LEEメンバー208人に「夫婦のお金事情」を聞きました!
【夫の貯金額を知っていますか?】LEEメンバー208人に聞いた「夫婦のお金事情」
2024.01.07 更新日:2024.10.31
夫婦のサイフ、一緒のほうが貯まりますか?
夫の貯金、知らなくて大丈夫…?
最近は共働き夫婦も多く、夫や妻の貯金を知らないまま、生活が成り立っているケースが多くあります。このままの家計管理のやり方を続けていいの? なかなか人には聞けない夫婦の家計管理にフォーカスしました。より効率よく、お互いがストレスなくお金を貯める方法を探りましょう!

LEEメンバー208人に
「夫婦のお金事情」を聞きました!
※2023年9月8日~20日にアンケートを実施
夫婦の働き方は?

「夫婦ともフルタイム」が最多。出産後、妻の働き方に変化あり
約4割が「夫・妻ともにフルタイム」。出産を機に妻の働き方が、育休や時短でセーブ、パート、専業主婦に変化した人が多数。同じタイミングで「家計を見直した」(aiaiさん)との声も多い。共働きの収入割合は、「夫7:妻3」「夫6:妻4」が同率で「夫8:妻2」と続く。なかには夫<妻の収入バランスも。
現在の収入は開示しあってる?

結婚時から開示した人が大半。夫婦の関係性による影響も!
開示のタイミングは「結婚時」が最も多く、続いて「働き方や収入の変動時」。なかには夫の散財が発覚したといった「トラブル時」との声も。「いいえ」は、結婚時に開示しないと決めた夫婦と、開示を途中で断念した夫婦の2タイプが多い。開示する・しないは、働き方や収入より、夫婦の性格や関係性によるところが影響しているよう。
独身時代からあるものを含め、夫の貯金額を知ってる?

知らない人がやや多く、さまざまな心の声が
「いいえ」と回答した人に知りたいか聞いたところ、幅広い本音が。現在の収入を開示している夫婦の中にも「独身時代の貯金までは知らない」との声も一定数あり。「はい」と回答した人には、子どもの学費や老後に向けて、つみたてNISAやiDeCo、定期預金などの夫婦共同の貯蓄をしている人が多く、貯蓄額が高めの傾向あり。
夫の貯金額を知らない人は、本当は知りたい? 知りたくない?

どちらでもよい 51%
- 必要に迫られていない。(ぱるさん)
- 結婚後の収入・貯金は把握していて結婚前は知りません。知らないお金があってもいいと思う。(りんごの木さん)
- 詳しく聞くとこちらも開示しないといけなくなるような気が。(かめこさん)
- 完全に折半で家にお金を入れていて、残りは自由なものだから。(gumiさん)
- 信用しているから。(こうさん)
知りたい 37%
- 家庭の現状資産を把握し、教育費など資金計画を立てたい。(トミーさん)
- 何かあったときどれだけお金があるのかわからないと困る。(ひつじ母さん)
- 少ない場合、老後のために私もより働かなくてはいけないから。(とっとさん)
- 学校の給付金手続きの際、お金がないと言う夫が実はかなり蓄えていると知ったから。(さとゆきさん)
知りたくない 12%
- 貯蓄額が少なかったら、何に使ってるのか気にしてしまう。(モナコさん)
- 自分と夫のお金は別。稼いだ人が金額を把握しておけばよいと思う。お互いの経済的自立は必須。(ヨッシーさん)
- 使えるわけじゃない。(いづきかさん)
- なんとなく怖いから。(Mさん)
- 知ることで、逆に自分の貯金をあてにされたくない。(ゆうしょうママさん)
夫婦でお金について話す機会はある?

収入や貯蓄を共有している夫婦ほど、話をする頻度が高い
「3~6カ月に1度」が最多。「お互いの昇進・昇格・昇給を確認」(あいさん)、「ボーナスの話や大きな買い物のとき」(nanaさん)などの声が。お金の情報の開示をしあっている人は総じて話し合いの頻度が高く、「毎月末に振り返りと来月の目標を立てる」(やぼださん)という声も。
家全体の貯蓄はいくら?
※土地や不動産は含まない。貯蓄を把握していない人は除く

貯めている夫婦は、収入を開示している傾向が
全体の約半数が「1000万円以上」の貯蓄あり。しかも1000万円以上貯蓄があると回答した夫婦全体のうちの約3分の2は、お互いの収入を開示しあっていたことも明らかに。逆に総貯蓄が「199万円以下」と回答した人の約6割が、夫婦で収入を開示しあっていないという結果も。お互いの収入を開示しあっている夫婦ほど、貯蓄額が全体的に高い傾向にあることが判明。
家計はどう管理している?

夫婦の働き方や家庭の事情に合ったいろいろなバリエーションが存在!
全体の4分の1を占めた「サイフはほぼ一つ」は、結婚時に夫婦でお互いの貯金などを開示しあい、結婚後のお金は一緒にという考えの人が多く、管理は得意などちらか一方が担当。対照的に「項目別に分担」や「毎月定額を共同口座に入れる」は、結婚後でも自分の収入の一部は、各々自由に使いたいという夫婦が多め。項目別の分担は、夫が家賃と光熱費、妻が食費や子ども関係費というケースが多かった。「収入の多いほうがすべて出す」を選んでいる夫婦は、ほかよりも夫が家計管理をしている割合が高く、「どちらかの収入を生活費に、もう一方を貯蓄に」は、妻が出産後に働き方をセーブしたり、変更した夫婦が多く選ぶ傾向に。
自分が自由に使えるお金はどう捻出してる?

使える自由度が高いほど満足度が高め
夫婦共同の生活費の中から、または個人で管理する中から捻出し、ある程度は個人で自由にお金を使えると回答した人が、半数を超える結果に。「定額お小遣い制」や「独⾝時代の貯⾦を崩している」人は、「サイフはほぼ一つ」にして家計管理をしている人が多く、お金の自由度はやや低めの傾向。その分、家計に多く回して貯めている可能性も。
お金の使い方で、もめたことはある?

少数派ながら、もめる理由には共感も!
もめる理由には「夫が余計なものを買う」(ジェロニモさん)、「大きな買い物や旅行代の割合」(カベコさん)、「自分の収入から出している推し活代に夫が口を出してくる」(モナカさん)、「カードの使いすぎ」(ゆうしょうママさん)、との声も。もめないと回答した人は、良好の関係の夫婦もあれば、そもそもお金について話しあっていない場合も。
大きな買い物はどうやって払う?

家計管理法によって支払うサイフが異なる
「夫」というケースが最も多く、「共同のサイフから」と回答した人は、家計管理が「サイフはほぼ完全に一つ」か「毎月定額を共同口座に入れる」という人が大半。「妻」と回答した人は「項目別に分担」している場合が目立つ。大きな買い物をするタイミングは、一緒に買うのか誰かが買うのか、夫婦のお金について話しあういい機会に。
Staff Credit
イラストレーション/miho miyauchi 取材・原文/佐久間知子
こちらは2023年LEE12月号(11/7発売)「夫の貯金、知らなくて大丈夫…?」に掲載の記事です。
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