次の休日はちょっとおめかし、ちょっと贅沢

最旬トラッドでスイーツさんぽ

小さい頃の私はどちらかというと和菓子派で、生クリームがあまり得意ではなかったんです。けれど「タカセ」のフレッシュなホイップクリームのおいしさに感動し、洋菓子の魅力にも目覚めて、一気に世界が広がりました。
そこからはわが家のごほうびといえば「タカセ」のスイーツ！ おでかけした日は喫茶でフルーツパフェを、誕生日にはホールケーキを食べるのが楽しみでした。
ちなみにケーキには可愛い動物のマジパンがのっていて、弟や妹と取り合いした思い出も（笑）。 今でもスイーツを食べない日はなく、甘いものがない人生は考えられないほど！　
つまり、私にとっての＂元気の素＂。おやつの時間はもちろん、夕食後のひととき—。 10分でも15分でもいいから、自分だけの時間をつくって紅茶やコーヒーとともに味わう。
心が幸せで満たされると、お仕事もそうですし、この後に待っている娘の幼稚園のお迎えや食事作り、寝かしつけも頑張れるんです。

Reiko Takagaki

豊かな食文化を受け継ぐ順徳出身のホウ シリョウさん夫婦が営む自家製スイーツ店。医食同源の精神が宿る体を冷やさないメニューは、「生姜ミルクプリン」、コラーゲン豊富な「亀ゼリー」、ピーナッツ餡入りのお団子が浮かぶ「芋スープ湯円」など、伝統の味がたくさん。どれも甘さも口当たりも優しく、しみるおいしさ。
「日本でこんなにおいしい中国スイーツが食べられるの!?」と驚いたし、ホウさん夫婦の人柄にも感動。ぜひ娘と伺いたいです。

Reiko Takagaki

イギリスに精通する奥田香里さんが現地を訪れ、伝統の紅茶や、職人が作るジャムなど心惹かれたアイテムを厳選。シグネチャーのひとつがパンケーキ。 小麦粉と卵、牛乳のシンプルな材料を混ぜて焼き、くるくる巻いた甘くない生地が特徴。そこにバターのコク、シャリッとした砂糖の食感、レモンの酸味が加わり、どこまでも滋味豊か！ 力強いミルクティーとの組み合わせは夢心地でした。

Reiko Takagaki

友人から「シヅカ洋菓子店」のクッキーを贈り物でいただいたことがあったんです。
缶の中にお行儀よく並ぶそれは、一枚一枚が凛とした佇まい。北海道産の小麦粉、鹿児島産のキビ糖、平飼いの有精卵… 余計なものは加えず、サステナブルな方法で作られた素材を用いたクッキーの虜になり、個々の味が舌の記憶にしっかり記憶に刻まれているほど（笑）。
今日は実際にお店に伺うことができ、実直な味とお店の雰囲気がリンクしているのを確認できたのもうれしかったです。

Reiko Takagaki

四季の移ろいや旬の素材の魅力を引き出しながら、アイスクリームで表現する専門店。今回選んだ＂ブルーベリーカルダモン＂と＂河内晩柑ラムレーズン＂は、ただ甘いだけじゃなく、新鮮な組み合わせ、洒落た味、香りの余韻も秀逸な大人のためのアイスクリーム。自然派ワインと合わせると、想像を超える化学反応が生まれました。
帰り道にあったら、毎日通ってしまいそうです（笑）。

Reiko Takagaki