デリケートな素材が多い印象の冬物。自宅で洗うのは難しい・・・?
いいえ、そんなことはありません!
洗濯表示を確認してみると、自宅でケアできるアイテムは意外と多いもの。さらに、洗い方・干し方・しまい方のコツを知っていれば、よりきれいな状態を保てて、来年も気持ちよく着られます!
そんな流行アイテムのケア方法を教えてくれたのは、洗濯王子こと、中村祐一さん。
本日は、手洗いアイテムの扱い方をお送りします。
※手洗い指定は、第1回目にて確認した、それぞれのアイテムの洗濯表示に基づいています。自宅で洗えないものもありますので、必ずお手持ちのアイテムの洗濯表示をご確認ください。
コスパカシミアニット・ウール混のパンツ
押す&持ち上げる動作で、洗浄液を通し、優しく洗って!
★必要なもの
・中性洗剤
・洗い桶
・ワイヤーネット、パンツ用ハンガー2本
・ピンチハンガー
・防虫剤
「お気に入りのカシミアニットの手入れにおすすめなのが、ラノリン。羊のオイルで肌の保湿にも使えるもの。洗浄液に数滴足せば、しっとりした風合いに」
5 回押し、1回持ち上げる押し洗いを |
「洗濯表示に応じた温度の水を洗い桶に入れ、中性洗剤を混ぜます。軽くたたんだニットを浸し、優しく5回押します」
「上に軽く持ち上げ、洗浄液が通るようにします」
「5セット行ったら、5~10分つけおきを。パンツも同様に洗います」
「次に、洗い桶に、押し洗いのときと同じくらいの温度の水を入れ、5回押して、軽く持ち上げる動作を5セット行い、すすぎます」
「脱水は洗濯機で30秒~1分。取り出したら軽く広げて、シワを防ぎましょう」
繊維が伸びないように平置きで干す |
「ハンガーや竿で普通に干すと、水分の重みでニットが伸びてしまうので、必ず平置きにしましょう。100円ショップなどで手に入るワイヤーネットの両側に、パンツ用ハンガーをはさんだものを用意すれば平置きも簡単」
「ネットにニットを置いたら、リブを軽く引っ張って縮みを防いでから、竿にかけて」
「洗濯機から出したらパンパンと手ではさむように軽くたたきます。ピンチハンガーに、ウエスト部分が筒状になるよう4カ所ほど留めて。空間ができると乾きやすくなります」
防虫剤と一緒に衣装ケースに |
「ニットもパンツも衣装ケースに重ねて保管しましょう。カシミアやウールなどの天然素材には、防虫剤も忘れずに。効果が薄れないように、しっかり閉じられるケースがおすすめです」
「立てて収納するとシワになりやすいのでNG。重みのある厚手のものの上に薄いものを重ねるようにしましょう」
ライトダウンベスト
台所用スポンジで汚れが気になる衿元や表面を洗います。
★必要なもの
・台所用スポンジ
・中性洗剤
・洗い桶
・ハンガー
衿元を強めに、ほかは軽くスポンジで |
「洗い桶に水と中性洗剤を入れ、スポンジを浸して泡立てます。スポンジの粗い面で、特に汚れていそうな衿元をクルクルと洗って」
「衿元以外は、スポンジの柔らかい面でなでるように軽くこすります」
「すすぎは、シャワーで洗い流せばOK。その後、洗濯機で3分脱水を。1分× 3回にするとシワやダウンの片寄りを防げます」
ファスナーは閉めずにそのまま干す |
「ハンガーにかけ、ファスナーは開けたまま干します。羽根がきちんと乾くよう、干し時間は長めにしましょう。乾燥機があれば仕上げに回すのもおすすめです」
ハンガーか、ふんわり丸めて衣装ケースに |
「ハンガーにかけておくのがおすすめ。たたむ場合は羽根がつぶれる恐れがあるので注意を。コンパクトにしすぎないで、ふんわり丸めてケースに」
動画コーナー「LEEチャンネル」でもご紹介中!
次回はスエード靴やボア付きバッグなど、流行小物の選択術をお届けします。
撮影/鈴木静華 スタイリスト/高橋美帆 取材・原文/高見澤恵美
※商品の価格は本体価格(税抜き:2017年2/7発売LEE3月号現在)で表示しています。
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