ニューヨークからは1時間半程度〜のフライトで到着
今年の夏は、久しぶりに海外旅行を“解禁”する方も多いのでは?
アメリカ・バージニア州の3都市、ノーフォーク(Norfolk)→リッチモンド(Richmond)→アレクサンドリア(Alexandria)を巡ってきたので、レポートしたいと思います!
バージニア州は、ハワイやLAなどと比べると日本人には馴染みが薄いかもしれませんね。位置的には東海岸。大西洋に面した港町も多く、特にアレクサンドリアは、アメリカの首都・ワシントンDCから目と鼻の先の距離。
ニューヨークから、アレクサンドリアの最寄りである「ロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港」(@ワシントンDC)までは直行便で片道約1時間半〜飛べます。
大都会と比べれば物価も安く、見どころが詰まったコンパクトシティならではの“旅のしやすさ”を感じるはず。
アメリカ国内でも屈指の人気観光スポットである歴史的な街並み(@アレクサンドリア)や、港町ならではのアクティビティ、フードなど多くの魅力が待っています。
そんなわけでバージニア州は、ぜひニューヨーク旅とセットでぜひ訪れたいディスティネーションなんです!
ちなみに「アメリカ合衆国建国の父」として知られる、初代大統領ジョージ・ワシントンをはじめ、数多くの大物政治家たちを輩出してきた州としても知られています。
【Norfolk】ガラスアートの世界にひたれるホテル「Glass Light Hotel and Gallery」
NY経由を推しまくりましたが、今回はNYではなく…アトランタ経由で、最初の都市ノーフォークへと飛びました(笑)。成田国際空港からハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港までは約13時間。そこでトランジットしノーフォーク国際空港へは国内線で約1時半ほどのフライトです。
ノーフォークは、チェサピーク湾とジェームズ川に面した水辺の都市。
古くから東海岸最大の港の1つとして、商業的にも重要な役割を担ってきました。港には商業船や観光クルーズ船、軍艦までもが集まり、港湾都市ならではの賑わいを楽しめます。
というわけで、ノーフォークの旅がスタート。
のっけから、宿泊したホテルが洒落ていました!
バージニア州は、ガラスアートが盛んなのですが、ホテル「Glass Light Gallery」はその魅力が凝縮されています。
ロビーではキャロットのネックレスをまとったガラスのラビットがお出迎え。
歴史的建造物を改装した部屋は、シンプルながら洗練された雰囲気。
特にベッドまわりのしつらえがキュートで、ガラスの照明が優しく室内を照らします。
ホテルにはガラスアートのギャラリーを併設。
世界的にも著名なアーティストたちの作品が65点以上展示され、繊細なガラスアートの世界にじっくり浸ることができました。
■Glass Light Hotel and Gallery
201 Granby Street, Norfolk, VA
【Norfolk】シーフードを贅沢に味わえるイタリアン「Leones – Italian」
バージニア州での初のディナーは、19世紀末から20世紀初頭頃の歴史的な町並みが残る「Ghent地区」にあるイタリアン「Leones – Italian」へ。
ノーフォークは港町だけにシーフードが美味! 地元で採れた新鮮な魚介類を使ったメニューを堪能できます。
お気に入りはペスカトーレ(Pasta Pescatore)! 世界中でいろんなペスカトーレを食べてきたという同行者のライターKさんも「いままで食べたペスカトーレの中で一番美味しい」と太鼓判を押すほど。
いろんな魚介のエキスが滲み出たスパイシーなスープ「Soup of the Day」もぜひ試してほしい。
イカの輪切りを揚げた「calamari」はスナック感覚でパクパク食べられワインが進みました。
「Linguine with Clams」にはカニの身がたっぷりでテンション爆上がり!
■Leones -Italian
455 GRANBY STREET, NORFOLK VA
【Norfolk】ロマンティックなサンセットクルーズ
ノーフォークで人気のアトラクションと言えば、三本マストのトップスルスクーナー型帆船で巡る、サンセットクルーズ。
夕食後の夕暮れ時、2時間の航海へ出発です!
甲板の上、まるで少年のようにも見える若いスタッフさんが器用に帆を操る様子に思わず拍手。
ギターの生演奏とミュージシャンの歌声に聞き惚れていると、空が朱色に染まりはじめ、恋人たちもうっとり。港町ならではの胸が熱くなるエンターテインメントでした。
■American Rover Sailing Cruises
333 Waterside Dr, Norfolk, VA
【Norfolk】ネオン地区(NEON District)のウォールアート
ノーフォークに来たならカメラ片手に散策したいのが、巨大なウォールアートに彩られたネオン地区(NEON District)。
大規模な建物の壁をキャンパスに、国内外のアーティストたちがポップなイラストを描き、それが一軒だけでなく何棟もある! 日本ではなかなかお目にかかれないスケールです。
ネオン地区にはローカルアーティストを支援するカルチャーが根付いています。
彼らの工房を備えた地元のアート美術館「D’Art Center」に立ち寄ってみるのもオススメ。
フード系の絵画やインスタレーションが多くて、やたらとお腹が空きました……。
工房で創作に没頭する画家Rick Segusoさんに話しかけると、気さくに応じてくれました。
アートとアーティストが街に溶け込み、とても身近な存在であることも、ノーフォークの魅力の一つでしょう。
■D’Art Center
740 Boush St. Norfolk, VA
【Norfolk】ワッフルコーン発祥のダイナー「Doumar’s Cones & Barbecue」
この日のランチは、1904年から街のランドマークとして地元民たちに愛されるダイナー「Doumar’s Cones & Barbecue」にて。ハンバーガーをいただきましたが、真のお目当てはスイーツ!
実はここ、アイスクリームの器としてお馴染みの「ワッフルコーン」が生まれた店なのです。
これは食べるしかないでしょう……!
フレイバーはバニラ、チョコレート、ストロベリー、バターピーカン、ライムシャーベット、オレンジシャーベット。
ワッフルコーンをかじると、カリッと確かな歯ごたえ。一般的なコーンはアイスをなめているうちにふやけてきますが、これは最後まで美味しいまま。「世界初」の格の違いを実感したのでした。
世界初のコーンマシーンを発見! いまなお現役だと書かれています。
まさにアメリカ映画やドラマに出てくる“ザ・アメリカンダイナー”な店の雰囲気にも、胸が高鳴りました。
■Doumar’s Cones & Barbecue
1919 Monticello Avenue • Norfolk, VA
【Norfolk】アメリカ海軍の軍港でバトルシップを見学
ノーフォークはアメリカ海軍の主要な基地でもあり、港には多くの軍艦が停泊しています。
水辺に立つ海洋探求センター「Nauticus(ノーティカス)では、アイオワ級戦艦の一隻「USS Wisconsin (BB-64)」の内部を観光客も見学できるんです。
戦艦のデッキから眺める大砲は大迫力。ちょうど港には巨大な観光クルーズ船も停まっていて、そのコントラストが印象的でした。
第二次世界大戦で日本軍と対戦した過去をもつ戦艦「USS Wisconsin 」。
艦内に入ることもできます。乗組員のための食堂や医務室、就寝スペースなどが展示されていて、当時の船内での日常生活を想像できました。子どもと訪れれば、平和の大切さを考える貴重な体験となりそうです。
■Nauticus
One Waterside Drive Norfolk, VA
【Norfolk】バージニアワインを飲み比べ!ワイナリー「Saudé Creek Vineyards」
バージニア州はワイン天国。州内にはワイナリーが100軒以上あるのだそう。
今回はパムンキー川を見晴らせる丘の上にあり、100エーカーの敷地を誇る「Saudé Creek Vineyards」へ。
館内のカウンターでワインのテイスティングを体験しました。
赤ワイン、ブラッシュワイン、白ワイン計8種(合計18USD)を飲み比べます。
ちなみにブラッシュワインとは、赤ワイン用のブドウで造られた白ワイン。両者のいいとこどりをした、さわやかな飲み口と華やかな色合いが人気です。
アメリカといえばカルフォルニアワインが有名ですよね。バージニアワインも近年じわじわと台頭してきており、賞を受賞する銘柄も増えてきているのだとか。
特にヴィオニエという品種のブドウを原材料にした白ワインが人気。お気に入りを見つけたら、土産用に購入してみて。
青々としたヴィンヤード(ブドウ畑)を望むテラス席も素敵でした。
■Saudé Creek Vineyards
16230 Cooks mill RD LANEXA, VA
【Richmond】ピンク・ピンク!なアートホテル「Quirk Hotel Richmond」
ノーフォークをあとにして車で向かったのは、バージニア州の州都・リッチモンド(Richmond)。
1861〜1865年の南北戦争では、アメリカ連合国(南部)の首都が置かれた歴史的にも重要な街の一つです。多くの美術館、ギャラリー、劇場があり、希望すれば多くの芸術に触れることもできます。
リッチモンドで宿泊したのは、“アートを重視しインスピレーションを与えるためにデザインされた”ホテル「Quirk Hotel Richmond」。観光に便利な街の中心部に位置し、周辺には観光スポットや話題のレストランが点在。ロビーからは、アートギャラリーへすぐにアクセスできます。
ロビーやレストラン、エレベーター前などいたるところにテーマカラーの「ピンク」が散りばめらており、ときめく空間。
部屋の壁もピンクでした。写真ではちょっと分かりづらいですが天井が高く、まるで撮影スタジオのよう。
窓際の壁には長い座椅子が設けられ、座るだけでなく荷物置き場としても重宝しました。
キングベッドの上に飾られたアートとか、白いペンキで塗られた木目調のベッドフレームとか、いちいち可愛いな……!
ホテル1階にはロビーバー、屋上にはルーフトップバーが。時間があったらピンクのロゼで乾杯してみて。
朝ごはんの種類も充実しており、今回は「フレンチトースト」を注文。ほかにも「エッグサンド」8USD、「アボカドトースト」15USDなどを選べます。
■Quirk Hotel Richmond
201 W Broad St, Richmond, VA
【Richmond】地中海・スペイン料理を中心にタパス&ピザが充実!「Bar Solita」
リッチモンドでのディナーは、ホテル「Quirk Hotel Richmond」の隣ブロックにあるモダンレストラン「Bar Solita」へ。地中海やスペインの料理などにインスパイアされたメニューが好評です。
メニューの多くはポーションが小さめなタパス料理。
「Smoked Salmon Bites」14USDや「Gambas al Ajillo」14USD、「Mozzarella Sticks」10USDなど約15種類の個性的なタパスが並び、どれも美味しそうでなかなか選べませんでした(笑)
メインメニューは、肉料理、魚料理、リングイネなど約9種類。今回はボリューム満点の「Garlic Herb NY Strip」をチョイス。
一番のお気に入りは、地元の食材を生かした自家製ピザでした。
■Bar Solita
1212 E Cary St, Richmond, VA
記事【後編】では、フォトジェニックすぎる歴史的な街並みが人気の「アレクサンドリア」へ!
取材協力:Visit Norfolk/Visit Richmond/バージニア州観光局
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