FASHION

伊藤まさこさんのお買いものルール

【伊藤まさこさんの服】ワードローブ、9つのルールとは?

2017.02.10

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伊藤まさこさんの"素敵を作る"お買い物の様子を徹底取材!

料理、インテリア、コスメ、ファッション……伊藤まさこさんの暮らしまわりは、思わずため息がでるほど素敵! その洗練されたアイテムの数々は、本誌連載でもつねに注目の的です。

そこで気になるのが、「伊藤さんは普段、どんなお買いものをしているの?」ということ。

LEE3月号では、32ページの大ボリュームで、伊藤まさこさんの"素敵を作る"お買い物の様子を徹底取材しました!

台湾、北欧など、旅先での即断即決の買い出しから、日々のセンスあふれるもの選びまで……今日のLEEコーナーでは、その中から、「日々のお買い物」ルールをお届けします。

第1回目は、伊藤さんの魅力あふれる、ファッションルールに注目。
ずっとテイストが変わらないのに、いつも新鮮で素敵。そんな着こなしを構成しているワードローブは、どんな基準で買い揃えられ、更新されているのでしょうか?

そこには芯の通った9つのルールがありました。

MYスタイルを作るワードローブお買い物ルール

1 トップスはシンプル&コンパクト。一枚映えするデザインを必ず試着してセレクト

伊藤さんの夏以外のトップスといえば薄手ニット。
「小柄でもすっきり見えるし、よくはくふんわりスカートとも好相性なんです。形はシンプルな丸首かVネック。それだけに、色やラインなどにはこだわりを。試着は不可欠です」

黒ニットは編み地が格子、グリーンは背中にリボンがつくなど、どれもさりげないアクセントが。上右と上中央のマルニは色違い。全然違った印象で着られます。



2 一枚で完結するワンピースが大好き。"まさこシルエット"を見つけたら、微差でも複数買い

「娘と買い物中にZARAで見つけた一枚。『ママのラインだね』と言われたとおり、私の体型にベストマッチな形なんです」


動きやすくバランスのとりやすい、こんなひざ丈のすとんとしたワンピースは、見つけると買い足すことが多く、どれも確実に活躍しているそう。

3 ふんわりひざ丈のスカートが黄金バランスの土台

クローゼットには、ふわっと広がるひざ丈スカートがずらり。色は、合わせやすいグレーやネイビーが多い。
手前から2枚は、ソフィードール。その他、アッシュ、ジル・サンダー ネイビー、COSのもの。こうして見ると、丈もラインもほとんど同じ。それだけ似合うスカートに行き着いているということ!

「それぞれ違った表情で楽しめているのは、光沢やハリのある素材、リボン付きなど、+αのディテールがきいたものを選んでいるから」

4 バランスよく見せたいから足元は、6割ヒール靴

「車移動が多いこともあって、歩く日以外はほとんどヒール。スタイルアップして見せたいし、靴にポイントを置いたコーディネートが好きで、その日の気分や着こなしに合った一足を選びます」

最近はややモードな太ヒールのものが増えているとか。右手前のルブタンの黒パンプスは、34ハーフと35の2サイズを持っているそう。大きいほうはソックスを履くとき用に。ボルドーとグリーンのショートブーツは、マルニで2色買い。

「靴はいつもきれいにしておきたいので、1日履いたら必ず1日休ませ、修理もこまめに」

5 見えない部分に女心を。インナーは、着心地と繊細なデザインにこだわって

「服がシンプルな分、インナーはレース付きなどの可憐なものを選ぶ傾向にあるよう。なんだかものすごくおしゃれをしているような気になれて、気持ちが華やぎます」

おもに、日本よりリーズナブルに買えるヨーロッパに行ったときにまとめ買い。原稿書きの合間に、通販サイトで購入することも。肌触りのよさや繊細なレース、絶妙なカラーが好みのインポートブランドは、ハンロ、オスカリート、ボダス、アラクスなど。ジョン・パトリックのものなど丈が長いスリップは、ガウンをはおって寝巻きにも。
「シワにならないようすべてハンガーにかけて保管している」そう!

6 毛玉がキライだからタイツ・ソックスはシーズンごとに総入れ替え

レッグウェアはブランドにこだわらず、デパートや靴下専門店でまとめて購入。つるっとした化繊素材の太めリブが好み。タイツは透けない120デニール、ソックスはくるぶし上丈と決めているそう。

「身だしなみとして、きれいなものを身につけるよう心がけています。タイツは冬が終わったらさよなら。靴下も白を多めに買い、汚れたものから処分します」

7 赤リップ・赤ネイルで女らしさは小さく、でも欠かさず

定番色の服に映える赤ネイルは、前から愛用。

「最近娘に『顔に色がない』と指摘され、赤リップも塗るように。ともにシャネルで。派手な色でも上品。パッケージの美しさも家に置くうえで重要です」

8 きかせになるぱっきりしたさし色小物を意識的に投入

服はベーシックカラーがベースなだけに、きれい色の小物が生きることが多いので、気に入った色みを見つけたら買い足すそう。
「ただし、薄ピンクなど、淡いカラーは私には似合わない。ビビッドな色や濃い色を選ぶことが多いですね」

レトロなブルーのバッグはクロエ。靴はパリのストック屋さんで購入。袖が短めのコートを多く持っているので、イエローのグローブが映えて、重宝しているのだとか。色みにひとひねりあるセレクトが、伊藤さんならでは。

9 アクセサリーはMIKIMOTOのパールひとすじ

「リングやブレスレットは、気になって仕事や家事の妨げになるので、ほとんど身につけません。ただしパール、特にピアスは別。ショートヘアのポイントにもなるから、ほぼ毎日つけます。以前取材をして、作られる過程も接客もとても素晴らしかったので、以来パールはすべてMIKIMOTOで購入」

ネックレスは約2年前、小粒とダイヤ付きのピアスは去年購入と、少しずつ買い足して。
「お化粧の後は手を洗ってつける、ふいてからしまうなど、大切に扱っています」


「辛口のジャッジをしてくれる人の意見は大事」と伊藤さん。
「『それ、全然似合わない』などと、辛口のジャッジをしてくれる人の意見を大切にしています。私の場合、娘がその役目。これで何度、買い物の失敗が防げたことか」

次回は、「まさこ的コーディネート・7スタイル」をお届けします。

撮影/広瀬貴子
詳しくは2017年2/7発売LEE3月号に掲載しています。 [最新号] 試し読み・定期購読はこちら

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