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過去に共演したミュージカル『エリザベート』の裏話も!

【古川雄大×京本大我】ミュージカル『モーツァルト!』製作会見を徹底レポート!【撮り下ろし写真多数】

2024.06.05

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3年ぶり!名作『モーツァルト!』を豪華ダブルキャストで上演

ミュージカル『モーツァルト!』 ビジュアルお披露目 古川雄大 京本大我

ミュージカル好きの方、必見! 見逃せない名作が8月から上演されます。 

「才能が宿るのは肉体なのか?魂なのか?」というテーマをベースに、高い音楽性と重層的な作劇で“人間モーツァルト”35年の生涯に迫り、2002年の日本初演以来、日本のミュージカルファンを魅了し続けてきた『モーツァルト!』。ミヒャエル・クンツェ(脚本・歌詞)、シルヴェスター・リーヴァイ(音楽・編曲)のゴールデンコンビによる大ヒットミュージカルが、2021年以来、約3年ぶりに上演。

タイトルロールのヴォルフガング・モーツァルト役を演じるのは、2018年シーズンから同役を務める、古川雄大さん。そして、今回が初登場となるもうひとりは、アイドルグループSixTONESにも所属する京本大我さん。満を持しての帝国劇場での初主演となります。

2024年6月4日(火)に製作発表記者会見が実施され、ダブル主演のふたりが登壇。まず最初に、ふたりの除幕で、ヴォルフガング・モーツァルトの扮装ビジュアルがお披露目されました。

「すごい迫力ですよね。いまだかつて、ヴォルフガングがこんなに全面に出てるビジュアルはなかったんじゃないかな」と古川さん。

京本さんは、「こうやって視覚的に見ると、圧倒されて感動しますね。あと雄大くんと並んでまたご一緒できるっていうのも感慨深くて嬉しいです」とコメント。

この記事では、ミュージカル『モーツァルト!』の製作発表記者会見の様子を詳しくお届けします!

「また演じられて幸せ。魅力のある役だから、ずっと演じ続けたい」

ミュージカル『モーツァルト!』 会見 古川雄大

まず始めに、主演のふたりから挨拶がありました。

古川さん「僕自身、この作品に参加するのは3回目。今までいろんなミュージカルをやらせていただいていく中で、この作品が特に大好きな作品のひとつで。世界観はもちろん、楽曲も含め、 ヴォルフガング・モーツァルトの一生を描くという点で、役者としてとても魅力ややりがいを感じております。なので、今回も参加できて本当に幸せに思っております。

初めて参加させていただいた時は、とにかく、あがいてあがいて、なんとかやり切った。2回目は少し技術的にも余裕が出てきて、自分の中で掴んだものがあったんです。けれども、 “初演の方が良かったよ”という声をいろんな関係者の方からいただきまして(笑)。“俺の掴んだものってなんだったんだろう”と。“お芝居ってすごく難しいな”と。でも、ヴォルフガングという役は何か足りないものを目指して追い求めてる姿が、きっと(1回目は)反映されて役に生きたのかなとすごく感じております。 なので、今回の3回目では自分を追い込んでいこうと思っております。自分で課題を与えて、攻めるポイントをたくさん作っていって、とにかく追い込んで、その姿がヴォルフガングに反映されたらいいですね。3回目にして、自身のベストのヴォルフガングを作れるように頑張りたい。

そして今回、歴代5人目のヴォルフガング・京本さんと一緒にやらせていただくんですけども。すごく長く上演されている作品だけれど、まだ5人目なんですよね。 多分、僕含め先輩方が席を譲らなかったからだと思う(笑)。それだけ魅力のある役だから、どきたくない気持ちもわかるんです。やっと念願の5人目ということで、彼(京本さん)とは、(共演したミュージカル『エリザベート』で)ルドルフとしてのダブルキャストをやらせていただいたり、トートとしてルドルフと向き合ったりしながら、いろいろとお芝居をさせていただいて。彼の素晴らしさ、魅力は僕がとてもわかっているので、きっと最高のヴォルフガングを作ってくれるんじゃないかな。 稽古ではたくさんの刺激をいただきたいし、僕も彼に刺激を与えられる存在でありたい。ともに切磋琢磨をしていきたいと思っております」

「20代ラストで夢が叶った。自分らしく楽しく役と向き合いたい」

ミュージカル『モーツァルト!』  京本大我 会見

京本さん「僕は約10年前に初めて本格的にミュージカルに挑戦させていただいて、『エリザベート』という作品の時に、本当にミュージカルの難しさ、過酷さを知りながらも、同時におもしろさだったり、奥深さをとても感じまして。そのタイミングで、いろんな作品をDVDなどでもっと勉強してみようと思った時に出会ったのが、この『モーツァルト!』という作品で。まだまだ本当に面白い作品、魅力的な作品ってたくさんあるんだなと思って。その時は(井上)芳雄さんや(山崎)育三郎さんが演じられてるものを観させてもらってたんですけど、“いつか自分も『モーツァルト!』が務められれるぐらいミュージカルを頑張ってみたい”と、ぼんやりと大きな夢を抱きました。

それからコツコツと、毎年舞台に挑戦させていただきながら、自分の中で戦いながらやらせていただいていて。 ついに、20代ラストの年に『モーツァルト!』に挑戦する機会をいただけたこと、本当に光栄に思っております。

そして今回は、『エリザベート』に初めて出演した時にダブルキャストとして一緒にやらせていただいていた、僕にとって本当にお兄ちゃんみたいな古川雄大くんが、また一緒にヴォルフガングをやってくださるということで、すごく心強いです。10年前からたくさん甘えて、たくさん引っ張っていただいて支えてもらってたので、少しは大人になったところを見せたいなと思いつつも、多分頼ってしまうところもあると思います(笑)。 ヴォルフガング・モーツァルトという役はすごく過酷と聞いてますので、大変なこともあると思いますが、稽古場でも自分らしく楽しく役と向き合って、そして自分らしいヴォルフガングを作り上げていけたらいいなと思っております」



お互いのビジュアルとギャップに魅力を感じている

ミュージカル『モーツァルト!』 質疑応答 古川雄大 京本大我

続いて、記者たちからの質問に答えてくれました。

ーー今回の出演が決まった時のお気持ちを改めて教えてください。

古川さん「“またやれるんだ!”という喜びがとても大きかったです。ただ、成長していくたびに何か失われていくものもきっとあって。2回目はそれを感じたんです。だから今回は、初参加の時のフレッシュさというか、追い込まれた感じを、どうにか出せないかなという風に今悩んでいる最中なんです。この役は、きっとフレッシュな若い人がのぼりつめるためにやっていく役だと思うんですけど、まだやりたいんです。ずっとやっていたんです。だから、まだやれるんだという喜びとともに、自己ベストを作りたいなという決意です」

京本さん「帝国劇場が一旦クローズしてしまうと耳にしていたので、憧れの作品『モーツァルト!』に挑戦する機会は当分ないのかなと思っていたところで、まさかのお声がけをいただいて。自分にとっては、なんとなくぼんやりと20代のうちに挑戦してみたいと、少し生意気な思いもあったので、それが叶ったことが何より嬉しかったです。同時にプレッシャーだったり、僕はミュージカルは10年前からとはいえ、年に1度のペースでしか挑戦させてもらってないので、やはり場数的にも、本当にヴォルフガングを務められるぐらい自分の経験値が足りてるのかなと不安もあり……。でも、演じさせていただく以上はしっかり務めたいので、プレッシャーを感じながらも頑張りたいです」

ーーおふたりはダブルキャストとしてご一緒になったり、共演経験もありますが、お互いの印象とリスペクトしているところを教えていただけますか。

ミュージカル『モーツァルト!』 質疑応答 古川雄大 

古川さん「もうとにかく美しいですよね。美しい見た目とは真逆に、彼はすごく努力家で、すごくストイックな一面があって。もちろん同じ役をやらせていただく中で感じることもありましたし、別で彼が主演している作品を観た時に、改めて彼の成長というか、彼が見えないところでどれだけ努力しているかがステージ上からすごく伝わってきたので、見た目とのギャップがあって。もっと調子乗っていいと思うんですよ、この見た目があったら(笑)。でも、それだけじゃない彼の努力も尊敬しています」

京本さん「ありがたいですね。本当に嬉しいです。僕もまったく同じような気持ち。今も、このバーンってやった(ビジュアルをみせた)時もそうですけど、本当にうらやましいぐらいかっこいいじゃないですか。前回の『モーツァルト!』のポスタービジュアルも、帝劇での作品中もそれを見るためにわざわざロビーに行くぐらい本当に大好きだったんです。雄大くんもすごいストイックだったり、お芝居も繊細で、すごく細かいところまでこだわって、突きつめてやられてる印象もありますし。でも男らしさみたいなものもしっかり兼ね備えていて、すごく僕の憧れというか、理想的な男性というか。だけど、ほんわかしてます(笑)。そのギャップもいい。10年前に初めてお話した時は、急に“チョコレート食べる?”とチョコレートくれて、それで僕は緊張が和らいだりして。お兄ちゃん的な面もありながら、気づいたらすぐに筋トレしてたり、マイペースなところもすごく魅力的。観察していてもすごく楽しい、素敵な先輩だなと思ってます」

ーー先ほどもお話に出ました、帝劇のクロージングライナップのひとつということで、ぜひ、ふたりが帝劇に感じていることや思い出を教えてください。

古川さん「僕は2012年に『エリザベート』のルドルフ役で初めて出させていただいて、 そこが帝劇との出会いです。その『エリザベート』に出させていただいたことで、(同じ作品の)トート役に憧れを持ちました。それこそさっき大我が言っていた、憧れや目標が僕にも出てきたんですよ。ただ、それは自分が目指せるところじゃないなと思っていたんで、誰にも言えずに密かに思ってまして。 その後、トート役で帝劇に立ち、ありがたいことに、(他の役でも)何度か立たせていただいたんです。その中でたくさん成長させてもらい、自分を育てていただいた場所だなと勝手に思っていて、とても恩を感じている場所です」

京本さん「僕も本当に恵まれてるというか、小さい頃から先輩の作品とかで、帝国劇場に立たせていただいていて。 仕事ということもわからないぐらいの状態で、(先輩の)後ろで踊ったり、子役みたいな感じで出させていただいたことはあって。本当に思い出がたくさんつまってるんですけど、やっぱり20歳の時、『エリザベート』で帝劇に立った時に、今まで見てた帝国劇場と景色が全然違う感じがして、“帝劇ってこういうところなんだ”と改めて思うぐらい、帝劇の凄みみたいなものを感じました。あとは、その時、芳雄さんや城田優さん、先輩方がみなさんすごく優しくて、気にかけてくれて。20歳の若造の僕に話しかけてくださったり、ごはんに誘ってくれたり。雄大くんとも(帝劇の)地下のお蕎麦屋さんにふたりで食べに行ったり。劇場のステージ上だけじゃなくて、周りのお店だったり、楽屋だったり、いろんなところに思い出がつまってるので、 一言じゃ表せないぐらい感謝してます」

ーーおふたりの考える『モーツァルト!』の作品の魅力を教えてください。

ミュージカル『モーツァルト!』 囲み取材 古川雄大 京本大我

古川さん「モーツァルトという天才の生涯を描いてるんですけど、 幼い頃って才能と向き合っていくだけでよかったものが、成長していくにつれて、いろんな人間関係が生まれてくる。その天才の生涯を描いていながら、ものすごくみなさんが共感できたり、背中を押してもらえるような感覚になる。それが『モーツァルト!』の魅力のひとつですね。あと、クンツェさん、リーヴァイさんの楽曲も本当に素晴らしくて。ヴォルフガングの歌って、キツイんです。でも、ヴォルフガングってそういう人生なんですよね。音楽が自然と導いてくれる。そういうことも含め、芸術性の高いところが魅力なのかな」

京本さん「僕はまだ客席からやDVDでしか拝見できてない部分もたくさんあるので、ステージ上からヴォルフガングとして見る景色がすごく楽しみ。ヴォルフガングの自由に輝きを求めて生き続けたい、そういう無邪気さだったり、熱さも素敵だなと思いつつ、繊細さもあると思います。 あとは、ずっと観てきた人からすると、楽曲がすべてキャッチーで、もちろん難易度がすごく高いことは聞いていてもわかるんですけど、難しい歌だからこそ圧巻。これからは僕が務めなければいけないので、観に来てくださる皆さんにもそう感じていただけるような、ヴォルフガングとしての熱い思いをしっかり歌に乗せて届けていけたらいいなと思っています」

ーーヴォルフガングという人物の役作りはどのようにされていこうと考えていますか? 人物の魅力もどう感じているか教えてください。

古川さん「天才ですよね。天才を演じるってすごく難しいと思うんですけど、音楽に秀でてる人で、でも天才って何かに秀でていると、他がおとってる感じじゃないですか。まさにヴォルフガングがそういう人で、音楽以外ダメな人なんですよ。直感で何も考えず行動してしまう人なので。でも、そこが彼の面白い魅力でもあり、ダメなところでもある。天真爛漫な部分もありながら、父・レオポルトとの対立だったり、それぞれの役との関係性がしっかり出ていくので、自分もその関係性をしっかり描きながら、普通のアプローチとは違う、自分で課題を課していくというか。初演の時のような切羽詰まった感じになるよう、役だけでなく古川雄大自身もとことん追い込む。怖いんですけどね。少し妥協したくなりますけど、そのぐらいしないといいものができないんじゃないかなと思っているので、とにかく甘えずいけたらと思っています」

京本さん「この役に限らずですけど、役作りって終わりはないと思うんです。でも、この役は肉体面も精神面もかなり鍛え上げておかないと。本番期間も長いですし、役と向き合っていく上で、京本大我としての強さも持っておかないと自分がダメになってしまう怖さもあるので、いろんなところに気をつけながら向き合っていきたい。モーツァルトは幼少期に“奇跡の子”と呼ばれてるくらいの天才キャラクター。でも、天才の役を天才が演じるってなかなか難しいと思ってて。僕みたいな特別秀でてない人間がコツコツ積み上げて“天才”を作り上げる面白さって絶対あると思ってます。僕のグループにも天才だなと思うメンバーがいるんですけど、そういうキャラクターを日々勉強しながら、いろんなことを吸収しながら、ヴォルフガングという役を少しでも奥行きをつけながらやっていけたらいいなと思います」

お互いにたくさんいい刺激をもらいたい

ミュージカル『モーツァルト!』 質疑応答 京本大我

続いて、囲み取材になり、レポーターからの質問が飛びました。

ーー古川さんが「自分自身を追い込んで」という話がありました。具体的に今何かやってますか?

古川さん「もともとボイストレーニングはしてるんですけど、今回、歌の攻めるポイントを何か所か作ってまして、それが多分今までにないものにはなると思います。ただ、それをやる実力がまだついてない。だから、どう持っていこうかなって悩んでいたりするんですけども。あとはお芝居の部分でも、プラン立ててやってしまうことも多いですが、市村(正親)さんなどもいらっしゃいますので、安心して何も考えずにやってみようかなと思ってるくらい。それぐらい方向性を変えていこうかなって。今ふわっと考えてる段階ではこんな感じです。ファンの方が、今回のヴォルフガングを観て、“変わったな”と思ってもらえるようなものをお届けできたらなとは思ってます。難しいですが、頑張ります」

ーー京本さん、先ほどおっしゃってた天才のメンバーって誰でしょう?

京本さんみんな天才ですけど、特にジェシー。ジェシーは自分のことを“天才じゃない”って言うんですけど、僕からすると才能の塊というか、フィーリングでわーってやることがかっこよかったり。もともと持ち合わせてる音楽的なレベルの高さもそうですけど、努力をたくさんしてる彼を見ると、僕もより頑張ろうって思える。いい関係で切磋琢磨しながら日々やれてるので、モーツァルトみたいな天才ってなると、うちだとジェシーがぱっと浮かびます。それと、僕がグループの中でミュージカル担当ってわけでもないので、いろんなメンバーがたくさんの舞台にこれからも触れて、いい刺激をお互いに送り合っていけたらなと。たとえば最近、僕もドラマや映画に挑戦させていただいて、メンバーも観てくれて嬉しかったりしますし、ずっとそれぞれをリスペクトし合えていけたらいいなと思ってます。みんな、もちろん武器というか得意分野はそれぞれにあるんですけど、結局やってみたらみんな何でもできちゃうので、 そこが僕のSixTONESの尊敬するところだったり、好きなところです」

ーー京本さんには、今度『モーツァルト!』という自慢できるひとつの作品ができるじゃないですか。

京本さん「はい、そうですね。メンバーも帝劇の主演と知った時はすごく驚いてくれました。まだ本番も入ってないので、まずは自分のものにしなきゃいけないとは思いますけれども。次のステップにどんどん行くためにも、胸を張れるよう『モーツァルト!』をしっかりと務めたいと思います」

ーー京本さん、今のうちに古川さんに聞いておきたいことはありますか?

京本さん「たくさんありますけど…。雄大くんの回も、もちろん観させていただいたんですけど、 雄大くんのヴォルフガングは美しいし、芯の強さもあるし、すごく魅力的だったので。『エリザベート』でご一緒させてもらった時もそうですけど、決して真似をするわけではなく、でも素敵なところは勉強させてもらいながら。あとはさっきも裏で話しましたけど、長期の本番期間になるので、体調管理だったりとか。『エリザベート』の時は地方公演中に一緒にカラオケへ行って、高音対決やX JAPANを絶対地声で歌わなきゃいけないみたいなゲームをしてました(笑)」

ミュージカル『モーツァルト!』 質疑応答 その2 古川雄大 

古川さん「懐かしいね」

京本さん「本番の合間にやってましたよね」

古川さん「うん。若かりし頃」

京本さん「そんなことは今回は絶対できない」

古川さん「できない、できない(笑)」

京本さん「ダブルキャストで、雄大くんと本番中は会わないんですけど、喉を痛めることは封印しつつ、時折、裏でも楽しくできたらいいなと思います」

ーーすごく仲いい感じが伝わってくるのですが、どう距離を縮めたんですか?

古川さん「久々に会って、彼がまた雰囲気が変わった」

京本さん「本当ですか?」

古川さん「変わったなってすごく感じていて。多分、お芝居に入るとまっすぐになるタイプだと思うんですけど、いろんな座長とかを経験されていく中で、すごく視野が広がったというか、僕がこういうこと言うのあれですけど……。さっきもすごく話しかけてくれて、そんなこと『エリザベート』ではあんまりなかった」

京本さん「そうですか?」

古川さん「すごく変わって成長したんだな、と勝手に感じていました」

京本さん「『エリザベート』の時は、僕が現場に入ったら、もう雄大くんが昼公演を終えてるとか、そういう感じだったんで。さまぁ〜ずさんのDVDを観てた(笑)。芸人さん大好きだから」

古川さん「くだらないことを話したりしながら。あと、SixTONESの方と共演することが多くて、さっきはそういう話をして」

京本さん「うちの北斗やジェシーと、映画やドラマとかで共演されてることが多いので、そういう共通点もありながら……」

古川さん「“やっとここで共演できるね”と話をして、またこの記者会見のおかげで、ぎゅっと(距離が)縮まりました」

ーー今回、京本さんは初めての『モーツァルト!』ということで、古川さんから何かアドバイスはありますか?

古川さん「いやいや、ないです。何にもない。彼は“天才じゃない”って言ってるけど、天才なんです。謙虚なので。(『エリザベート』の)ルドルフでも、俺があんなに苦労したナンバーを軽がるやっちゃう。彼は天才なんです。だからもうアドバイスはないです。刺激をたくさんいただけるようにしたい」

新しく変わった『モーツァルト!』を観に来ていただきたい

『モーツァルト!』 メインビジュアル
画像提供/東宝演劇部

最後に、ファンへのメッセージをお願いされると、「今回5代目のモーツァルトも誕生して、他にもキャストが変わっています。また新たな『モーツァルト!』を、今まで愛してくださった方は変化を感じていただけたらいいなと思いますし、このカンパニーならではの色をお届けできるように頑張っていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします」と古川さん。

京本さんは、「初めての挑戦で、ここまで色々経験させてもらったことを大事にしつつ、自分としては新鮮にいろんなことを取り込んでいく勇気をしっかり大事にしつつ。ウォルフガングというとても難しい、育三郎さんも当時大変だったっておっしゃっていて、それだけ難しい役なので、 僕自身は雄大くんがさっき自分を追い込むっておっしゃってましたけど、僕はもう自分を“追い殺す”つもりで(笑)。自分が壊れる寸前ぐらいまで痛めつけながらやらないと、多分皆さんに感動していただけることはないだろうなと思うので、共演者の皆さん、そして演出家の皆さんに支えてもらいながらも、 自立して、しっかり自分の足でこの役を演じたいと思っております。どうか皆さん、お時間ある方は観に来てください」とお願いをし、会見は終了しました。

美しいビジュアルの『モーツァルト!』、ぜひ劇場で一度は観賞してみたいもの。チケット発売はこれからです。争奪戦にぜひ参戦してみてはいかがでしょうか。

ミュージカル『モーツァルト!』


2024年
8月19日〜9月29日 東京・帝国劇場
10月8日〜10月27日 大阪・梅田芸術劇場メインホール
11月4日〜11月30日 福岡・博多座

※チケット発売情報や、各公演の出演するキャストのスケジュールは、公式ホームページでご確認ください。


Staff Credit

撮影/新谷真衣 取材・文/宮平なつき

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