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【安達祐実さんインタビュー】ZOZOTOWNのウェブCMにママ役で出演中。エイジレスな魅力を放ち続ける“安達祐実さん流・子育てのマイルール“とは?

2023.12.18

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あだち・ゆみ●1981年9月14日、東京都出身。10歳の頃出演した『ハウス食品』のCMや、ドラマ『家なき子』で大ブレイク。天才子役として活躍し、現在に至るまで実力派俳優として多くの作品に出演。プロデュースするスキンケアブランド『Upt(ウプト)』も話題。高校2年生の長女と、小学校1年生の長男のママ。

「子役の方と共演すると、ふと、昔の自分はどうだったっけ? と、考えてしまうんです」

――ドラマ『大奥』シーズン 2 (NHK)での迫力たっぷりの演技が話題になった安達さん。久しぶりの時代劇にも関わらず、存在感たっぷりの演技は、さすがのひとこと。

「もともと時代劇での演技が好きなので楽しかったですし、緊張感もあってすごくいい現場でした。時代劇だといつも、三歩下がって、的な女性としての立場で出演していましたが、今回は男女が逆転している設定。つまり、男性としての立場で演技をしなければいけなかったので、政治的なセリフも多かったですし、常にヒートアップしながらしゃべる感じで。滑舌が悪くなり呂律が回らなくなる、といった経験を久しぶりにしました。お着物はそれなりに重さがあるので1日撮影していると普段こらない場所がこったりすることはありつつも、衣装を使いながら、パシッ! とかっこいいお芝居ができるのはすごくいいかなと。今後は、“本当に救いようのない悪いヤツ”の役柄を1回は演じてみたいな(笑)」

――12月11日から放映中のZOZOTOWNキッズアイテムのウェブCMではおしゃれママ役を好演。CM撮影中の印象深いエピソードを伺うと……

「子役の皆さんと共演できたことかな。私の娘役をやってくださった方は、それはもうしっかりしていらして、プロでした。中には天然素材、っていう感じのお子さんもいらしたりして、それぞれ個性があってすごく面白いな、なんて思いつつ『私が子役だった頃はこんな風にしっかりできなかったな』と、昔の自分を思い出したりも。子役の方のお母様や事務所の方の反応も昔の癖でつい気になって、ちらちら見てしまいました(笑)」

「ファッションに迷ったら娘に相談。私のいいアドバイザーなんです」

―― 忙しいママ世代の LEE 読者も、家にいながら買い物が楽しめるEC ショッピング派が増加中。安達さんの気になるお買い物事情を聞いてみました。

「暇さえあれば見ているっていうくらい、私もECで買うことが多いですよ! 最初の頃はサイズ感を間違えてしまったり、思っていた感じと違ったりと、ECでのお買い物ならではの失敗もあったんですけど、今はだんだんこなれてきて、その服を着ているモデルさんの身長やサイズをしっかりチェックして熟考してから買うようになりました。そうして選抜したアイテムたちをカートに入れたことで安心してしまい、気づいたら売り切れていた、なんていうこともたまにありますけどね(笑)。ブランドのこだわりは特にないので、おすすめ順に見たり、季節の変わり目は新着アイテムからチェックしたり。先日は、小学1年生の息子用に、ZOZOTOWNでシンプルな黒いアウターを買いました。成長が早くてどんどんサイズが合わなくなってしまうので、大変です」

――「高校2年生になる娘とはほぼ同じサイズ」という安達さんは、娘さんと共有するのを前提にショッピングをすることがほとんどなのだそう。時には着たい服がかぶってしまうこともあるとか。

「そういうときはもう、早いもの勝ちです。お互い別々クローゼットはあるものの、自由に行き来してその日着たい服を選ぶという感じなので。娘とはよく一緒に買い物にも出掛けますよ。娘は少し前までは、“カジュアルストリート”な雰囲気だったんですけど、普段から絵を描くのが好きなアーティスティックなタイプなので、最近は、“大人っぽいモード系”にしたいみたいで……カジュアル系が好きな私は取り残されてしまいそう(笑)。 “可愛い系とかは無理だから、私は個性派でいくね!”、なんて言っていました。娘はいいアドバイザーでもあって、“もうこの服を着るのは無理かな”とか、“この組み合わせはどうなんだろう”と、迷っていると、“ママは自由に自分の好きなものを着ていいよ”と、言ってくれるんですよ。信頼されている感じがして嬉しいです。すごく面白い子なので皆さんにも会わせたい(笑)!」



「子供たちにいつも “好きだよ”、“愛してるよ”と、言いまくっています」

――俳優として、母として、忙しい日々を駆け抜けている安達さんにタイムマネージメントのコツを伺うと、「要領が本当に悪いんです(笑)」と、意外なお言葉。

「家族みんなのスケジュールをアプリで共有して、私が仕事に行く日は、シッターさんをお願いすることもあれば、夫が見ていてくれる日もあります。あまりにも忙しいときには、最初に睡眠時間を諦めます。家事も後回しにして、帰ってからまとめてやったり、次のお休みのタイミングで細かなお掃除をしたり、といった感じです。そんな日々を癒やすのは、私の場合は香り。お寺とかお線香みたいな渋めの香りが定番です。あとは、子供が学校に行っている間に温かいお茶を飲んでリラックスしたり、本を読んだり。自律神経を整えるためにも、お風呂でバスタブに浸かることも心がけています。表に出るお仕事なので、マッサージやエステに行ってメンテナンスもしなきゃとは思うんですけど、そんなことをしている暇はない! という気持ちが強いせいで、まったくしていません(笑)。私は絵に描いたようないいお母さんということでは全然ないので、子供たちがしっかりしてくるのかな……。そんな子供たちのおかげで毎日楽しく過ごさせてもらっていますし、ちょっと時間があると“子供たちとなにしよう?”と、嬉しくなってしまうんです」

――いい親子関係を築いている安達さんでも、思春期世代ならではの反抗期などに悩んだこともあったのでしょうか。お子さんとの関わり方で大切にしているのは、ズバリ、「感情で行動しないこと」。なのだそう。

「苛立った気持ちで叱ることは絶対にしないですし、良くないことをして叱らなきゃいけないときは、なぜそれがだめなのかということをきちんと説明するように。常にコミュニケーションをしっかり取ることも心がけています。例えばうちは、娘と息子の年齢が離れているので、同時に二人がしたいことを叶えてあげることがなかなかできないんです。なので、娘の日、息子の日、という感じで1日ずつ分けて一緒に過ごす時間を作って、中途半端にならないようにしています。子供たちに対して、“好きだよ”、“愛してるよ”と、常に言いますし、息子とはまだまだスキンシップもとります。娘はいつもベタベタしてきますね(笑)。私のことを親子というより、憧れの先輩のように慕ってくれていて、“ママみたいにかっこいい人になりたい”なんて言ってくれるので、反抗期はなかったんですよ。でも、息子は男の子だし、なんとなく来そうな気がしているので、今から少し心配ではあるのですが……。娘のときもそうだったんですけど、“万が一ママのことをババアなんて言ったら、出て行ってもらうからね!”と、言ってあります(笑)」

「人からの目線より、“自分の好きなこと”をまずは大切に」

――安達さんが手掛けるスキンケアブランド『Upt(ウプト)』は、LEE読者の中でも浸透しつつある“家族シェア”アイテムとしてもぴったり。シンプルながら手応えを感じられるラインナップで、すでに多くの愛用者がいる人気ブランドに。

「男性にもお子さんにも使っていただける処方や軽やかなテクスチャーにこだわって作りました。さらりとした使い心地なので不安に思う方もいらっしゃると思うのですが、保湿力はすごく高いんですよ。使い続けることで肌の良さを引き出せるということを感じているので、夫婦で、家族で、是非使っていただきたいです」

――40代に入って仕事もおしゃれもますます自分らしく。まさに「エイジレス」という言葉がぴったりの安達さん。最後に、「◯歳だから◯◯しなきゃ」、「歳相応の服装をしなきゃ」と、つい“年齢”のことにとらわれがちな読者世代に、メッセージをお願いします。

「私も30代になる前までは、周りからの目を結構気にするタイプでした。“私のことを全員が好きじゃなきゃ嫌”という思いも強くて、でもそれは裏を返すと、“嫌われたくない”という気持ちの表れだったと思うんです。周りにもそういう私の緊張感が伝わってしまって、心で通じあえていなかったなと今は反省しています。自分を理解してほしければ、まずは自分自身を見せること。そうして相手に理解してもらうことによって「相手も本来の姿を見せてくれるようになるんだな」ということが年齢を重ねるにつれ分かるようになり、すごく楽になったんです。人の目より、自分がどういうものが好きかということを大切にするようになりました。コンプレックスも隠すのではなく、ポジティブに変換。自分のチャームポイントとして捉えて、自己表現のひとつという意識でいると、毎日がもっと楽しくなるのかなと思います」

Staff Credit

撮影/木村敦 取材・文/通山奈津子

デニムスカート(ROSE BUD)・ネックレス(Ameri VINTAGE)・チョーカー(Omekashi)
ブレスレット(HARE MEN’S)・リング(TODAYFUL)(Silver Spoon)・ベルト(BLACK BY MOUSSY)
/すべてZOZOTOWN  ※一部在庫切れのものも有り

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