マルチタスク時代の頭の中は忙しい!
私の脳内図
今回お話を聞いたのは、俳優、モデルとして活躍する新川優愛さん。昨年出産した彼女は、頭の中でどんなことを考え、日々のタスクをこなしている? 育児と仕事の両立に戸惑う、等身大の本音も伺えました。
新川優愛さん〈俳優・モデル〉
子育てばかりだった頭の中に仕事のことがカムバック! 切り替えの方法を模索中です
しんかわ・ゆあ●1993年12月28日、埼玉県生まれ。モデルとして数多くの女性誌に登場。ドラマ『ギルティ~この恋は罪ですか?~』『カムカムエヴリバディ』などに出演し、俳優としても活躍。2019年に結婚し、1児の母。
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公式サイト:https://g-tohai.co.jp/talent/4163/
『クラスメイトの女子、全員好きでした』
注目の作家・爪切男さんの同名エッセイ(集英社文庫刊)をドラマ化。偶然手に入れた小説を盗作し、一躍人気作家になった主人公(木村昴)の担当編集者役が新川さん。中学時代に恋したクラスメイトの女子たちとの思い出を回想しながら、“真の作者”に迫っていく。日本テレビ系で7月11日(木)23時59分~放送開始。
新川優愛さんの脳内図
約1年間、育児と家事が占めていた脳内に仕事がプラスされ、両立に慣れない日々。次の休日の予定を立てることが楽しみです
「出産してからの約1年間、初めての育児に戸惑い、子どものことやそれに伴う家のことが頭の中のほとんどを占めていました。ドラマの撮影が始まる今は、そこに仕事がプラスされたけれど、スイッチの切り替えが難しく……。うまく両立できる方法を模索中です。野球観戦やドライブなど、休日に趣味を思いきり楽しむことが日々の活力に!」
俳優、モデルとして、10代から活躍を続ける新川優愛さんも、今や30代に。昨年、第1子を出産してからしばらくは、育児のことで頭がいっぱいだったそう。最近は産後初の長いスパンでのドラマ撮影を控えて変化が。
「初めての育児で、この1年間はわからないことばかり。戸惑うことも多かったのですが、ようやくペースがつかめてきて、保育園生活も始まり落ち着いてきました。最近は、子育て一色だった頭の中に、仕事のことがポンッと戻ってきたような感覚。妊娠・出産前は仕事が占めていたはずなのに、今は『そのチャンネルどこだっけ?』と思うほど、切り替えが本当に難しくて。特に、まとまった時間が取れないこともあってセリフがなかなか覚えられないので、今日も子どもを保育園へ送ってから集合時間までの30分ほど、車の中で台本と向き合っていました」
育児と仕事の両立の厳しさに直面している新川さん。特に気持ちが落ち込んだときには、人とのつながりの大切さを痛感するそう。
「育児中は大人と話す機会が少なくなって、孤独や寂しさを感じることもありますよね。私は妊娠中に切迫早産で予定より早めに仕事をセーブしたんです。そのまま育休に入り、ふとドラマやバラエティ番組を目にすると、周りはどんどん動いているのに自分だけが止まっているように思えて、焦ったことも。そんなときは、家族や友達と少しコミュニケーションを取るだけで気分転換になる。先輩ママでもあるスタッフさんと撮影現場で一緒になると、育児についていろいろと相談しています。
また、わが子と近い月齢の子どもの話が聞きたいときはアプリも活用。ママたちがお互いに質問や回答をできるアプリを見つけて『離乳食をあまり食べないのですが、どうやってあげていますか?』『外食のときに持ち歩きやすい、赤ちゃんの気を引けるおもちゃは?』など、悩みや気になったことを聞いています。まだプライベートで身近なママ友がそんなにいないので、ママさんたちのリアルな声が聞けるのは、参考になりますね」
夫の積極的な育児参加も、大きな支えになっているとか。
「産後すぐに、夫が祝日などと合わせて2週間ほど仕事を休むことができて、初めての育児に一緒に取り組みました。夫は『おれは察するのが苦手なんだ。やってほしいことがあったら、言ってくれたら全部やる!』と(笑)。もともと私のほうが細かいことに気がつくし、潔くこう宣言してくれたのは、かえってありがたくて。『私が出かける準備をするから、子どもを着替えさせてね』みたいな感じで、遠慮せずにそのときにやってもらいたいことを具体的に伝えています。夫は保育園の送り迎えも楽しいみたいなので、仕事の本格的な再開後も助かっていますね」
新川さんの最新出演ドラマが『クラスメイトの女子、全員好きでした』。盗作で人気作家になった主人公とともに作品の真相に迫る、担当編集者を演じます。
「木村昴さん演じる主人公の言うことを流したり突っ込んだりと、軽快なやりとりがおもしろいと思います。タイトルどおり、毎回、中学時代に好きだった女の子たちが出てくるのですが、思い出に浸る回想シーンも見どころ。心温まるドラマになっているので、ぜひ楽しんで見てほしいですね」
撮影で忙しい中でも、「次のお休みに何をしよう?」と考えることがモチベーションに。
「夫の影響で野球観戦が好きに。最近はキッズスペースがある球場も多いので、子どもと一緒に行って、友達家族と現地で合流することもあります。おいしいお蕎麦を食べるため2時間ほどドライブを兼ねて出かけたり、好きな映画やアニメを配信で見たり。今年はキャンプにも行きたいし、家で愛犬と子どもとのんびりお昼寝する時間も至福。いろいろとやりたいことがあるので、次のお休みの予定を立てるのが楽しみなんです」
Staff Credit
撮影/森脇裕介 ヘア&メイク/野口由佳(ROI) スタイリスト/池田メグミ(TENT) イラストレーション/オザキエミ 取材・原文/野々山 幸(TAPE)
こちらは2024年LEE8・9月号(7/5発売)「私の脳内図」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(掲載当時)です。
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