芸能界やスポーツ界で活躍するスターがノートに記録して自己実現をしていたり、ジャーナリングなどの書くメソッドが話題になったり。デジタル化が進み続ける一方で、〝書く〞行動が注目を集めています。
そこで、書く習慣を持つMEGUMIさんに、そのスタイルや〝書く〞ことの効果について教えてもらいました!
お話を伺ったのは?
俳優 MEGUMIさん
1981年9月25日、岡山県出身。俳優、実業家、また1児の母。近作に映画『赦し』『零落』。4月19日に新著『キレイはこれでつくれます』(ダイヤモンド社)を発売予定。
●Instagram:megumi1818
●Twitter:calmakids
大きな目標は“事業計画書”の達成。そのために、毎日“自分ノート”などを書いて、やるべきことを明確にしています
書くことが、目標に向かって動くためのモチベーションに!
俳優として活躍する一方、カフェの経営やドラマのプロデュースなどにも取り組むMEGUMIさん。その精力的な活動を支えているのが〝書く習慣〟。毎年、年始には〝事業計画書〟を書くそうです。
「6年前にカフェを開くとき、銀行に事業計画書を出す必要があったんです。1日の来客数から1年の売り上げまで細かく考えるのは大変でしたが、やるべきことが明確になってスッとしたんですよね。
芸能の仕事をするうえで、チャンスは待つしかないと思っていたけれど、私にはそれが苦しくて。だったら、自分個人の〝事業計画書〟も作ろう、と。
お正月休みに1週間ほどかけて、前年の振り返りや1年のテーマ、ひと月ごとの目標やそのための課題などをまとめるように。書き出すと自分の努力すべきことが具体的にわかり、無駄な動きをなくせてブレなくなりました」(MEGUMIさん)
また毎日開く〝自分ノート〟も。
「これは、デビューした頃から20年くらい、形を変えつつ続けているもの。尊敬する方の言葉や友達からの情報、役の方向性や企画のアイデアなど、オンオフ問わず頭に浮かんだことを全部書いています。
書くと心が落ち着き、見返すといいヒントが見つかることも。…といっても、年末には捨てるんですけどね(笑)。強烈に印象に残ったことは覚えているし、1年たつと自分も変わるはずだから」(MEGUMIさん)
さらに、新月・満月の日にはプチ目標を、寝る前には翌日のto doを書き出しているのだとか。
「大目的である〝事業計画書〟を実現するには、日々の小目的をクリアすることが肝心。なので月2回自分を見つめ直したり、毎日のタスクを整理したりしています。
これを連動させて続けていると、時間はかかっても夢が形になってくるんですよね。10年以上越しに、念願の映画に出演できたときは感動しました!
もちろん叶うまでには山が百個くらいあるし、そもそも書くのも面倒くさいですよ(笑)。でも私は、しんどくても目標に向かって〝動く〟人生を選びたい。だから、書くことでモチベーションを上げているんだと思います」(MEGUMIさん)
日々の忘れたくないことは〝自分ノート〞に。
目標を軌道修正する〝新月・満月ノート〞も
毎日開き、年2〜3冊になる〝自分ノート〞や、新月・満月の日に書くノートは、その時々でピンときたお気に入りのもの。
「中は欲まみれでお見せできないのですが(笑)。今は、パーツを選んでオリジナルのノートを作れるHININE NOTEと、青山・書斎館のペンを愛用中」(MEGUMIさん)
〝事業計画書〞はワードで清書して共有。
毎日のto doは裏紙などにサッと手書きで
下3枚が1年の目標を書いた〝事業計画書〞、右が1日のto doメモ。
「〝事業計画書〞には『〇月、ドラマ出演』などまったく未定の目標を書くことも。マネージャーさんと共有することでチームの動きも効率的になりました。1日のto doには、ノートを書く時間も組み込んで。やることがいっぱいだと思っても、書き出すと整理できて気持ちよくこなせます」(MEGUMIさん)
MEGUMIさんが実感している“書く効能”
1_努力するべきことが明確になり、無駄な動きをなくすことができる
2_目標に向かって動くためのモチベーションがアップ。続けると夢が現実に!
次回は「タレント・バービーさんの『書く習慣』」をご紹介。
撮影/神戸健太郎 ヘア&メイク/加藤 恵 スタイリスト/斉藤くみ 取材・文/藤本幸授美
こちらは2023年LEE5月号(4/7発売)「ブレない自分をつくる『書く習慣』」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(掲載当時)です。
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