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LIFE

中学生息子に「曲げわっぱのお弁当」を2年作り続けた結果…【ポッドキャスト収録裏話】——2024年上半期ベスト20

  • 喜多佳子

2024.08.04

  • 音声

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2024年1月1日から2024年6月30日まで、LEEwebで反響の大きかった記事ベスト20を発表します。LIFE部門の第3位はこちら!(初公開日 2024年3月18日)

春休みに突入。学校に持っていかなくても、昼ごはんのことは気になってしまうので、置き弁。あまり蓋を気にしなくていいのでこんもり盛り付けます。

2022年春、息子が中学生になったのを機にお弁当生活が始まりました。学食で購入という手もあり、毎日作らなくてもいい環境にはあります。けれど、仕事中心の生活で家事も子育ても中途半端だったなあ、という思いから、何か形に残したくなり、突如「できる範囲で続けてみよう!」と考えお弁当の記録をつけることにしました。OURHOME Emiさんのマイノートの書き方にヒントを得て、2024年3月17日なら240317と6桁の数字と、簡単な品書き、気づきなどを添えて毎日の記録に。

やけに張り切っていた1年目

記念すべき初日の弁当。白いご飯を全体に敷き詰め、唐揚げと卵焼き、スナップエンドウ、赤パプリカの焼いたものをを入れてます。今見返すと1年目の1学期までは結構な張り切りよう。インスタのお弁当アカウントを参考にしたり、かなり彩りや映えを意識した見た目になっていました。きれいに写真が撮れると、自分的に張り合いが出るというのもあり、テンションが上がったのも事実。ただ2学期目からは、メインおかずがルーティン化し、彩りもそれほど気にしなくなっていました。

自分はよくても、息子の反応はいかに?

インスタのお弁当アカウントを参考にしているとお弁当界にもトレンドがあることがわかってきました。春のアスパラが旬の頃、よく目にした1本アスパラの肉巻き。豪快で美味しそう、そして簡単そう、と思い作ってみたところ…。「今日のお弁当どうだった?」(私)「アスパラが長くて食べにくかった!そして紫キャベツの塩もみは苦手」(息子)という率直なダメ出し。いや、アスパラも紫キャベツも食べてみたけれども十分おいしいし、私は好み。けれど「映え」や「彩り」は息子はそれほど求めてない!ということがわかりました(やっぱりか……)

じゃあ、どんなのが好きなのよ?

最初は張り切っていたお弁当も、2学期からは主菜がルーティン化。「ピーマンの肉詰め」「牛丼や親子丼」「肉巻き」、ときどき「そぼろ」。市販のお惣菜も活用し、ハンバーグやソーセージ、冷凍ぎょうざ、コロッケ、等、買ってきた昨夜の残り物も多用。それらはとにかくごはんの上にドーンと乗せていくスタイル。そのほうが「今日はおいしかった」と言われる率が高くなりました。最初は野菜も入れて栄養バランスも・・と考えていたりしたのですが、いつ頃からか気にしなくなりました。

牛丼は最も喜ばれる弁当のひとつ。ドーンと牛丼の具を乗せても、ごはんが汁気を吸ってくれるのが曲げわっぱの良いところ。
肉巻きアイデアはたびたびインスタからの情報も。ほほーっと感心したのが、ちくわの肉巻き。ちくわを縦半分にカットして重ね合わせて肉巻き。空洞ができずに肉を巻けるなんて・・・と感動しました。ソーセージは安定感抜群のおかずですが、切込みをたくさん入れるといつもと違って美味しそうに見える!なんて気づきも。


今、愛用している曲げわっぱ弁当箱は…

この2年で使った曲げわっぱ弁当箱は今で3個目。続くかどうかわからないし・・とあまり選ばずに購入した最初の2つの曲げわっぱは、私の手入れも良くなかったためか、かなり使用感が出てしまい、とうとう蓋も外れてきたので卒業。3個目をどうしようか・・と悩みました。今は週3で作る弁当、ときどきは私も会社に持っていくし(ふたりで使うし!)「納得できるものを」と選んだのがトップ写真にも使用した「大舘工芸社」の秋田杉の曲げわっぱ弁当箱です。購入の決め手は長く使えそうな上質感とサイズ感。小判弁当の中サイズ、640ml。こちら、高さが約6cmあり、ごはんがたっぷり入ります(私の場合、大体1合分を入れています)。息子もこの春から中3だし、もしかしたら足りなくなるかも?と思うものの今のところ少ないとは言われておらず(逆に量が多くて昼休みに遊ぶ時間が足りない!と文句を…)足りなくなったら別でおにぎりでも持たせるか・・と考えています。

4月号のお弁当特集で披露しました。

そんな私のつたない日々の弁当も記録上は280個を越えました。あと残り4年です。高校を卒業したらもう作ることもないんでしょう。発売中のお弁当特集では石田ひかりさんや、吉田戦車さんのお弁当ストーリーを特集し、その思いに私も読んでいて共感することばかりでした。石田さんは二人の娘さんのお弁当を幼稚園時代から高校卒業まで16年間続けられました。もう、本当に意地でしかない……わかるわかる、私もそうです!!なんて思いながら。そして、大変僭越ながら最後の1Pで「編集長きっこの弁当日記」を披露しています。自分で作っていないお惣菜も多々、見よう見まねの弁当ライフですが、「喜多さんのページ用意しましたよ!」と担当者から声をかけられたのは、日々のことが形になったようで純粋にうれしかったです。少しでも、これからお弁当が始まる読者の方の参考になればうれしいです。担当者マロミとの音声収録もぜひお楽しみくださいね!

LEE公式ポッドキャスト「きっこのLEE’sカフェ」お弁当エピソードはこちらから聴けます!

喜多佳子 Yoshiko Kita

LEE統括編集長

LEE統括編集長。入社以来LEE歴OVER20年! リビング班で主に料理や暮らし、読み物などのライフページを担当、21年に本誌編集長に。日課は中学生の息子弁当記録。休日は映画好き友人たちと映画&ランチするのが楽しみ。

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