エディター磯部安伽さんがナビゲート
2023秋冬【カーディガンをおしゃれに着る6つのアイデア】定番からユニクロのメンズサイズ、きれい色…
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浅見れいな
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LEE編集部
2023.10.29
エディター磯部安伽さんが提案！
「ベーシックカーデ」を今っぽく着る6つのアイデア
カーディガンの流行の波に乗って、映え系ではない、いわゆる〝普通〞のベーシックカーディガンもまた人気復活！
大のベーシック好きで知られるエディター磯部さんが、〝主役アイテム〞としての新たな楽しみ方をレクチャーします。
ナビゲーターは？
磯部安伽さん
YASUKO ISOBE
エディター
ファッション雑誌やアパレルのコンテンツ制作等で活躍。ベーシックへの愛が詰まった著書、『ファッションエディター磯部安伽のスマートクローゼット』（KADOKAWA）も人気。
ベーシックカーデの定義が今季、一変しました！
ベーシック服でおしゃれをするのが好きな私ですら、以前はカーディガンを＂主役＂にして装うという発想が、まったくありませんでした。あくまでも、脇役の羽織り物扱い。温度調整のためにバッグに入れて持ち歩く、＂安心安全対策＂のための服というか。
ところが今シーズン、カーディガンがトレンド服に躍り出たことで、その考えが一変！ ごくベーシックなカーディガンを主役に据えておしゃれする楽しみに、突如目覚めたのです。
また、旬のアイテムだからこそ、選択肢の幅が一気に増えました。色もサイズもいつもよりも豊富に揃っているので、今シーズンは、気に入った1枚を見つけるチャンス。
見た目が華やかなふわもこカーデやツイード風カーデにも負けないベーシックカーデの着こなしアイデアを、たっぷりとお届けします！
磯部安伽さん
Idea
#01
「普通のニットみたいに着る」
当たり前ではありますが、カーディガンって、ボタンを留めれば普通のニットになるんです。そして、そのボタンがアクセントになって、ニットにはないおしゃれ感が出せる。
おすすめは、デコルテのあきを利用できるVネック。ネックレスを重ねづけする流行を取り入れれば、たちまち今っぽい印象が手に入ります。
by ISOBE
深みのあるブラウンがとびきりシック。こんなニュアンスのある色みが選べるのも、カーディガンの流行のおかげだなと思います。
Vネックカーデのプルオーバー使いは、太めのワークパンツとの相性がすごくいい。これぞ、〝最新ベーシック〞と呼べる着こなしが完成しました！
磯部安伽さん
Idea
#02
「はおるなら、きれい色」
私のようなベーシック派は、いい意味でも悪い意味でも、〝保守的〞。これまでなら、着回し力を考慮して、黒やネイビーなどのベーシックカラーのカーディガンを選びがちでした。
でも、カーディガンを〝主役〞ととらえれば、きれい色という選択肢がおのずと生まれるはず。〝カーディガンをはおるなら、きれい色〞。ベーシック派の新しい合言葉になりそうです。
by ISOBE
Style
01
sky blue × DENIM
きれい色を選ぶだけで、一気にカーディガンの主役感がアップするから不思議です。
〝温度調整ではおっている〞という実用的な見た目から、〝おしゃれを意識している〞という前向きな印象へと早変わり。シンプルなデニムコーデもほら、こんなにも華やか！
磯部安伽さん
Style
02
sky blue × SKIRT
これまで、意外と迷いがちだったスカートの日の羽織り物。スカートの女らしさを引き立てるきれい色カーデが、これからの相棒です
磯部安伽さん
他にもおすすめのきれい色カーディガン3選
Item
01
royal blue
エブール
上質ウールを使用した薄手の1枚。深みのあるブルーはきれい色初心者もトライしやすい色みです。
磯部安伽さん
Item
02
yellow
トラディショナル ウェザーウェア
モデルが着用したスカイブルーと並び、デニムから色柄スカートまで、合わせるボトムを選ばないのがレモンイエロー。短め丈が今年顔。
磯部安伽さん
Item
03
orange
ギャルリー・ヴィー
黒、グレー、ブラウンなど、暗めの服と相性がいいオレンジ。ひじパッチがデザインのポイントに。
磯部安伽さん
Idea
#03
「クルーネックはアンサンブルで」
実は個人的に最も苦手意識が強かったのが、クルーネックのカーディガン。
どう着ても地味になってしまうというか、子どもっぽく見えてしまうというか。
ところがこれも、〝主役〞という視点で着こなしを考えてみたところ、〝アンサンブルで着る〞という楽しみを発見。こんなにも簡単に着映えるアイテムだったとは！ 4パターンの着回しがその証拠です。
by ISOBE
ARRANGE
01
「シンプルにアンサンブル使い」
インナー選びに悩まないでいいって、単純にすごい。アンサンブルだからこその主役効果
磯部安伽さん
ARRANGE
02
「ストール風に肩がけする」
もはやトレンドの域を超えて、定番アイテム化したサロペット。アンサンブルのニットをインナーに着て、カーディガンをストール風に肩がけ使いすれば、正装感という相乗効果も。
万能なネイビーなら、合わせる色を選びません
磯部安伽さん
ARRANGE
03
「ボタンを留めてニットＯＮニット」
こちらで提案した、カーディガンを普通のニットとして着るアイデアは、もちろんクルーネックにも有効です。ただVネックよりも、意外と首元の心許なさが気になるのがクルーネック。
アンサンブルで着用することで、首元に〝ニットの層〞が生まれ、奥行き感がアップします
磯部安伽さん
ARRANGE
04
「ケープ風にアレンジする」
こちらは、#01の応用編。一番上のボタンだけを留めて、ケープ風にアレンジしました。ゴールドボタンが華やかでおすすめです
磯部安伽さん
Idea
#04
「ユニクロのメンズを選ぶ」
男性にとってカーディガンは、女性よりもはるかに身近なアイテムだなって、常々感じています。だからこそアイテムとしての完成度が高く、袖を通したときの存在感は格別です。
メンズアイテムを着ることにハードルの高さを感じる人も、ユニクロなら気軽にトライできるはず！ このスペシャル感、一度手にしたら、虜になること間違いなしです。
by ISOBE
Color
01
beige
着用したのはメンズのLサイズ。ロゴT×チュールスカートというとびきりフェミニンな着こなしに、メンズならではの存在感が、ガツンときいています
磯部安伽さん
他にもおすすめのカラーはこちら！
Color
02
off-white
color
03
blue
color
04
dark gray
手に取りやすい価格に加え、XS〜4XLというサイズ展開と色展開の豊富さもユニクロのメンズカーデの魅力。
Idea
#05
「投資するならジョン スメドレーかスローン」
原価高や円安が影響して、一部のプチプラブランドを除き、服の価格の高騰を感じずにはいられない昨今。だからこそ、手に入れる価値がある服を見極めて、大切に長く着ようと、あらためて感じている人も少なくないと思います。
ベーシックカーディガンに投資するなら、ずばりこのふたつ。どちらもプライスに比例する、熱量を持った物作りをしているブランド。責任と自信を持っておすすめします。
by ISOBE
Brand：JOHN SMEDLEY
Item：COMMON FIT
Size：S、M
Material：Merino wool 100%
創業は1784年。以来約240年にわたり、イギリスのクラフトマン精神を持って、英国内でひとつひとつの製品を手作りしているという、筋金入りのニットメーカーです。
スメドレーのニットには間違いなく作り手の魂が宿っていて、袖を通すと、大げさではなく、そのオーラを感じずにはいられません。『COMMON FIT』は、日本別注の女性向けのコレクション。日本人の体型に似合うボクシーなシルエットと、スメドレーらしいエレガントな装いがミックスされた、最強の1枚。
ほんのりとした光沢感のあるエクストラファインメリノウールが、一生ものの証。長く愛したいアイテムです
磯部安伽さん
Brand：SLOANE
Item：18G天竺シルク Vカーディガン
Size：1〜5
Material：Silk 100%
一方のスローンは、2016年創業という比較的歴史の浅いジャパニーズブランド。上質なニットといえば、英国やイタリアメイドが主流の中で、日本人にとっての心地いいニットを作りたいという熱い想いから誕生したユニセックスブランドです。
母体は40年近く続くニットの専門会社。技術、知識、情熱を結集したチームが作り出すニットは、まさに名品中の名品。
豊富なラインナップの中でも、おしゃれを知り尽くしたファッショニスタたちから支持を集めるのが、このシルク100%のVネックカーディガン。上品な光沢感となめらかな肌触りは、一度袖を通したら手放せなくなる心地よさ！ サイズ違いで揃える人も多い逸品です
磯部安伽さん
Idea
#06
「+αの遊びを楽しむ」
ネックレスのレイヤードをはじめ、ヘッドアクセやブローチ使いなど、アクセサリー人気が止まりません。
シンプルさが売りのベーシックカーディガンは、そんなトレンドのアクセサリーを楽しむのに、もってこいのアイテム。真っ白のキャンバスに見立てて、白のカーディガンをチョイス。＋αで楽しめる、自由なアクセサリー遊びをご紹介します！
by ISOBE
IDEA
#1
＋HEADBAND
細いカチューシャとピアスをゴールドでリンク。ベーシックカーデがベースなら、大人でも、〝頑張りすぎ〞に見えません
磯部安伽さん
IDEA
#2
＋SCARF
小さめのスカーフを首にキュッと巻いて。トラッドライクな上品さが叶います
磯部安伽さん
IDEA
#3
＋NECKLACE_1
春夏からのビーズネックレス人気は、秋冬も継続。ニット素材とのミックス感がたまりません
磯部安伽さん
IDEA
#4
＋NECKLACE_2
タートルネックに長短ネックレスを重ねづけ。個人的には、やりすぎくらいが可愛いと思っています
磯部安伽さん
IDEA
#5
＋BROOCH
今季注目のブローチ使いにも挑戦。ベーシックカーデが一緒だから、気恥ずかしくなく楽しめそうです
磯部安伽さん
次回は、「お値段以上の『４桁カーデNEWS』」をご紹介。
Staff Credit
撮影／金谷章平（人物） 魚地武大（TENT）（物） ヘア＆メイク／桑野泰成（ilumini.） スタイリスト／兵藤千尋 モデル／浅見れいな 取材・文／磯部安伽
こちらは2023年LEE11月号（10/6発売）「『1枚のカーディガン』で私たちのおしゃれ、本格始動！！」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示（掲載当時）です。
- #A VACATION（ア ヴァケーション）
- #ユニクロコーデ
- #ebure（エブール）
- #きれい色
- #DRESSTERIOR（ドレステリア）
- #MARIHA（マリハ）
- #SACRA（サクラ）
- #Shinzone（シンゾーン）
- #SLOANE（スローン）
- #SLOBE IENA／IENA（スローブ イエナ／イエナ）
- #TOMORROWLAND（トゥモローランド）
- #Traditional Weatherwear（トラディショナル ウェザーウェア）
- #Whim Gazette（ウィム ガゼット）
- #カーディガン
- #GALERIE VIE（ギャルリー ヴィー）
- #磯部安伽
- #浅見れいな
- #YLÈVE（イレーヴ）
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おしゃれも暮らしも自分らしく！
1983年の創刊以来、「心地よいおしゃれと暮らし」を提案してきたLEE。
仕事や子育て、家事に慌ただしい日々でも、LEEを手に取れば“好き”と“共感”が詰まっていて、一日の終わりにホッとできる。
そんな存在でありたいと思っています。
ファッション、ビューティ、インテリア、料理、そして読者の本音や時代を切り取る読み物……。
今読者が求めている情報に寄り添い、LEE、LEEweb、通販のLEEマルシェが一体となって、毎日をポジティブな気分で過ごせる企画をお届けします！
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