野田洋次郎、小泉今日子、IVE、ホンネ
【今月の注目音楽&ステージ情報】RAD野田洋次郎初ソロ作品“私小説的”歌詞に注目!
2024.10.20
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古川はる香さん
ライター
気がつけばライター歴は成人年齢超え。サマソニの配信でAKMUの初来日ライブに感動。
『WONDER BOY’S AKUMU CLUB』野田洋次郎
RAD野田洋次郎初ソロ作品“私小説的”歌詞に注目!

RADWIMPS野田洋次郎のソロ名義初のアルバムが完成。先行配信されているラッパーkZmをフィーチャリングに迎えた『EVERGREEN feat.kZm』、ラッパーJ.I.Dとともに制作した『KATATOKI』など、ジャンルの違うアーティストとの共演に加え、野田本人が「極めて私小説的」と語る歌詞など興味をひかれる内容に。バンドでの活動とは別に、今だからできる音楽のアプローチで、自由にゆるやかに制作した13曲を収録。野田がひたすら楽しんで音楽と向き合う様子が楽曲からも伝わる。(ユニバーサルミュージック)
『Ballad Classics III』小泉今日子

デビュー当時から現在まで、マルチに活躍する小泉今日子の原点といえば歌。バラードベストアルバムは、1987年、1989年にリリースして以来、35年ぶり。永積タカシ作詞作曲の『きのみ』、斉藤和義作曲の『虹が消えるまで』など、楽曲提供アーティストの多彩ぶりが圧巻。歌声の心地よさも再確認して。(ビクターエンタテインメント)
『ALIVE』IVE

2021年デビューの6人組韓国ガールズグループ。その人気は世界中に広がり、8月の『SUMMER SONIC 2024』では入場規制がかかったほど。約1年半ぶりの日本盤はキュートで華やかなタイトル曲『CRUSH』、テレビアニメ『ポケットモンスター』オープニングテーマ『Will』など全5曲を収録。(ソニー・ミュージックレーベルズ)
『アウチ』ホンネ

ロンドン出身のアンディとジェイムスによるエレクトロ・ポップ・デュオ。ユニット名は日本語の「本音」に由来。今作はアンディが2児の父になり、ジェイムスが結婚した私生活の変化が色濃く表れているそうで、親近感が芽生える。エレクトニックな音とアンディの穏やかな歌声のミックス具合を味わって。(ワーナーミュージック)
個性派俳優が書き下ろす「いのち」と向き合う物語
『そのいのち』

ドラマや映画のみならず、バラエティでも個性を発揮する佐藤二朗が、ミュージシャン中村佳穂の楽曲『そのいのち』にインスパイアされ、12年ぶりに書き下ろしに挑戦。介護ヘルパーとして働く山田里見役には、佐藤自身から渡された脚本を読んで出演を決めたという宮沢りえ。里見の雇い主で障がいを持った相馬花役(Wキャスト)には車いすユーザーである佳山明、上甲にか。花の夫である和清役は佐藤二朗が務める。3人の穏やかでやさしい日々は、あることをきっかけに狂い始める。そこには「持つ者」と「持たざる者」の間にある埋めようのない「溝」があり……。そして3人は衝撃的な結末を選ぶ。「生きること」や「生きる意味」についてじっくり考える機会になりそう。
11月9日~17日 世田谷パブリックシアター チケット発売中 問い合わせ=☎︎090・7902・9916(「そのいのち」公演事務局) 兵庫、宮城公演あり
※公演チケットは売り切れている場合もございます。ご了承ください。
Staff Credit
イラストレーション/SAITOE
こちらは2024年LEE11月号(10/7発売)「カルチャーナビ」に掲載の記事です。
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