「部屋干しストレス」特集も大人気だった、"洗濯王子"こと洗濯アドバイザーの中村祐一さん。今回は、冬物をしまい始めるこの時期に知って得する、冬素材の洗い方&しまい方を教えていただきました!
ウールやカシミアといったデリケートな素材も、洗濯表示をきちんと確認してみると、自宅ケアできるものが多数。
第2回目は、洗濯機で洗える冬アイテムを、もっときれいに保つためのコツをお届けします。
「おしゃれ着用の中性洗剤を使う、あらかじめ水に洗剤を溶かしてから洗うなど、少し工夫をすれば、傷みを防ぎながら効率よく汚れを落とすことができる」と中村さん。
「ウールなどは虫食いが心配ですが、防虫剤の効果が薄れないように密閉できるケースに収納するなど、しまうときのポイントも押さえておけば安心です」
それではさっそく、洗い方~しまい方までをチェック!
第1回目で洗濯表示を確認したところ、洗濯機使用OKの表示があった、ロングニットカーディガン、フェイクレザージャケット、プリーツスカートのお手入れ方法を一つずつ見ていきます。
ロングニットカーディガン
ロング丈のニットはハンガーの3本使いで伸びるのを防いで!
★必要なもの
・中性洗剤
・洗濯ネット
・ハンガー
・防虫剤
たたまずネットに入れてドライコースで |
「まず洗濯機内に水をため、中性洗剤を溶かします。洗剤がちゃんと溶けて、汚れが落ちやすくなります」
「水が通りやすいよう、きっちりたたまずにネットに入れたら、ドライコースで洗濯を」
3本のハンガーにかけて、重みを分散 |
「長めの服にはハンガーを3本用意します。まず普通にハンガーにかけたら、袖、裾部分をそれぞれ別のハンガーに引っかけます。こうすると、重みでウールが伸びてしまうのを防げます」
防虫剤と一緒に衣装ケースに |
「虫食いが心配なニットは、衣装ケースに入れて防虫剤の効果を最大限に引き出しましょう」
フェイクレザージャケット
ネットに入れ、ドライコースで洗濯。筒状に干すように!
★必要なもの
・台所用スポンジ
・中性洗剤
・洗い桶
・ハンガー
・除湿剤
衿元などを手洗いしてから、洗濯機へ |
「洗い桶に水と中性洗剤を混ぜ、洗浄液を含ませたスポンジで袖口や衿元などをこすります。そのまま洗濯機に入れ、ドライコースで。乾きにくいと感じたら、もう1分脱水を」
ファスナーを開けて、風通しよく |
「ハンガーにかけて干します。衿元は立てて、ファスナーは開けましょう。風通しがよくなるので、しっかり乾きます」
「袖などの細かいファスナーも、すべて開けてから干してくださいね」
除湿剤を置き、ハンガーにかけて収納 |
「ハンガーにかけて収納。湿気で劣化しやすいので除湿剤を下に置いて。不織布のカバーをかければ完璧です」
プリーツスカート
汚れが気になる箇所はスポンジでこすって予洗いを!
★必要なもの
・中性洗剤
・洗濯ネット
・ピンチハンガー
ほかの服と一緒に洗う場合はネットに入れて洗濯機へ |
「ファスナーなどがついた衣類と一緒に洗う場合や、レースなどのあしらいがある場合はネットに。洗濯機に水をためて中性洗剤をきっちり溶かしてから、ドライコースで洗いましょう」
ピンチハンガーに立体的な形で干す |
「ピンチハンガーに、ウエスト部分が筒状になるように留めます。ピンチをつけるのは4カ所ほどでOK。空気の通りがよくなるよう立体的に干すと、よりスピーディに、きちんと乾きます」
クローゼット内でゆとりを持って吊るす |
「スカート用ハンガーに留めて、クローゼットへ。詰め込んで型崩れしないよう、空間に余裕を持たせて」
次回は手洗いアイテムのポイントをお届けします。
撮影/鈴木静華 スタイリスト/高橋美帆 取材・原文/高見澤恵美
※商品の価格は本体価格(税抜き:2017年2/7発売LEE3月号現在)で表示しています。
詳しくは2017年2/7発売LEE3月号に掲載しています。 [最新号] 試し読み・定期購読はこちら
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