になってしまいました。

年末年始も優秀なグッズに頼って、ラクして掃除しよう

とにかく、生きているんですから住まいを「絶対汚さないように」暮らすなんて無理だし、「徹底的に」掃除したところですぐ元通りになるのも「自然」なんです。だからほどほどに、でも、手早く、できるならラクに。それでよし。

人の知恵もテクノロジーも進んでいるなあ、進歩しているなあと感じる、こんな新しいグッズと過ごす年の瀬。皆さんもぜひこれらの使い勝手を味わいながら、楽しくお正月をお迎えくださいね。


LEE本誌や、LEEwebでも大活躍中の家事スペシャリスト、藤原千秋さん。早目に知っておくと安心な“おそうじ”の豆知識や実践テクを、季節先取りでお届けします。次回もお楽しみに!

藤原千秋 Chiaki Fujiwara

住生活ジャーナリスト、ライター

掃除、暮らしまわりの記事を執筆。企業のアドバイザー、広告などにも携わる。3女の母。著監修書に『この一冊ですべてがわかる! 家事のきほん新事典』(朝日新聞出版)など多数。LEEweb「暮らしのヒント」でも育児や趣味のコラムを公開。

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