大人の“媚びない甘さ”&薄着のラフ見えを回避!
ALL私服!【夏のモノトーンコーデ7選】甘口派スタイリスト石上美津江さん夏の着こなし
2024.07.23
甘口好きこそ、クールな配色がちょうどいい
スタイリスト 石上美津江さんの
夏こそ「可愛げモノトーン」
白、黒、グレーを基調とした甘口カジュアルが定番の私服スタイルだという石上さんが、この夏したいモノトーンコーデを一挙公開! 大人に似合う甘さへ上手に着地させる配色バランスや着こなし方、〝らしさ〞が光る小物使いなど、参考にしたいポイントが満載です。
教えてくれたのは?
石上美津江さん
スタイリスト
ベーシックを軸にした甘さや可愛げの漂うカジュアルスタイルが多くの支持を集め、LEEマルシェオリジナルブランド・12closetとのコラボも毎回大人気!
「大好きな“媚びない甘さ”の演出も薄着のラフ見え回避もモノトーンにおまかせ!」
甘さのある服が〝ふつうの服〞である私にとって、自分らしいスタイルに欠かせないのが、白、黒、グレーのモノトーン。特に一年でいちばん薄着になり、カジュアルがだらしなさに直結する危険が高まる夏は、この3色が持つ上品さや発色の強さがすごく頼りになります。
ベーシックカラーゆえにコーディネートの幅が広く、どんな服をどう合わせるかによって印象が変わり、さまざまな着こなしを楽しめるのも魅力。例年以上にシックなものに惹かれる今夏は、さらにモノトーン愛が増しています。
落ち着いた配色でほどよく引き算した〝媚びない甘さ〞のあるカジュアルスタイルに、小ぶりなハンドバッグ+トートを2個持ち。これが、揺るがない私的黄金バランスです!
石上美津江さん
Monotone#
1
WHITE フリルブラウス × BLACKサロペット
多いときは週3ペースで着るほど愛してやまない甘辛サロペットコーデ
去年からユニフォーム化している溺愛コーデです。オブラダのサロペットは最初に白を購入したら、使い勝手がよくて。これまで密かに感じていたパンツへの苦手意識を解消できたので、黒も追加購入!頻繁に着ているのでいい感じにエイジングされています(笑)。
やや辛口でボーイッシュなデザインなので、ヴィンテージライクな白のフリルブラウス、レペットのメリージェーン(バレエ靴の日もあり)、そして2個持ちしたミニバッグと〝女子なもの〞をちりばめて、理想的な甘辛バランスに。アクセはブラックオニキスのリングとピアス、黒革ベルトの時計が定番です
石上美津江さん
- blouse : DÔEN
- coverall, tote bag : Oblada
- watch : Cartier
- hand bag : Salvatore Ferragamo(vintage)
- shoes : Repetto
Monotone#
2
WHITE シャツ × WHITE ワイドパンツ
憧れの白パンツは、ワントーンのセットアップでワンピースっぽく楽しむ
モノトーンの中で最も愛着のある白は、季節によって選ぶトーンが変わります。軽装になる夏は、どこまでもクリーンで発色の強さを感じる真っ白を。このバンドカラーシャツとワイドパンツもまさにそうで、はっきりと明るい白でパリッとした素材感。
ずっと白いパンツに憧れがあったのですが、私の場合、ただワンツーコーデで着ると変に決まりすぎちゃって…。
けれどワンピース感覚で着られるオールホワイトのセットアップなら、ハードルも低く! アクセントにしたチェック柄のトートが、のっぺりしがちなワントーン配色に奥行きをもたらしてくれます
石上美津江さん
- shirt, pants : Honnete
- glasses : PETER AND MAY
- boston bag : COMME des GARÇONS
- tote bag : R&D.M.Co-
- shoes : AURALEE
Monotone#
3
GRAY TONE チェック柄ワンピース
レザー×籐かごバッグとおじ靴が鉄板です
甘シルエットのワンピには“かっちり黒小物”が長年のパートナー
このワンピースは〝天気に左右されず好きな服を着たい!〞という思いから、今年LEEマルシェオリジナルブランドの12closetとコラボして作った、雨の日も着られる一着。ブラウンやイエローを使いつつもグレー見えするおしゃれなグレンチェックで、しかも撥水というところに惚れ込み、大好物のXシルエットで作りました。たくし上げるとぽわんと膨らむボリューム袖や、ウエストのギャザーといった甘めディテールも、この色みのおかげで大人っぽく。仕上げに堅めの黒小物でキリリと引き締めて、なじませ役にくたっと柔らかなコットントートを持てば完成です!
石上美津江さん
- one-piece : 12closet
- watch : Cartier
- hand bag : eb.a.gos
- tote bag : St. JOHN
- shoes : Church’s
Monotone#
3
WHITETシャツ × BLACKギャザーワンピース
あえて白Tシャツをはさむのが好きです
白Tとトラッド小物でおしゃれにハズして黒ワンピに茶目っ気を
柔らかな手紡ぎの薄軽コットン生地を贅沢に使った、カディ&コーのボリュームデザインのワンピースが大好きで、少しずつ集めています。
この春新たに仲間入りした黒のノースリーブは、フロントのくるみボタンやステッチなど細部まで手が込んでいて、着るたびにときめくお気に入り。私はサラッとシンプルに着ることに少し照れがあるので、白Tをイン。さらにローファーやメガネ、黒レザーのミニボストン&ナイロントートを合わせ、親しみのあるトラッドに落とし込みました。
去年よりシックな気分ではありますが、やっぱりやんちゃさは必要なのです
石上美津江さん
- T-shirt : THE SHINZONE
- one-piece : Khadi and Co
- glasses : BuddyOptical
- boston bag : ARTS&SCIENCE
- tote bag : BATTLE LAKE OUTDOORS
- shoes : J.M. WESTON
Monotone#
5
BLACKオールインワン
華奢なサンダルで抜け感&可憐さを
この夏ブームなオールインワンはグッドガールに着るのが石上流
メンズライクすぎず、ワークウェアすぎす…、自分にちょうどいいオールインワンをずーっと探していたところ、この春ジャーナル スタンダード ラックスで出会いました。
レギュラー衿に、ほんのり可愛いドルマン風の半袖、高め位置のウエストマークと、上品さの中に可愛げを感じるデザインが気に入っています。
フロントボタンは上まできちっと留めて、足元は華奢なヒールサンダルかバレエ靴で、甘さをプラス。パンツの日は、きちんと感と可愛げが共存するグッドガールなバランスを特に意識します。ここでもチェックのトートバッグを盛り上げ役に!
石上美津江さん
- all in one:journal standard luxe
- watch : SEIKO
- hand bag : eb.a.gos
- tote bag : ts(s)
- shoes : NEBULONI E.
Monotone#
6
WHITEロゴTシャツ × WHITEコットンスカート
Tシャツのロゴとトートの色をリンク!
リラクシーなワンツーコーデもクリーンな白ならいい塩梅に!
プログレス ランニング クラブの白Tは、03のチェック柄ワンピと同じくLEEマルシェで別注・発売したもので、無地のフロントとネオングリーンの背中ロゴのギャップにこだわりました。
真っ先に思い浮かんだ着こなしは、大好きな白コットンスカートとのリラクシーなワントーンコーデ。ボリューミーなもの同士の組み合わせって時にラフに映ることもありますが、それがクリーンな白なら不思議と今っぽいゆるさに。Tシャツの裾を左側だけちょこっとインして、シルエットにひとくせ足すのもポイント。ちょっとしたことですが見え方はかなり変わります
石上美津江さん
- T-shirt : PROGRESS RUNNING CLUB
- skirt : ANAAK
- watch : SEIKO
- mini bag : RUOHAN
- tote bag : Véritécoeur
- shoes : ROA
Monotone#
7
BLACK半袖ニット + BLACK & WHITEチェックスカート
ニットは適度にゆるいメンズサイズを
ギンガムチェックのスカートとさし色の赤で“ほぼ黒配色”を華やかに
今季はTシャツよりもきちんと感があって、どこか優しげな半袖ニットが気になり、何枚か購入しました。
オーラリーの黒ニットはメンズ向けのサイズ5で、身幅も着丈もゆったり。ギンガムチェックのフレアスカートにインしても、わき下にゆるさがあるから、いわゆるフィット&フレアよりもカジュアルな雰囲気に。籐かごのバッグや赤いトートバッグでフレンチシックなムードを高めてもほどよい甘さに着地。
ちなみに色あせ感とクタ感がおしゃれなトートバッグは、昨年夏の竹下玲奈ちゃんの私服企画で見て一目惚れしたもの。黒多めの配色を一気にこなれさせます
石上美津江さん
- knit : AURALEE
- skirt : Atelier d’antan
- basket bag : MARCHER
- tote bag : MarchAprilMay
- shoes : no brand
次回は、「スタイリスト 徳永千夏さん&高橋美帆さんの夏コーデをラクにする『MY定番セット』」をご紹介します。
Staff Credit
撮影/森脇裕介(人物) 坂田幸一(物) ヘア&メイク/上野祐実 取材・文/鈴木絵美
こちらは2024年LEE8・9月合併号(7/5発売)「普通の服で素敵が叶う賢者のおしゃれテク」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(掲載当時)です。
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