2/16に映画が公開!活躍中の選手も読者も共感
マンガ『ハイキュー!!』家族みんなで夢中になる、超人気作の魅力をあらためて深掘り!
2024.02.13
バレーボール日本代表 パナソニックパンサーズ所属
西田選手にも影響を与えた
親子で夢中になれる
『ハイキュー!!』ワールド
コミックス全45巻、アニメもこの4月で放送10年を迎え、2月には映画化も。今、活躍中の選手にも影響を与えている名作の魅力をあらためて深掘り!
Story
バレーボールに魅せられるも、バレーをする環境に恵まれず、中学時代には一度しか公式戦に立てなかった日向翔陽(ひなたしょうよう)。そのときに出会ったのが「コート上の王様」の異名を取る影山飛雄(かげやまとびお)。日向は影山へのリベンジを願い、かつての強豪校・烏野(からすの)高校バレー部の門を叩くが、なんとそこには影山がいて——。低身長で高い身体能力を持つ日向と、天才的なトスを上げる影山。2人とバレー部の仲間、対戦校の生徒たちのひたむきな青春を描く。『週刊少年ジャンプ』で、2012年から約8年半連載された超人気作!
SHOYO HINATA
中学時代の日向。影山との試合に惨敗したことで“最後までコートに居続けたい!”と、バレーボールへの情熱を強く燃やすことに。
TOBIO KAGEYAMA
天才選手と名高かった影山だが、なぜか“元・強豪校”の烏野高校で日向と再会。運命と思える2人の巡り合いが、物語を熱く動かしていく!
\LEE読者もこんなにハマってます/
推しのキャラはもちろん、物語全般に夢中になる人が続出。家族みんなで読んでいるという声も!
- 読むほどに推しが増える漫画。努力の大切さ、まぶしいひたむきさ、仲間との絆が描かれ、青春が大渋滞! 本当の意味での「悪役」がいないのも魅力的です。(LEE100人隊No.054 さきさん)
- 個性あふれるキャラクターで、それぞれに人間味あふれる背景があるから、感情が乗りやすく、没入できます。心に響く数々の言葉が、回収される構成もすごい。(LEE100人隊No.094 Usaさん)
- バレーボールに詳しくなくても、部活をしていなかった人も共感できる作品。わが家は私、夫、子どもと家族揃って楽しんでいます!(LEE100人隊No.035 suiさん)
- 青春の尊さを実感できる。現実的でリアルにありそうな試合展開を熱く応援できます。(LEE100人隊TB なおっちさん)
- 学生時代、部活で優秀な成績を残した人も、なんとなく夢を見ただけで終わってしまった人も、必ず心に刺さります。応援する側、応援される側どちらの気持ちも共感できます!(LEEメンバー acoさん)
- 全年齢、性別の人に読んでほしい。夢中になるうちに生き方のヒントも得られる、歴史に残る漫画。私がお金持ちになったら全巻をすべての小中学校に配るつもり。(LEEメンバー るんるんさん)
初代編集者だけが知っている
『ハイキュー!!』ウラ話
日向のキャラを何度も練り直し、丹念な部活取材も行っていた!
今やバレーボール漫画の金字塔となった『ハイキュー!!』。だけど、実はスタートまで1年以上の準備を要したそう。
「連載用のネームを何回出しても、ジャンプ内の編集会議で掲載OKと言われず……。作者の古舘先生と一緒に試行錯誤したのは、主人公・日向のキャラ設定。彼はバレーボールの素人ではいてほしいけれども、読んでくれる方々をバレーの世界に引き込むには、この競技を好きでいてほしい。でもそんなにバレーボールを好きな子が、高校生までほぼコートに立てなかった理由を、どう説得力を持たせるのかが難しかったですね。でも今では古舘先生は『あの練り直し時期があったからこそ、その先を描き続けることができた』とおっしゃっています」
取材にも、たくさん行ったのだそう。
「私が都内の高校のバレーボール部に電話をしてアポ取りをしました。一番最初の取材は連載開始前だったので、ドキドキしながらお願いしましたね(笑)。古舘先生はすごいんですよ。いつも『取材は答え合わせではなく、疑問を見つけに行く場所』だと。試合で負けた後の生徒たちはどういう行動をするのか、高3生の部活と進路の距離感って? 先生は生徒にどんなアドバイスをするの?と、学生さんたちを観察し、丹念に話を聞いていました。そのリアルさで『ハイキュー!!』は、“真摯な部活漫画”になったと思います」
また「単純な勝ちがすべてではない、という古舘先生自身の価値観も、スポーツ漫画の中では異質だと思う」とも。
「物語の中では、コートに立ち続けることの大事さを一貫して描いていますよね。さらに現実の部活って、練習試合で何度も同じ学校と対戦するじゃないですか。特にバレーボールは、その傾向が強い競技。連載初期から“日向たちが長くつき合うライバル校も必要だ”という話はしていました。今回、一試合分が映画化された音駒高校は、まさにそういう特別な存在なんです。一過性の勝ち負けに終わらない学校や生徒同士の関係を描くのも、新しい視点だったと思います」
さらに本田さんは『ハイキュー!!』は、“全員を肯定してくれる作品”とも。
「最近では部活ってつらいことや理不尽なことが取り上げられがちですが、部活という営みも悪くないよねと。そのうえで、バレーボールに対する距離感は、人それぞれでOK。長い人生の中で部活というものに触れた時間が、登場人物全員にとってよいものであってほしい……という思いが込められているから、日向はもちろん、いろいろなキャラクターたちに共感を持っていただけているのだと思います」
泣けてくる名セリフ
―この長い40年より あの頃の刹那の10年が叫び出す 高さこそ正義 大きいことこそ至高 いちばん格好良いバレー 俺にもできると叫び出す
白鳥沢学園高校・鷲匠監督のセリフ
「自分と同じ低身長の日向に、最初は厳しい態度だった鷲匠監督。夢を諦めた大人が、日向のプレーで心を熱くする場面は涙なしに読めません!」
2024年2月16日公開!
『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』
『ハイキュー!!』の物語の中でも人気の高い、烏野高校と音駒(ねこま)高校の一戦がアニメ映画に。「もとのお話を知らない人もご安心を。このファイトだけでも作品世界に入れます。スポーツ観戦気分で楽しんでください!」(『ハイキュー!!』初代担当編集・本田さん)
劇場版『ハイキュー!!』公式サイト
\大人だからこそ/
共感できることが盛りだくさん!
LEE読者&スタッフが
グッときた名セリフ集
日向&影山の烏野高校コンビはもちろん対戦校の選手まで、作品の中には名シーン&名セリフがいっぱい。仕事や家庭に一生懸命な30代・40代の心に刺さります!
“3年生なのに可哀想”って思われても 試合に出られるチャンスが増えるならなんでもいい
「天才セッター・影山と同じポジションゆえに、試合に出るよりも副主将&優しいまとめ役としての印象が強い菅原。コートの上で活躍できる可能性が低いとわかっていても、自分のプレーへの熱量は高い。少しのチャンスにも諦めず食らいつく姿は、大人にとって響くものが!」(LEEメンバー アゲハさん)
一人で勝てないの当たり前です コートには6人居るんだから …俺もソレわかったのついこの間なんで 偉そうに言えないっすけど…
「エースという役割にプレッシャーを感じてしまい、バレーボールから遠ざかっていた東峰。彼を勇気づけた影山のセリフ。孤立したり、自分だけでがんばろうとしそうになったときに効きます」(LEE100人隊No.054 さきさん)
負けたくないことに理由って要る?
「王道だけど主人公の日向のセリフには励まされる。バレーボールに有利な体格ではないし、負けた試合を何度も経験しても、決してくじけない。これぞ“部活動の青春”という姿勢に感動です」(LEEメンバー Creamさん)
「仲間のためにがんばる」はオカシイこと?? おれがやったらオカシイの???
「烏野高校のよきライバル・音駒(ねこま)高校の研磨。普段はバレーボールやチームメイトにはクールな態度を取っているけれど、いざというときには熱いし、賢い! そんな自分に照れて怒ってるシーンがかわいい!」(LEEメンバー コーラルさん)
逃げる方が絶対後からしんどいって事はもう知ってる サッ 来ォォオい!!!
「春高の予選で烏野の大黒柱だった澤村が退場し、急遽コートに立つことになった縁下。かつて部活から逃げ出したことのある彼が、自分に活を入れる姿に涙。普通の人に向けて勇気を与えてくれます」(編集やまみ)
チームって複雑だからな 人が複数居てちゃんと力を合わせるって結構難しい
「音駒高校の主将・黒尾。試合の後“もっと注目されたい”とぼやく1年生のリエーフに、チームワークの難しさと充実感を伝えるシーン。威圧的にならず、さりげなく後輩を導く姿は、見習うものがあると痛感」(ライター石井)
ところで平凡な俺よ 下を向いている暇はあるのか
「春高バレーに出場した烏野高校。チームの一員の田中は稲荷崎高校との戦いで自問自答を繰り返します。私も仕事で壁にぶつかったときは彼の言葉を思い出して奮闘!」(LEE100人隊No.035 suiさん)
“負け”は弱さの証明ですか? 君達にとって“負け”は試練なんじゃないですか? 地に這いつくばった後また立って歩けるのかという 君達がそこに這いつくばったままならば それこそが弱さの証明です
「顧問の武田先生の言葉も力強い。青葉城西高校との試合に負けて言い争う日向と影山に向かって、放たれたセリフは、大人にも刺さります。負けたことを受け止め、どう生かすかが大事だという学びが!」(編集Nやす)
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Staff Credit
撮影/田村伊吹 取材・原文/石井絵里
こちらは2024年LEE3月号(2/7発売)「バレーボールが今、心に刺さる」に掲載の記事です。
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