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LIFE

70㎡以下の「小さい家」で広々暮らす

生活スタイルは変化するから…

【67㎡ 分譲マンション】模様替えで不便を解消!ライフオーガナイザー手塚千聡さんのご自宅を拝見

  • @homeLEE 私らしく建てる、心地よく暮らす

2024.05.04

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間取りとレイアウトの工夫で、面積以上の快適さ!

70㎡以下の「小さい家」で広々暮らす

小さい家 手塚千聡さん

広さよりも環境や立地を優先し、狭い面積でも自分たちらしく、ストレスフリーに暮らす人が増えています。

間取りや動線、視覚の効果、収納など、〝小さい家〞に詰まった工夫は、どんな暮らしにも役立つヒントがいっぱい。今回は手塚千聡さんの自宅をご紹介します!

手塚千聡さん

教えてくれたのは?

手塚千聡さん

(妻、夫、長男11歳、長女9歳)

ライフオーガナイザー。狭い家で広々暮らすことをテーマに暮らしと収納の仕組みづくりを提案する「LaLaDUAL(ララデュアル)」を主宰。

67㎡ 分譲マンション

不便を感じたら模様替えを! いつも機能的で居心地よく

「お母さん、私たちが勉強してるとき、よくじーっとこっち見てるよね〜」と話す娘さんに、照れ笑いをする手塚さん。分譲マンションに引っ越して8年。幼児だった2人のお子さんは今、小学6年生と4年生に。

「確かに、いつも家族の動きを観察して家具の配置や収納を考えるのがクセになっていますね。棚はこっちにあるほうが使いやすいかな、教材はこうすれば片づけやすいかな?と。子どもの成長や生活スタイルに合わせて、67㎡の空間を最大限に生かす実験のよう。もう何回、模様替えしたか、数え切れません(笑)」(手塚千聡さん)

それでも、もういよいよ手は尽くし、リノベのタイミングだと、昨年ある建築事務所に相談をしました。

「ところが、“まだまだこの先、生活スタイルは変化するだろうから、リノベはもう少し先にしたら?”と設計士の方に言われ、納得したんです。よしもう一度、今の自分たちに合う模様替えを考えてみよう、と」(手塚千聡さん)

その後ダイニングから続く個室に書棚と学習机、夫のデスクを設置。

「本来ならこの部屋はくつろぐ空間ですが、わが家はソファチェアのあるダイニングがリビングを兼ねているので、ここを学習スペースとしました。会話をすることもできるし、一人一人が集中することもできる、家族のほどよい距離感が保てます」(手塚千聡さん)

新幹線の駅や空港へのアクセスがいい立地。徒歩圏内にレジャー施設や病院があり、習い事や買い物へ行きやすい都会に居を構えることに魅力があるそう。

「この環境が気に入っているので、多少の狭さは工夫次第でなんとか。今後も快適な間取りや配置を模索していくつもりです」(手塚千聡さん)

DATE

手塚千聡さん 見取り図

玄関の両わきに個室がある典型的な3LDKの分譲マンション。個室は親の寝室と、2段ベッドを置いて兄妹の寝室に。LDとひと続きにもなる個室を学習室に。

2020年取材時はダイニングにキッズスペースが

手塚千聡さん 2020年自宅
LEE2020年4月号より 撮影/仲尾知泰

LD & Workspace

試行錯誤の末、リビングだった個室を学習&ワークスペースに

手塚千聡さん リビングダイニング ワークスペース

引き戸でダイニングから続く個室を学習スペースに。子どもが幼少期に使っていた幅160×奥行き40cmのデスクをもう1つ買い足し、中央に並べて配置。教材を広げやすい環境に。写真左の白のミニデスクは夫の仕事用。

Living & Dining

手塚千聡さん リビングダイニング

食事のとき、娘は学習スペースから椅子をダイニングへ移動させて。壁ぎわには腰高で奥行きの浅い棚を設け、使用頻度の低いものや書籍類を収納。

Storage

既存の収納スペースは、120%使いきる工夫を

手塚千聡さん 自宅収納

0.5畳のコンパクトなウォークインクローゼット。壁に有孔ボードを設置し、ウォールポケットをかけて小物を収納。畳む衣類はキャスター付きワゴンに。

手塚千聡さん 自宅収納

リビングにある収納は、サイズ指定できるDIYのWEBショップで棚板を購入して追加。「イベント」「衣類お手入れ」などおおまかなジャンルに分け、投げ込み収納に。中段にはよく使う書類を、下段と上段は同じ要領で食品ストックを小分けに。

Workspace

子どもが無理なく片づけやすいように、棚をカスタム

手塚千聡さん ワークスペース

イケアのBILLYを壁ぎわにつけ、書籍や教材の収納に。「広げたまま教材を片づけたい!」という息子さんの意見を受けて、横に教材をしまえる収納を思いついたそう。右は息子、左は娘で、それぞれ棚板を追加して、教科ごとに収納できるようにしています。

手塚千聡さん ワークスペース

机が中央にあるため、デスクライトは充電式にして配線問題を解消。無印良品のスタッキングシェルフ内が充電スポット。タブレットなどコードがあるものはここに集約。

手塚千聡さん ワークスペース

平日はランドセルを机のわきの棚上に。文具はダイニングから死角になる棚にまとめて。

「小さい家」にはメリットがいっぱい!

動線がよい

リビングから個室、洗面所から寝室など、最短距離でアクセスしやすいので、効率よく家事を進めやすい環境!

家族のコミュニケーションが取りやすい

どの部屋にいても家族の気配を感じられるため、家族の体調や心境の変化などを、こまやかに把握できる。

掃除しやすい

家の隅々まで目が行き届き、拭く&掃く面積が小さい分、掃除にかける労力も時間も、最小限で完結。

光熱費が抑えられる

限られた空間なので空気が循環しやすく、冷暖房費が比較的セーブしやすい。部屋が少ない分、冷暖房家電の数も抑えられる。



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Staff Credit

撮影/石川奈都子 間取り図製作/前田優子 取材・文/田中理恵

こちらは2024年LEE5月号(4/6発売)「70㎡以下『小さい家』で広々暮らす」に掲載の記事です。

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