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【AIが家事をアシスト】もう「やり方がわからないから…」とは言わせない!お悩みの解決にも生成AIが活躍する時代に

  • 松崎のり子

2025.11.25

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AIに相談して、IoT家電が家事をアシスト

インターネットに接続しているIoT家電に生成AIを組み合わせて、家事を助けてくれるイメージ データをもとにコーヒーメーカーがコーヒーを作ってくれている

共働き世帯はすでに専業主婦世帯の3倍となっていますが、家事の負担量はいまだに妻の方が多いとか。夫にやってもらいたいけれど、家事の仕方から説明するのが面倒で…という声もよく耳にしますよね。でも、その問題はAIが解決してくれるかもしれません。2025年10月に開かれた最新テクノロジーの展示会「CEATEC(シーテック)2025」で、アプリを介してAIと家電をつなげ、家事の知識があまりない人でも料理や洗濯が簡単にできるという例を見ることができました

インターネットに接続している「IoT家電」は、外出先から操作が出来たり、外部データを取り込んでそれに応じた動作を行ったりするもの。そこに生成AIを組み合わせることで、AIに相談しながら家事をアシストしてもらえるのです。

例えば、最近の生活家電は高機能化が進み、どんな機能があるのかわかりにくかったり、うまく使いこなせなかったりするもの。とはいえ、いちいち取扱説明書を読むのは面倒ですよね。
ある家電メーカーでは、家電への質問を入力すると生成AIが操作の説明を表示してくれるアプリを用意しています。例えば、洗濯機の場合、「ダウンコートの洗い方は?」と質問すると文字で教えてくれるだけでなく、その洗い方のコースをインターネット経由でIoT家電にダウンロード、その方法で洗濯を開始するのです。「やり方がわからないから…」という言い訳は、これからはできなくなりそうですね。

毎日の献立作りの悩みにもAIが答えてくれる

インターネットに接続しているIoT家電は、に生成AIを組み合わせて、家事を助けてくれるイメージ 冷蔵庫の中身から献立を考え、調理家電が作ってくれる

家事の中で最も悩ましいのは、毎日の献立決めではないでしょうか。
そんな時も、生成AIの出番です。スマホのアプリに「冷蔵庫に残っている豚肉と白菜を使い切れるメニューを教えて」と質問すると、メニューを提案してくれるのはもちろん、連動している調理家電にその作り方を送信します。素材だけでなく、健康管理やダイエット目的でカロリー制限をしている人なら、「●●カロリー以下のおかずを教えて」とか「塩分少な目のメニューが知りたい」などの相談にも答えてくれます。レシピは2人分だけど、もっと大人数向けに作りたい時に適切な分量を計算してもらうこともできそう。こうして選んだレシピを調理家電に送信すれば、調理の手間もぐんと減らせますね。

今時はネットにつながるIoT家電が当たり前になってきていますが、問題はやはり価格でしょう。高機能であればあるほど、値段も高価格になってしまいます。家事が楽になるメリットとコストがかかるデメリットを比較して、どう選べばいいのか、まずはそこから生成AIに相談してみましょうか。

松崎のり子 Noriko Matsuzaki

消費経済ジャーナリスト

消費経済ジャーナリスト。雑誌編集者として20年以上、貯まる家計・貯まらない家計を取材。「消費者にとって有意義で幸せなお金の使い方」をテーマに、各メディアで情報発信を行っている。

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