今月の注目音楽情報をお届け!
『ジェニークラシック』ジェニーハイ
異色の5人が織りなす、多彩で意外な世界観
川谷絵音、小籔千豊、くっきー!、新垣隆、中嶋イッキュウというただものではない才能の持ち主が集った異色バンド。川谷の作詞・作曲センス、小籔、くっきー!のグルーヴ感、新垣の演奏力、中嶋のキャッチーさから醸成される楽曲の奥深さの沼にハマってしまう。3枚目のアルバムは、ネットからブレイクしたハスキーな歌声が人気のシンガー・yamaとのコラボ楽曲『モンスター feat.yama』、映画『ハケンアニメ』主題歌『エクレール』など多彩な全12曲を収録。(ワーナーミュージック)
『いま』原田郁子
クラムボンとしても活動する原田の15年ぶりのソロアルバム。コロナ禍になって本格的に始めた宅録をベースに、ほぼすべての楽曲を自宅で制作。詩人・谷川俊太郎が詩を書き下ろし、2年かけて完成したという共作曲『いまここ』は必聴。谷川は心臓の音、呼吸の音、朗読でも参加。(ユニバーサルミュージック)
『サーフ ブンガク カマクラ(完全版)』ASIAN KUNG-FU GENERATION
2008年にリリースされた江ノ電の駅をモチーフにした短編小説的なアルバム『サーフ ブンガク カマクラ』が『西方コーストストーリー』をはじめ新曲5曲を追加した完全版に。これで江ノ電の全15駅を網羅したことに。夏が似合う江ノ電、今年はアジカンをBGMに楽しみたい。(ソニー・ミュージックレーベルズ)
『カウンシル・スカイズ』ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ
オアシス解散後、ソロプロジェクトを続けるノエル・ギャラガー約5年半ぶりのアルバム。ノースロンドンに建設した自分自身のスタジオでアイデアを練った今作は自身のルーツへの原点回帰がコンセプト。ジャケット写真からも故郷であるマンチェスターへの思いが感じられる。(ソニー・ミュージックレーベルズ)
CULTURE NAVI「MUSIC」記事一覧取材・文/古川はる香
こちらは2023年LEE8・9月合併号(7/7発売)「カルチャーナビ」に掲載の記事です。
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