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LIFE

【西オーストラリア・ロットネスト島】アウトドア派ママライターの海外グランピング体験記

  • 川口ゆかり

2023.04.15

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待ちに待った春休み。3年ぶりに海外へ行ってきました。

渡航先は雄大で美しい自然を有するオーストラリア

なかでも、世界でもっとも美しく、住みやすいといわれている、西オーストラリア州の州都「パース」へ

魅力をあげればきりがないのですが簡単にまとめると

1:時差が1時間と少ない

2:治安が良く、都市と大自然が調和している

3:日本と季節が真逆なので(私が渡航した3月は)夏から秋の気候で過ごしやすい

4:ご飯が美味しい

5:チップの習慣がない!←これはオーストラリア全土に言えることですが、意外と知られていないですよね?

 

そんなパース南の港町フリーマントルから19キロの沖合に浮かぶロットネスト島で、海外グランピングを体験してきました!

西オーストラリアの楽園、ロットネスト島とは?

19 km2 ほどの大きさのロットネスト島は、大自然の中にいるような非日常を味わえる人気の観光スポット。A級自然保護区にも指定をされていて、島自体が国立公園になっているんです。

パースからロットネス島へのアクセスは?

一般的なのは、港町フリーマントルから高速フェリーで30分ほど。船酔いが少々心配でしたが大きな揺れもなく、とっても快適でしたよ。子どもたちにとっては、アトラクション感覚で楽しめるのでおすすめです。

お値段は少し高くなりますが、パースから水上飛行機で一気に飛ぶ方法もあります。こちらは約15分ほど。どっちも気になる。というわけで今回は、行きは『Swan River Seaplanes』の水上飛行機で向かい、帰りは『SeaLink』の高速フェリーという欲張りコースにしました。



いよいよ、グランピング施設へ

ここがロットネスト島内にある唯一のグランピングリゾート『ディスカバリー・ロットネスト・アイランド』です。

敷地内には83室ものテントがあり、迷ってしまうほど! 公式HPのほか、HISなどの旅行代理店からも予約することができますよ。

ファミリータイプのテントに宿泊

パッと見は普通のテントに見えますが、実は環境に優しい素材で作られたエコテントなんです!

木やカンバスなど、自然由来の材質で構成されているのが素敵だなと思って。さすがSDGs先進国として、世界でもトップ5に入るオーストラリア。これまで家族で何度かグランンピングを体験したことはありましたが、ここまでスタイリッシュかつ、環境に配慮しているグランピング施設は初めて!

さっそく、テントのなかに入ってみると??

おぉ~。大人2人がゆったりと眠れるキングベッド1台に二段ベッド、ソファー、バスタオルまで用意されているではありませんか!

出入り口のドアには鍵もちゃんとついているから、安心!

入り口付近には、簡易的なキッチンに電子レンジ、冷蔵庫、調理器具や食器etc……。お水もちゃんと出ます!! 他にも水回りがきれいなシャワーとお手洗い、アメニティーも完備されており、(もちろん、電源やWifiも!)至れりつくせり。

テントというよりは、コテージに近い感覚かもしれませんね。ここに宿泊する場合は着替えと水着、日焼け止め、ビーサンさえあればOK。ラクちんでしょう? 私の想像をはるかに超える、海外グランピングスタートとなりました。

 

夕飯まで何して遊ぶ?

グランピング施設に隣接しているビーチで海水浴もいいですが、やっぱり、子どもたちが大好きなのはプール。宿泊者専用のプールは、子どもたちで大賑わい♡ パラソルの下でお昼寝するのも気持ちが良いこと~!

サイクリングで島内を巡る!

島には60以上のビーチ、カフェやレストランがありますが、自家用車は一台も走っていないんです。というのも、一般車両の乗り入れが禁止されているんだとか。その分、ゆったりとくつろいだ時間が保たれていて、家族連れにとっては、とっても心地がいい。自転車をレンタルして、朝からパン屋さんへ。そんなファミリーを見かけることもありました。

どこの国に行ってもワクワクするのは、地元のスーパーマーケット

滞在中、ロットネスト島にあるスーパーマーケットにも足を運びました。規模はそんなに大きくないのものの、食材からお土産まで、必要なものは全て揃う感じ。ロゴ入りのキャップも可愛かったなぁ~。

スーパーの一角に人気アウトドアブランド『YETI』のコーナーもありましたよ!

スーパーで購入したもの

こちらでオーストラリア産のパンケーキと保冷エコバッグを購入♡

ちなみに、今までさまざまな国を旅してきた私ですが、ほかの国と比較してもオーストラリアはカード社会だと思います。レストランやカフェはもちろん、スーパーのミネラルウォーター1本だってカード決済が可能。チップの習慣もないので、日本から両替する必要がないのが嬉しい限り!

世界一幸せな動物「クオッカ」に出会う

西オーストラリア州にのみ生息する固有種で、ワラビーの仲間なんだとか。口角がキュッと上げっていて、笑っているみたいに見えるでしょう? 子どもたちが大好きなピカチュウのモデルになったともいわれています。

そして!この島の魅力といえば、世界一幸せな動物と呼ばれているクオッカに出会えること

島には至るところにクオッカがおり、人慣れしているのか人間に近寄ってくる。あぁ、かわいすぎる~♡

ふと気が付くと、テントのすぐ近くにクオッカが!なんてこともあり、滞在中、何度も遭遇しました。画像の右下に丸まっているのがクオッカです。自撮りに不慣れなため、ツーショットは抑えられませんでしたが、動画を見返してはニヤニヤしています。

触りたいところですが……

クオッカは絶滅危惧種の動物なので、気軽に抱っこしたり、触ることはNG。ここはぐっと我慢して。息子はクオッカのぬいぐるみを大事そうに抱えて眠ったのでした。

海外グランピング、どんな格好してた?

グランピングだから、といつものTシャツ×デニムで行ってしまいましたが、ちょっと反省しています。

というのも、年齢や体型はどうであれ、〝自分たちが着たいもの、したい格好をする″のがオージー流。

ピンクや黄色など色鮮やかなミニドレスやビキニを颯爽とまとったご婦人をたくさん見かけて、勇気づけられたというか。人の目なんて気にしなくていいんだと。再訪するなら、カラフルなミニドレスやワンピースを持ってきて、ファッションも思う存分、楽しみたいです!

旅の楽しみといったら「食」ですよね

移民の数が多く、多民族・多文化国家といわれるオーストラリア。

さまざまな国のローカルな料理が食べられるというのも、多文化な国ならでは。

せっかくなので、ロットネスト島でか食べられない「食」を求めて、人気レストランにも足を運びました。

おすすめはアジアンレストラン『LONTANA』

ナチュラルモダンな店内は開放感があって、とびきりおしゃれ。メニューは英語表記でしたが日本語を流暢に話せるスタッフがフレンドリーに話しかけてくれて、ホッ。

日曜日だけ開催しているブッフェ(大人1人A$65)をオーダー

好きなものを好きなだけ食べられるのがうれしくて、ついつい頼みすぎてしまう。ブッフェあるある。

日本人にも馴染みのある焼き鳥(サテ)やベジタブルカレー、揚げ春巻きや水餃子がずらり。

子どもも食べられますが味付けは、ちょっぴりスパイシーな感じ。お隣の席にいた欧米ファミリーはじゃんじゃん食べていましたが、私たちはそんなにたくさん食べれず。食べ放題じゃなくても良かったね、という結論に至りました(笑)。

ディナーは『Pinky’s Beach Club』で

夜はグランピング敷地内にあるファミリー向けレストラン「Pinky’s Beach Club」で、名産物のロブスターを。肉厚でぷりっぷり。柄にもなく、お店の名前がついたカクテルなんか頼んじゃったりして♡

準備も後片付けもせず、美味しいものがゆっくり食べれるなんて。幸せの極み。これぞ、旅の醍醐味!

ハイライトは美しいサンセット&星空

ディナー前はインド洋に浮かぶサンセットを、食後はいままでに見たことがないほどの満天の星空を眺めるのが日課に。写真では伝えきれないのが残念なほど、美しくって。初めて流れ星を見ることもできました。きれいだったなぁ……(遠い目)。

現地の自然とホテルのいいとこどりができる海外グランピング

ロットネスト島のような小さな島でも、水やお湯、電気(wifi)が安定していて、ご飯も美味しい! そして、どこに行っても、オージーはフレンドリーでやさしくて♡ 初めての海外グランピングもストレスフリーに滞在することができました。

日本とは異なる草木や動物など、たくさんの自然に囲まれて過ごす時間は、まさにプライスレス。

ホテルもいいですが自然と一体となる滞在がしてみたい方は、海外グランピングを検討してみてはいかがでしょうか。

 

*掲載情報は渡航時(2023年3月)のものになります。最新の渡航情報は、オーストラリア政府観光局、西オーストラリア州政府観光局を。日本語で閲覧できるので便利ですよ。

 

川口ゆかり Yukari Kawaguchi

ライター

1977年生まれ。LEEでは私服コーデや収納企画など、登場するたび話題に。2児の母としてトレンドをプチプラと賢くMIXしたスタイルが大好評。

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