LEE100人隊の質問に回答!
高山都さんに質問!「年齢が上がるとともに気をつけていることは?」【ALL私服】
-
高山 都
2025.01.10
ALL私服!
モデル 高山 都さんのセンス磨きの極意とは?
"自分軸"によって選び抜かれた、感度の高いファッションスタイルが常に注目を集める高山都さん。進化を続ける彼女のセンスの源とは? LEE100人隊から寄せられた質問を通して、都さんのセンス磨きの極意に迫ります!
高山都さんにLEE100人隊から「年齢に合ったファッションについて」の質問です!
1
「私はつい最近40歳になったのですが、都さんは年齢が上がるとともにファッションで気をつけていることはありますか?」(LEE100人隊 No.048 AYAさん)
カジュアルこそ、年齢に合わせたアップデートが必要です
体が泳ぐデニムのオーバーオールは、10代の頃から着ている、私のトレードマークのようなアイテムです。このオーバーオールも、実は30代から着ている10年選手。ただ、着こなしが変わらないと古い人に見えてしまうから、年齢に合わせたアップデートは怠りません。大好きなカジュアルを、ずっとずっと素敵に楽しむために。
高山都さん
Overall:HOLIDAY
Blouse:TEIJA
Stole:Joshua Ellis
Bag:STRATHBERRY
Shoes:Gianvito Rossi
「今シーズンなら、旬のシアーブラウスをインに着て、鮮度と女らしさをプラスします。大人はオーバーオールに例えばリュックなんかを合わせてしまうと、どこかチグハグな印象に。小さめのハンドバッグなら、華やぎも加わってとても有効だと思います。足元はバレエシューズやヒール靴をコーディネート。小物使いに少し気を使うだけで、カジュアルなオーバーオールが一気に大人向きに」
実は同じオーバーオール、今から8年前はこんなふうに着てました
「8年前の私! オーバーオールもまだピカピカです。この頃は、コンパクトなリブのタンクトップを合わせて、全身にメリハリを出す着こなしをよくしていました。バッグも小さめ、靴もフラット。今と大きくルールは変わっていませんが、やはり時代を感じますね」
長所も短所も、自分自身を知ることがセンスを磨く第一歩
センスがいい人はみんな、自分自身をよく知っています。たとえ高級な服や、名品と呼ばれるもの、流行のアイテムを身につけていたとしても、自分自身に引き寄せきれていなければ、それらはただの"モノ"。センスがいい人って、服と自分が一体化していて、その人らしくなっているって思うんです。そのためには、自分の長所や短所に向き合うことが不可欠です。例えば私は、背が高いほうではありません。だったら、衿の出し方とか肌を見せる分量とか、Vネックの角度に至るまで、バランスよく見える技をとことん研究すればいい。10年以上着続けることで、自分の得意アイテムになったオーバーオールやワンピースは、年齢やトレンドに合わせて、少しずつ変えていくといい。そんなふうに時間をかけて、ひとつひとつ丁寧に考えていったんです。
今回、読者の方からたくさんの質問が届いていると伺いました。私の経験が、その人らしいセンスを磨くきっかけに少しでもなれたらうれしいです。
モデル 高山 都さん
高山都さん
Miyako Takayama
モデル
1982年生まれ、大阪府出身。19歳で上京後、本格的にモデル業を開始し、雑誌や広告等で活躍。執筆やブランドディレクションにも才能を発揮。11月には4年ぶりのエッセイ本『高山都、もの語り ひとりごと、ふたりごと』(宝島社)を上梓
Staff Credit
モデル・スタイリング/高山 都 撮影/須藤敬一 ヘア&メイク/森野友香子(Perle Management) 取材・原文/磯部安伽 撮影協力/小林真珠 ※掲載アイテムはすべて高山さん私物です。
こちらは2025年1・2月合併号(12/6発売)「一生もののおしゃれセンスの磨き方」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(2025年1・2月合併号現在)です。
この記事へのコメント( 0 )
※ コメントにはメンバー登録が必要です。