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人気漫画『ラーメン赤猫』アニメ化記念!津田健次郎さんインタビュー

津田健次郎さんが語る「声優業と俳優業」「猫大好き!なプライベート」

  • LEE編集部

2024.07.04

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津田健次郎さん

ウェブコミック配信サイト「ジャンプ+」に連載中の人気漫画『ラーメン赤猫』。ネコ×ラーメン×ちょっとシュールな世界観、という大人女子の好物が詰まりまくったこの作品。PVを見たファンたちから「ここまで声がキャラクターのイメージ通りすぎるのも珍しい!」と、放送前から大絶賛のアニメがもうすぐスタートします。

寡黙な店長猫・文蔵を演じるのは、アニメにドラマに大活躍の声優・津田健次郎さん。『最愛』(TBS系)の刑事役や『大奥』(NHK)の井伊直弼役など、実写ドラマに出演して場の空気をピシっと締める姿を目にした方も多いかもしれませんね。今回は、そんな津田さんにアニメ『ラーメン赤猫』の魅力やお仕事について、プライベートのお話などたっぷり語っていただきました。

津田健次郎さん最新出演作!

ラーメン赤猫

TVアニメ『ラーメン赤猫』とは?

作品の舞台は、店長の文蔵はじめ、看板娘(ネコ)の白猫・ハナ、ハチワレの佐々木、黒猫のサブ、製麺担当の虎(!)・クリシュナら、個性あふれる猫が働くラーメン屋「ラーメン赤猫」。店員の猫たちと彼らのお世話係として採用された新人店員の人間・珠子、そして人間のお客様たちが織り成す、心温まる猫ときどき人間模様が魅力の日常系漫画。「ジャンプ+」初のインディーズ連載から本連載枠への昇格を果たした異例の大人気作品です。そして、2024年7月4日、ついに待望のTVアニメが放送スタート! 毎週木曜よる11時56分からTBS系28局全国同時放送

週中の夜、ラーメンを食べながら見ていただきたい“飯テロ”アニメ

リアルな人間の世界に、言葉を話す猫が経営するラーメン屋が舞台という『ラーメン赤猫』。初めて漫画を読まれた際の印象を教えてください。

津田健次郎さん(以下津田):(リアルな人間の世界に、言葉を話す猫が違和感なく生活している)すごい不思議な世界ですよね。猫だけの世界でもない、とてもシュールな世界観で、「すごい設定だな……」と思いました(笑)。でもね、本当に、優しい世界が描かれていて、すごくいい、癒し系の作品だなぁと思いました。

津田健次郎さん
津田健次郎(つだ・けんじろう)/アニメ、洋画吹替、ナレーターなどの声優業・舞台や映像の俳優業を中心に、映像監督や作品プロデュースなど幅広く活動している。
公式サイト:https://tsudaken.jp/ X:@tsuda_ken Instagram:@2_da_ken

津田さんが演じる店長猫・文蔵さんについて、ご自身との共通点はありますか?

津田:共通するところは、マイペースな感じぐらいですかね。違うところだらけです。(演じていて)意識しているのは、「どーんと構えて、あんまり動じない」みたいな、そういうところを意識してやっています。

津田さんの他、釘宮理恵さん(『銀魂』神楽役など)、早見沙織さん(『SPY×FAMILY』ヨル・フォージャー役)など、声優陣も豪華な「ラーメン赤猫」。アフレコの雰囲気や手ごたえを教えてください。

津田:すごく雰囲気がいいと思います。のんびりした穏やか~なアフレコ現場になっています。(珠子を演じる)折原(くるみ)さんは一番若くて、現場自体もそんなに出てないという感じなんですが、あとはベテランが多いので。本当に、(作中の)ラーメン屋の中の構図みたいな感じですね。

本作で好きな猫ちゃんは?

津田:まあね、自分のキャラはやっぱりかわいいですが、飼うならねぇ……(トリミングして短くしているが実は長毛種の)ハナちゃん。うん、猫らしくてかわいいです。でもまあ、みんな可愛いですよね。選べないので文蔵にしておきます!

津田さんはラーメンがお好きだそうですが、どんなラーメンが好きですか? ラーメン赤猫のラーメンではどれを食べてみたいですか?

津田:わりと味強めの方が好きかもしれない。昔ながらのラーメンが好きですね。(ラーメン赤猫のメニューだと)スペシャル(虎のクリシュナが作る虎打麺を使ったラーメン)かなぁ……スペシャル食べたい! 手打ち麺ですもんね。食べてみたい。でも、(それ以外も)ほんとにおいしそうですよね、ラーメン赤猫のは。老舗の醤油みたいな……昔の醤油っぽい感じがあっていいですよね。“飯テロ”アニメなので、(視聴者の皆さんには)ラーメンを食べながら見ていただきたいな。ド深夜なので、ちょっとヤバいかもしれないですけど(笑)。週に1回くらいはいいんじゃないでしょうか(笑)。

津田健次郎さん

ドラマ『最愛』をきっかけにドラマの世界が開けた

ここ数年、ドラマに映像作品制作にコラボカフェに写真集にと、多彩な活動をなさっている津田さん。お誕生日(6月11日)に「お仕事について食わず嫌いをしないでフットワーク軽くいきたい」とコメントされていましたが、今後挑戦したいことは?

津田:そうですね、今までやってきたこと……声優業もそうですし、俳優業も、さらに広く深くやっていきたいなと思っています。(お仕事は自分発信も来るものも)どっちもありますね、自分発もけっこうあります。(映像作品の監督など)ものづくりは完全に自分発信ですね。(さすがにコラボカフェは向こうから)来た感じです(笑)。おもしろかったけど。

活動の柱である声優業と俳優業については、それぞれ住み分けというか、違いは意識されているんでしょうか?

津田:基本的には同じ地平にある感じですね。映像作品だからこうとか、アニメ作品だからこう、という風に分けている訳ではなくて、単に作品の違いと捉えています。アニメの中でもデフォルメの強いものもあれば、より日常に近いものもありますし、映像作品でもね、濃いめの芝居をすべきときと、本当にフラットにやるときっていうのがあるので。作品とかキャラクターの違いという風に捉えてやっています。

(例えば)『大奥』は所作自体はそんなに難しくはなかったんですけど、上様(将軍)を前にしたシーンが多かったので、(自由に)動けないところは難しくもあり、面白くもありという感じでした。「そっか、ここでにじり寄ったりすると不敬に当たって、打ち首か?」とか、現代の身分の差とは、圧倒的に違うというか、(当時は)階級社会なのでちょっとした失礼が打ち首に発展しかねない緊張感(笑)。だから、全く動けない。でも、声優をやっているときも体の中身が動くようにはしています。なるべく体は使って(演じて)ますね。

津田健次郎さん

これまでの出演作で印象深い作品を教えてください。

津田:顔を出す(=実写の)方で印象に残っているのは、ドラマの方の世界に僕を引っ張っくれた『最愛』(TBS系)というドラマ。そこをきっかけに映像のお仕事が増えたんです。もちろん、これまでやってきた作品にはそれぞれに思い入れはあるんですけど、ドラマの世界を広げてくれた作品でもあるので『最愛』はすごく思い出深いですね。



猫アレルギーなのに、子どもの頃は多頭飼いするほどの猫好き

ちょっとプライベートについてもお伺いさせてください。本作では猫を演じている津田さんですが、猫アレルギーだそうですね。

津田:猫アレルギーっていうと、みんなにすごい過剰反応されちゃうんですけど(笑)、特に症状が出ることってないんです。ただ単にアレルギー検査で(アレルゲンとして)猫が出ちゃったってだけで、(症状が出ても)ちょっと爪でピッて引っかかれたら赤くなっちゃうとか、その程度なんですよ。一緒にCMも出ていますしね……(しかも)猫吸っちゃってますから(カロリーメイト「吾輩は栄養である・怪獣との毎日」篇)。

津田健次郎さん

猫は好きでずっと飼っていました。1歳から小学校2年生くらいまで海外(インドネシア・ジャカルタ)に住んでいたのですが、そのころから飼っていました。日本に帰ってきてからも飼っていて、当時は長毛種が好きでした。ペルシャとかチンチラとか。(飼っていたのは)けっこうバラバラで、三毛もいたし、文蔵さんみたいな茶トラもいたし、ブチブチした(柄の)子もいて。野良を拾ってきて飼ったりしていたので、けっこう雑種が多かったかもしれないです。最初1匹飼い始めたら増えていって、メス3匹になったんですが、(その子たちが)同時に子どもを産んだときはすごい数のチビっ子軍団がいました(笑)。それが一斉にカーテンをダダダダダーって登っていくのが最高でしたね(目を細めながら)。

最後にLEEwebの読者にメッセージを。

津田:LEEwebの読者さんは初めましての方が多いかもしれないので……初めまして! 津田健次郎と申します(笑)。珍しく俳優も声優もどっちもやっている存在なんですけど、またなにか、皆さんが興味を持てるような作品とか活動とかできるといいなぁ……と思いますので。あと、インスタとかXとかもやっているので、もし興味があれば、ぜひ。一緒の時代を生きられると嬉しいですね。

津田健次郎さん

寡黙なキャラゆえにセリフは少なめですが、緩い空気の漂うほんわかした味わいのアニメ『ラーメン赤猫』を、トレードマークの低音イケボ(イケメンボイス)で“コショウ”のようにピシっと引き締めてくれること間違いなし! 週も半ばを過ぎて疲れを感じる木曜の夜は、ラーメンをすすりながらシュールで優しい世界に癒されるチートデイにしてはいかが?

Staff Credit

撮影/山崎ユミ スタイリスト/小野知晃(YKP) ヘアメイク/塩田勝樹(SUI)  取材・文/トミザワヒナ

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LEE編集部 LEE Editors

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