子供が0歳の頃はさほど感じない性差も、年齢が上がるにつれ、徐々に感じるケースが多いようです。
前回男の子ママにありがちな変化をお届けしたこのシリーズ、今回は女の子ママ編!
娘を持つ母が暮らしの中で経験する些細な変化TOP3をお届けします。
第1位 自分または女の性質について考えさせられる
女の子ママの些細な変化、第1位は「自分と同じ女、同性だからこそ、その性質について日々考えさせられる」という意見。
もちろん個人差はあるのですが、女の子は男の子に比べて大人びてくるのが早い場合が多く、「娘は幼児で既に大人顔負けの立ち回り、鋭い指摘をしてくる……」といった証言が多々。
「何か欲しいものがあると、私ではなく夫のもとへ。それはそれはかわいい声とスマイルで『パパ、これ欲しいの!』とせがむ長女。おねだり下手な私は、『甘え上手な女子、いいよなぁ』と羨望のまなざしで娘を見つめています。3歳で既に先輩の風格(苦笑)」
「4歳の娘は、私が娘用のグミを『1個ちょうだい!』とパクッと食べた瞬間からフリーズ。
黙って座ったまま30分経過後、しくしくと泣きながら『ママがグミ食べた~』と大号泣!
夫曰く『だんまりで怒る姿がおまえ(私)にそっくりや!』と。
確かに、私も怒ると2~3日口をきかないことが……。
4歳にして、私、そして女のめんどくさい部分を持っている娘。未来の彼氏、旦那さんは手を焼きそうです(笑)」
「7歳の長男は手抜き料理も黙って食べるが、5歳の長女は『今日お皿少ないね』、『オムライス失敗しちゃったの?』などと冷静な突っ込みをいれてきます。
そのほか『ママ、片付けしたらお菓子あげるって言ったのに、今日はくれないの?』など、こちらが整合性のないことを言うとすぐに指摘してくる。
ちょっと小賢しいその性格……嫌いではないので、娘の前ではしゃんとしようと思う毎日です(笑)」
娘の言動、行動に対して、「娘のめんどくさい性格、誰かに似てると思ったら私にそっくりだった」、「こういうタイプの女子いるなぁ」などと自分や女性の性質について思いをめぐらすきっかけに。
ませている、というとマイナスな印象を抱きがちですが、「頼りになる」「同性なので、対応もしやすく育てやすい」と好意的な意見が大半。
ママと娘の女子会開催が実現するのも、そう遠くない話かもしれません。
第2位 おしゃれは自分より娘優先に
女の子が生まれたら、親子でリンクコーデができて楽しそう! と思いきや……
実際は「出産準備からキュートな衣類を揃えるのに夢中。自分よりも娘!」、「女の子の服、既製品も手作りもかわいくて買い揃えるのが楽しい! 完全にハマってます。自分のことは二の次」
など、娘を優先する声多し。
「休日お出かけも、娘にはスカートも靴もとっておきを選び、髪にも本人お気に入りのかわいいヘアゴムを……と全身気をつかうけれど、自分の身支度は最後なので適当!」
娘のおしゃれに力を入れすぎるあまり、「自分は黒子でいい、とにかく娘をかわいくしてあげたい!」といった娘のマネージャー的心境に。
子供を優先する慎ましい姿勢も、女の子ママの特徴なのかもしれません。
第3位 童心に帰ってままごとにドはまり
メルちゃん、ネネちゃん、ぽぽちゃんなどのお世話人形系から始まり、
シルバニアファミリーなどのドールハウス系、りかちゃんなどのおねえさん人形系、
さらにはプリキュアやディズニープリンセスといったアニメ系など、
1歳以降、ままごとや女の子遊びにどんどんはまってい娘たち。
男の子が好きになる遊び(3大はまりものは乗り物、恐竜、戦隊もの)に比べて、
ママにとって子供時代になじみのあるものが多いため、遊びに付き合うのが楽しいという意見が目立ちました。
「ドールハウス遊び、夫は少々しんどそうに付き合っているけど、私は何時間でもできる(笑)」
「私が子供の頃使っていたままごと人形類を実家で発見。なつかしい気持ちで子供に使わせている。人形用服を手づくりしたりも……楽しい!」
「ハロウィンで買ったプリンセス系衣装をいたく気に入り、週3ペースで着て、おままごとを楽しむ娘。プリンセスごっこに付き合うの、嫌いじゃない(笑)。ちなみにいつも娘がエルサ役、私はアナ役です」
「子供の頃大好きだったままごと。おかあさんごっとやお店屋さんごっこに付き合う際は、役によって声色を変え、ドラマティックに演じてしまう(笑)。娘にも大評判で、パパよりママと遊びたい! とリクエストされます。外出先でも声を変えて~おじいさんの声にして~とか言われて参るけど……(苦笑)」
どうせ子供と遊ぶなら、親も本気ではまれたほうが親子で楽しく過ごせそう。
遠慮なく、思いきりドはまりしてください!
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女の子の性格、服、遊び……どれもママにとって理解、共感しやすいもの、というのが大きな特徴のようです。
男の子ママ、女の子ママに訪れる「些細な変化」。比較するとかなり違うもので、興味深いですね。
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高見澤恵美 Emi Takamizawa
LEEwebエディター・ライター
1978年、埼玉県生まれ。女性誌を中心に女性の性質や人間関係の悩みに迫り、有名無名千人超を取材。関心あるキーワードは「育児」「健康」「DIY」「観劇」など。家族は夫と4歳の息子。