今月の注目音楽情報をお届け!
『Tradition』OAU
人生に並走してくれるような、温かみにあふれる一作
BRAHMANのメンバーを中心にした6人組アコースティックバンド、2年半ぶりのアルバム。「アコースティック」というバンドのコンセプトを超越するバリエーション豊かで自由な、OAU第2章の幕開けともいえる作品が完成した。力強くも温かいTOSHI-LOWのボーカルが背中を押してくれる『セラヴィ ‒c’est la vie‒』、のびやかなMARTINの声が心地よい『Time’s a River』をはじめ、これからの人生にずっと寄り添ってくれるような楽曲が勢揃い。(トイズファクトリー)
『-(サブトラクト)』エド・シーラン
10年にわたってリリースしてきた、数学的タイトルを冠したアルバムシリーズの最後を飾る作品。アーロン・デスナー(ザ・ナショナル)と作曲、プロダクションでタッグを組んで制作を進めた楽曲は、フォーク調あり、フルバンドあり、オーケストラのアレンジありと多岐にわたる。(ワーナーミュージック・ジャパン)
『BAGGAGE(ECONOMY)』MORISAKI WIN
映像作品のみならず、ミュージカルでも躍進する俳優、森崎ウィンのアーティストサイド。『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』主題歌担当でも歌声はおなじみ!? 2枚目のアルバムでもエンターテイナーの本領を発揮。先行配信の『Perfect Weekend』をはじめ、初夏のドライブに似合うさわやかな楽曲も。(日本コロムビア)
『ひみつスタジオ』スピッツ
通算17作目のオリジナルアルバム。ストレートに響く歌詞、草野マサムネの透明感のある声、美しいアルペジオ。噛めば噛むほど味が出るスピッツ節は今回も私たちを永遠の青春時代に連れていってくれる。劇場版『名探偵コナン 黒鉄(くろがね)の魚影(サブマリン)』主題歌『美しい鰭』ほか全13曲。5月17日発売。(ユニバーサルミュージック)
CULTURE NAVI「MUSIC」記事一覧取材・文/古川はる香
こちらは2023年LEE6月号(5/6発売)「カルチャーナビ」に掲載の記事です。
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