LEE100人隊の質問に回答!
【高山都さんALL私服】小柄さんが着るオーバーサイズや、苦手なアイテムの着こなし方を教えて!
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高山 都
2025.01.06
ALL私服!
モデル 高山 都さんのセンス磨きの極意とは?
"自分軸"によって選び抜かれた、感度の高いファッションスタイルが常に注目を集める高山都さん。進化を続ける彼女のセンスの源とは? LEE100人隊から寄せられた質問を通して、都さんのセンス磨きの極意に迫ります!
高山都さんにLEE100人隊から「コーデをバランスよく見せるコツについて」質問です!
1
「高山さんは身長が高いわけではないのに、どのコーデもバランスがよくて、どうしたらそんなふうに着こなせるのでしょう?」(LEE100人隊 TB ゆめいさん)
2
「ぶかっとしたデニムをとてもバランスよくはかれているのでマネしたい!」(LEE100人隊 No.069 おなつさん)
小柄さんが着るオーバーサイズって可愛い。怖がらないで!
古着屋さんでアルバイトをしていたからか、昔からメンズサイズの軍パンやGジャンを着ることに抵抗がなく、それらをどうやってバランスよく見せようかとずっと研究していました。オーバーサイズ服をバランスよく着られていると思ってもらえるのは、そのおかげかもしれません。小柄な人が着るブカブカの服って、本当に可愛い! メリハリをつけて着れば大丈夫だから、怖がらないでチャレンジしてほしいなって思います。
高山都さん
Style
01
Big Coat
ビッグアウター×細身パンツで"キノコ形バランス"に
Coat:Maison Margiela
knit & Bag:LEMAIRE
T-shirt & Pants:Oblada
Knit cap:KIJIMA TAKAYUKI
Necklace:rippmonster
Shoes:DRIES VAN NOTEN
「昨シーズン購入したユニセックスのオーバーサイズコート。ドロップショルダーだから、肩が合っていなくてもちゃんと決まるんです。このアウターを着たとき、ボトムまでブカブカにするととたんに難易度が上がってしまう。パンツは細身を選び、キノコ形のバランスを目指します。ニット帽で目線を上げるのもひとつのテクニック。白のTシャツをインに着ると、抜け感がアップします」
Style
02
Maxi Skirt
マキシスカートは上下の色をつないで"Iライン"を強調
Skirt:1er Arrondissement
Jacket:Curensology
Knit hoodie:SLOANE
Hair accessory:IRIS 47
Bag & Shoes:DRIES VAN NOTEN
「マキシスカートをはいていると、〝引きずりませんか?〞って聞かれることがありますが、ウエストゴムなら折り込んでもいいし、太ヒールを合わせれば歩きやすくてスタイルアップも叶います。プリーツ仕様が縦長効果を演出するマキシ丈のティアードスカートは、トップスも黒でつないでIラインシルエットを作ります。ロングジャケットを羽織って、Iラインをさらに強化しました」
高山都さんにLEE100人隊から「苦手アイテムについて」の質問です!
1
「自分にあまり似合わないアイテムや、テイストと違う服が欲しくなることはありますか? ある場合は、どうやって着こなしていますか?」(LEE100人隊 No.058 フジコさん)
“苦手”を少し加えると、ぐっと素敵になれる
"自分らしさ"をまだまだ模索していた頃、ある知人から、「都は、コンサバアイテムをひとつ取り入れると素敵になれるよ」って、言われたことがあったんです。"コンサバ"に人一倍苦手意識があった私にとって、目から鱗のアドバイスでした。試しに、いつものカジュアル服に加えてみたらびっくり!額縁がついたように、自分の"好き"がきわだってきたんです。
高山都さん
Jacket:CELINE
T-shirt:Oblada
Pants:outil
Cap:IDEA BOOKS
Bag & Shoes:JIL SANDER
Socks:MARCOMONDE
「金ボタンのネイビージャケットは、2年ほど前に表参道のセリーヌで清水買いしたもの。サイズは34。ちょっと太ったら着られなくなってしまうくらいのタイトなフィット感の、とびきりコンサバな一着です。私にとっての定番であるカジュアルなTシャツ×ベイカーパンツ。そこにこのジャケットを羽織ることで、さらに自分へと引き寄せられる。今ではあんなに苦手だったコンサバ服が大好きになって、おしゃれの幅が広がりました」
長所も短所も、自分自身を知ることがセンスを磨く第一歩
センスがいい人はみんな、自分自身をよく知っています。たとえ高級な服や、名品と呼ばれるもの、流行のアイテムを身につけていたとしても、自分自身に引き寄せきれていなければ、それらはただの"モノ"。センスがいい人って、服と自分が一体化していて、その人らしくなっているって思うんです。そのためには、自分の長所や短所に向き合うことが不可欠です。例えば私は、背が高いほうではありません。だったら、衿の出し方とか肌を見せる分量とか、Vネックの角度に至るまで、バランスよく見える技をとことん研究すればいい。10年以上着続けることで、自分の得意アイテムになったオーバーオールやワンピースは、年齢やトレンドに合わせて、少しずつ変えていくといい。そんなふうに時間をかけて、ひとつひとつ丁寧に考えていったんです。
今回、読者の方からたくさんの質問が届いていると伺いました。私の経験が、その人らしいセンスを磨くきっかけに少しでもなれたらうれしいです。
モデル 高山 都さん
高山都さん
Miyako Takayama
モデル
1982年生まれ、大阪府出身。19歳で上京後、本格的にモデル業を開始し、雑誌や広告等で活躍。執筆やブランドディレクションにも才能を発揮。11月には4年ぶりのエッセイ本『高山都、もの語り ひとりごと、ふたりごと』(宝島社)を上梓
Staff Credit
モデル・スタイリング/高山 都 撮影/須藤敬一 ヘア&メイク/森野友香子(Perle Management) 取材・原文/磯部安伽 撮影協力/小林真珠 ※掲載アイテムはすべて高山さん私物です。
こちらは2025年1・2月合併号(12/6発売)「一生もののおしゃれセンスの磨き方」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(2025年1・2月合併号現在)です。
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