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Sayaの12星座 星占い「星ごよみ」

<12月21日~1月19日の運勢/Sayaの星占い>「人とのつながり」が、燃え尽きていたわたしたちをもう一度、立ち上がらせてくれる【今月の12星座運勢「星ごよみ」】

  • Saya

2025.01.06 更新日:2025.01.20

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01.06up! 「わたしのきものSTORY」20を更新しました。
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SUN SIGN IN CAPRICORN(太陽がやぎ座に)

やぎ座

12月21日の冬至に太陽がやぎ座に入ります。

やぎ座には11月20日まで、変容の星・冥王星が滞在していたのですが、長年、がんばり続けてきた人ほど、「もうがんばれない」という気持ちになったのがこのひと月だったと思います。それこそ、わたしのまわりでは、子どもから大人まで、そんな声が聞かれていました。

でも、これからのひと月は、「もう一度がんばってみよう」という前向きさが出てくる時期です。ただ、それは以前のようなガムシャラながんばりやミラクルな結果を求めるものではなく、もっと地道なものだと思います。

またこれまでと違うのは、愛と美の星・金星、冥王星がみずがめ座にあるなか、「つながり合い、連携し合い、助け合おう」という空気があることです。そう言った「人とのつながり」が、燃え尽きていたわたしたちをもう一度、立ち上がらせてくれるのですね。

ただクリスマス頃は、コミュニケーションに難が生じやすいですが、大晦日のやぎ座の新月になると、生活にリズムが出てくるはずです。

1月になると、3日に金星がうお座へ。ここには境界を溶かす星・海王星、現実化とルールの星・土星も滞在しています。「共感や理解」を強く求めるようになるでしょう。6日には「逆行」中の火星がかに座に戻り、「安全」を求めるように。それが最大に高まるのは14日のかに座の満月です。

この間、思考や伝達の星・水星がやぎ座に入る8日頃からは、さらに地道さを大事にする思考回路になっていきそう。節約精神も高まるはず。また12日にはドラゴンヘッド(太陽の軌道と月の軌道の交点)がうお座に入るので、「共感や理解」から来る「癒し」を求める風潮も出てくるでしょう。8日には境界を溶かす星・海王星がうお座で「順行」。不安な気持ちも落ち着いていくなか、15日にはふたご座で満月が。16日には水星がいて座で「順行」。ふたご座には拡大と保護の星・木星もあります。ニュースが入ってくるなど明らかになることがあり、混乱のなかに光が見えてくるような、希望が感じられるタイミングです。

運がよくなる大人のきもの遊び

12.21up!
「わたしのきものSTORY」19
お茶のお呼ばれが増える冬。苦手なフォーマルにも頭を悩ませて

11月からの炉の季節には、お茶関係のお呼ばれが増えることは以前にも書きましたが、となると、紬でもよいお稽古と違い、もう少し改まったきものの出番が増えてくるのが冬の初めです。

普段のお茶会ですと、色無地に有職文様の袋帯などを付けておけば問題なし、ということはだんだんわかってくるので、ワードローブとしてそれらが揃ってきたら、あまり悩むことはありません。

わたしの場合はリユースで揃えているのに身幅も裄もあるので、気に入った色めや地紋の色無地で、「身幅も裄もあるから、お直しすれば着られる! 」となるちょうどよいものを探すのが大変だっただけ。普通体型の方は、それほど苦労なく見つけられると思います。また有職文様などお茶席に合う袋帯にしても、探せばそれなりに手に入れやすいお値段の、きれいなものが見つかります。そもそも、きものは普段に着ない方がほとんど。リユースとは言え、一張羅として、箪笥に保存されていて、なかには未使用のままというものも多いのです。

ただ、初めのうち、頭を悩ませたのが茶道の初釜という、新年、初めて先生にご挨拶に行く機会。先生は黒留袖などを着られているし、社中のみなさんも華やかな訪問着だったりします。ちなみに、留袖は、裾まわりにだけ柄が入っている格の高いきもの。訪問着は上半身にも柄があり、縫い目で途切れず、ひとつの絵になっている絵羽模様のきものです。のちのちレンタルの方もいるとわかってきましたし、まったく無理しなくてよいというのがわたしの先生のお考えなので、もちろんリユースで探そうと思ったのですが、紬ならまだしも、フォーマルの感覚がまるでわからなかったのでした。きものですから、リユースであっても数万はするものなので、欲しくないものも買いたくないし、妥協したくないというわけで、夜な夜なきもののオンラインショップのパトロールをしていたものです。

森林文様の江戸小紋の色留袖
森林文様の江戸小紋の色留袖。小宮康孝さんという作家のものです。

そんな迷いの最中、初めに購入したのは、ヴィンテージの作家ものの江戸小紋の色留袖。フォーマルなきものでは、背にある紋によって、格が決まるものなのですが、これはひとつ紋で、訪問着のように着られるタイプでした。森林文様というのでしょうか。本来のお茶席らしさとは違うとは思ったのですが、針葉樹林のような柄にひと目惚れして、吉祥文様の松や菊などを配した袋帯を合わせて、数年前の初釜に着ていきました。

昨年の、新年すぐのお茶会に着たのは、光琳文様(江戸時代に尾形光琳が考案した図案)の訪問着。吉祥文様に施されたきらきらした刺しゅうがすばらしいのですが、これも未使用品で出ているのをとてもお安く見つけたもの。初めの年は合う袋帯がなくて、手もちのもので出かけたのですが、その後、もう少し豪華で合うものを手に入れたので、次にこの組み合わせで出かけられる機会が楽しみです。

今度のお正月は、初釜とされる料亭でのフォーマルな茶会にはスケジュールが合わずにお邪魔できず、新年すぐのもう少しカジュアルな茶会にだけご挨拶に行こうと思っています。こちらは爽やかに、レモンイエローに近い色無地に有職文様の袋帯にしようかなと考えています。

リユースやヴィンテージだと、新品よりぐっと低予算で、ワードローブとしてのきものを揃えられるので、こんなふうに、TPOできものを着分けることも可能になるのですよね。そうして、練習を重ねた先に、いつかは素敵な訪問着を誂えられる日が来るといいなあと思うところです。

二十四節気のきものワードローブ「冬至」

きものコーディネート撮影/野口さとこ @satoko.nog
協力/きもの丸洗い・着付け 石原かおり @kao_rin616

「冬至」のきもの

一年で一番、日が短い冬至。

太陽が出ている間は起きて、沈んだら眠るわたしたちも、冬至前は、パワーが落ちてくるものです。

今日、紹介するきものは、コラムのほうでも書いた、光琳文様の訪問着と袋帯。

京都の呉服屋さん、「えちごや」さんのオンラインショップでいただいた「染の川勝」さんのものです。

「えちごや」さんは、以前もこの連載でご紹介したことがありますが、もともと百貨店の外商を中心にされていたとかで、とても良心的なお値段で、未使用品や一度か二度しか着用されていないような、新品同様のおきものを出してくださっています。

とくに、訪問着や付け下げ、色無地などフォーマル〜セミフォーマルのきものが豊富なのは嬉しい点です。

また年に何度かセールもあって、50パーセントオフなんていうこともあるのです。

そんなわけで、場合によっては、4、5万の予算であっても、きものと帯を揃えることもできるのが本当にありがたいところです。

お直しもしてくださるので、卒入学式や結婚式などで着るきものを探しているときなど、いろいろ相談してみるとよいと思います。

帯揚げと帯締めは、千成堂着物店さんで。

京ごふく えちごや
https://www.echigoya-kyoto.com

千成堂着物店
https://www.sennarido-kimono.com/

01.06up!
「わたしのきものSTORY」20
吉祥文様のお正月の帯を今年も着られる喜び

新しい年になりました。みなさんにはいかがお過ごしでしょうか。

わたしは今、京都に住んでいるわけですが、オンタイムで書いて出すというウェブの星占いの繁忙期は、12月から1月にかけて。そんなわけで、わたしは星占いの執筆が続き、夫も仕事が忙しいために、お正月のわが家は帰省することもなく、まったく通常どおりの運行です。

せめて、きものでも着て、ちょっとはお正月らしくしようかと、自宅で江戸小紋のきものに宝尽くしの名古屋帯を締めたりするくらいです。それでも、きものを着ると、あら不思議……楽しい気分になって、よい年を過ごせるような気分になるのだから、きものっておもしろい、ありがたいものですね。

わたしがここ数年、お正月になると引っ張り出す宝尽くしの名古屋帯は、京都・茶山の骨董屋さん、正尚堂さんでいただいたもの。まだ着付けを習う前にお邪魔して、練習用に袷の紬や博多の名古屋帯を購入したとき、「宝尽くし」という名前に惹かれて、ついでにいただいたアンティーク品です。

わたしは大正時代のきものや銘仙のきものより、産地ものの工芸的な雰囲気のもののほうが好きなので、アンティークのきものを買うことはないのですが、帯は、織りや刺しゅうのていねいな仕事ぶりに惹かれて、その後も時折、買ってしまいます。わたしのワードローブでは出番という意味ではあまりないので、普段はないコレクション欲が、きものや帯になると刺激されてしまうのかもしれませんね。

0106
宝尽くしのアンティークの帯。隙間なくみっちりと織られていて、「宝ものがいっぱい」という気分になりますね。

また、「宝尽くし」という言葉にも、なんだかワクワクしてしまうのです。打出の小槌や巾着、巻軸、隠れ蓑など、宝物をこれでもかと詰め込んだ文様で、お正月にはとくに好まれる吉祥文様です。吉祥文様は、縁起がいいとされる文様のこと。

前回もちょっと触れましたが、きものやお茶など日本の伝統の世界では、お正月はおめでたいもの。健やかに新しい年を迎えられることがすばらしいわけですから、それで、ご挨拶の場などでも、吉祥文様のきものや帯を身につけて、次なる1年の無病息災を祈るわけなのですね。他には亀甲、鶴、熨斗、彩綾形、鳳凰、花の丸、松竹梅、七宝、扇などがあり、これらは1年を通じて着られるものです。ただ、訪問着や袋帯などは、そもそも吉祥文様のものが多いわけで、あまり難しく考えないでもいいのですが……。

最近、京都の暮らしを提案する町屋さんを取材する機会があり、京都の暮らしのなかにある〝家族が無事で過ごせることへの祈り〟に気づいて、ハッとするということがありました。きものも同じ。同じ帯を出して、同じ装いができること自体、今年も一年、健康で、平穏な生活を送れたことを象徴していますよね。

わたし自身、若い頃はいろいろな刺激が欲しかったものだけれど、今は、感情や感覚が動きすぎると、すぐくたびれてしまいます。実は、今は、五十肩で右肩の可動域が狭いために、きものを着られること自体、毎回、とてもありがたく感じてしまいます。年齢は確実に取っていくものだけれども、感謝と祈りを忘れずに過ごしていけたらな、と思います。



二十四節気のきものワードローブ「小寒」

きものコーディネート撮影/野口さとこ @satoko.nog
協力/きもの丸洗い・着付け 石原かおり @kao_rin616

0106sayaさん

お正月には改まった場が多いものですが、今日、ご紹介するのは、前回も少しお話しした、江戸小紋のひとつ紋の色留袖を使ったコーディネートです。

江戸小紋は、一方向の型染めのきもので、細かな柄が一面に染められ、一見、無地にも見えるほど。

柄の付け方や背中の紋の入れ方などで、セミフォーマル〜フォーマルな場にも着ていけるのが特徴です。

留袖とは、上半身にも柄のある訪問着とは違い、裾周りにだけ柄付けがされている、格の高いきもののこと。

黒留袖と色留袖がありますが、地色が黒い黒留袖は、既婚者だけが着用できるとされ、結婚式などでも、もてなし側の正装です。

色留袖は、未婚者でも着用できます。

こちらはひとつ紋なので、訪問着のように、どんな場でも着ていけそうで選んだもの。

江戸小紋の作家、小宮康孝さんの作品で、リユースと言うより、ヴィンテージだと思います。

とは言え、とてもお安かったのですが、楽天市場の「平和屋」さんでひと目ぼれして、購入しました。

合わせたのは、喜多川俵二さんの九寸名古屋帯。

喜多川俵二さんは500年続く織屋、俵屋さんの当主で、「有職織物」の技術保持者であり、人間国宝だそうです。

帯の制作は、現在はされていないと言い、つまり、こちらもヴィンテージなのですが、「銀座かわの屋」さんで、そんなにお高くなくいただいたもの。

向松喰鶴文と呼ばれる有職文様で、ペルシャから渡ってきた花喰い鳥の文様を、平安時代に和風にアレンジしたものだとか。

お茶席にも来ていけそうで、選んでみました。

故人であったり、制作をやめられたりという方たちのお品がヴィンテージとして、お求めやすい値段で出ているのは、本当にありがたいことだな、と思います。

平和屋楽天市場店
https://www.rakuten.co.jp/heiwaya/

銀座かわの屋
https://www.kawanoya.co.jp

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Staff Credit

photo/岩城裕哉 cookies/and Bake text/Saya

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『占星術ブックガイド 星の道の歩き方、アストロロジャーとの対話集』
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Saya Saya

アストロロジー・ライター

1971年生まれ。おとめ座。現在は、京都で夫とふたり暮らし。雑誌連載のほか、オンライン講座や、ホロスコープ・リーディングのセッションを行う。著書に「星を味方につける生き方、暮らし方」(集英社)など多数。

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