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LIFE

着たい服しかないクローゼットの作り方

増えたときこそ服を減らす努力を!


【アートディレクター石岡真実さんのクローゼット】親友のチェックで「着たい服しかない」状態をキープ!

  • @homeLEE 私らしく建てる、心地よく暮らす

2024.10.17

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おしゃれを楽しみながら、すっきり暮らす人のルールは?

石岡真実さんの「着たい服しかない」クローゼット、拝見!

石岡真実さん

自分らしいファッションを楽しみながら、クローゼットもすっきり整えている。そんな石岡真実さんに「着たい服しかない」のためのマイルールを伺いました。

持ってる服

現在 約200

石岡真実さん

教えてくれたのは?

石岡真実さん

アートディレクター

フリーランスのディレクターとして、アパレル、ライフスタイルブランドなどとのコラボ商品を提案。著書『母ちゃん、ていねい たまにガサツ』(双葉社)が好評。

親友が厳しくチェック(笑)。手放す最後の決断ができます

石岡真実さん クローゼット
古家具などを扱う「pejite益子」のショーケースに、お気に入りのアクセサリーを陳列。「常に目にしている状態なので、この重ねづけをしようとアイデアが浮かんだり、これは手放そうかと思ったり、自然と考える時間に」(石岡真実さん)

1年ほど前、埼玉県に夫の実家との二世帯住宅を建てた石岡さん。

「家づくりをするなかで、自分の世界に没入できる小さな空間が欲しいと家族にお願いをしました」(石岡真実さん)

そして実現したのが、約4.5畳の自分専用ウォークインクローゼット。ぱっと探せてすぐ手に取れることをテーマにしました。

扉を開けると左右と正面、3方面に可動棚があり、右にワンピースなど丈の長い服やデニムの棚、正面にトップスとバッグ、左にボトムス類やアクセサリーが並びます。

石岡真実さん クローゼット
念願だった自分専用のウォークインクローゼット。コーディネートを組んだり、レイアウトを変えたり。この4.5畳の空間にいるのが、至福のひととき。

「アパレルの仕事をしているので、シーズンごとにどうしても服が増えます。どの服も全部着倒したい。だから、増えたときこそ減らす意識をしています」(石岡真実さん)

石岡さんの手放し方は、とてもユニークなスタイル。

「親友もファッションが好きで、私の服の好みやブームも熟知してくれていて。彼女が遊びに来た日は必ずクローゼットに招いて、チェックしてもらうんです。

『最近、無地ばっかりだよね、この柄物のパンツ、いる?』『この服、最近全然着てないよね?』と。手厳しいけれど、いつも的確。彼女のアドバイスに従って間引いていくと、お気に入りの濃度がぎゅっと凝縮されたクローゼットに進化します」(石岡真実さん)

着替えや片づけをする以外にも、音楽を聴いたり、夜はお酒を楽しんだりと、ここでひとり時間を過ごすことも多いそう。

「アパレルのショップ店員をしていた時代が長いので、全体の見え方が気になって、しょっちゅう棚の高さを変えたり、服やバッグの配置を変えています。そうすることで、服の引き立ち方が変わるので、コーディネートのアイデアが生まれたり、明日はこの服を着ようと思いついたり、これは手放そうと思ったり。

このクローゼットは自分が店員であり、お客さんでもある、ショップのよう。いつもここで服選びを楽しんでいます」(石岡真実さん)

着たい服しかない”クローゼットのための MY RULE

◻︎服の好みを熟知している親友にクローゼットをチェックしてもらう

◻︎ショップ店員の気分になって、全体を見やすくディスプレイする

◻︎服のシワや革製品の型崩れをすぐケアできる用意をしておく

店員とお客さんの視点で、客観的に服を管理

石岡真実さん クローゼット
石岡真実さん クローゼット

古材フレームの姿見や床に敷いたヴィンテージラグは、古着屋の試着室をイメージ。

石岡真実さん クローゼット

古材とアイアンを組み合わせたショーケースにはアクセサリーを並べて。

「ショップ店員だった経験を生かして、どの服も目に留まったり、手に取りたくなるように、客観的にディスプレイすることで、埋もれて着なくなる事態を防ぎます」(石岡真実さん)



どのバッグもさっと使える仕組みを考案!

石岡真実さん クローゼット 準備完了BOX

バッグの中身は帰宅後にトタンの箱に一時置き。翌日どのバッグを選んでも、この箱の中身を入れれば準備完了。

「この方法にして以来、遅刻も忘れ物も防げるようになって、いろんなバッグをもっと楽しもうという気持ちに」(石岡真実さん)

石岡真実さん クローゼット

リュックやナイロン素材のポーチなど、型崩れを気にしないバッグ類は、無印良品の布製ボックスに。

棚、引き出し。1つの場所には1ジャンルだけ

石岡真実さん クローゼット

大好きなデニムは、色の濃淡で並べています。

「微妙な色の違いでも、ぱっと探してこれ! というものをすぐ手に取れるので、ストレスがありません」(石岡真実さん)

石岡真実さん クローゼット

「ストールはボリューム感、色、素材、柄といろいろとタイプの違うものが多いけれど、1つの引き出しにざっくり収納。『ここだけ探せばいい!』という安心感があります」(石岡真実さん)

シワや型崩れはすぐ直して、いつでも使える状態に

石岡真実さん クローゼット
石岡真実さん クローゼット

外出する日は、前夜にコーディネートを決めることが多い石岡さん。

「革製品の型崩れ、ストールやシャツ類のシワがあるとテンションがぐっと下がって『また今度に』と、自分との距離感が離れてしまいます。だから、気になったら吊るしたり、シワをのばしたり、すぐにメンテナンスできる場所と道具を整えています」(石岡真実さん)


次回は「『着たい服しかない』クローゼット拝見! 川口ゆかりさん編」をご紹介。

Staff Credit

撮影/田村昌裕(freaks) 取材・文/田中理恵

こちらは2024年LEE11月号(10/7発売)「着たい服しかないクローゼットの作り方」に掲載の記事です。

※商品価格は消費税込みの総額表示(2024年10月号現在)です。

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