体型から着こなしに至るまで、デニムにまつわる悩みは十人十色。今回は3人のLEEキャラクターの願望に合わせ、
それぞれに似合うデニムを福田麻琴さんがチョイス。BESTな一本で、停滞していたデニムスタイルをアップデート！
スタイリスト
福田麻琴さん
Profile
1978年生まれ。文化服装学院卒業後、ショップスタッフを経て、スタイリストアシスタントに。25歳で独立し、数多くの女性誌で活躍。その後2年間の仏留学を経験し、本場でフレンチベーシックを学ぶ。現在はショップのバイイングやエッセイ執筆等、スタイリストの枠を超えて活動しており、５月には新刊を発売予定。10歳の男の子の母。
LEEキャラクター
山本 愛さん（168㎝・40歳）
お悩み
√ 骨格がゴツくメンズっぽくなりがち
√ デニムコーデに新鮮味がない
「高身長かつ骨格がしっかりしているので、はき古した色落ちのストレートだと、古着感やメンズっぽさが出てしまうんです。もっと洗練されたきれいめなデニムのおしゃれを楽しみたい！」（山本さん）
麻琴さんが選んだのはこの3本！
「手持ち服がややモードな山本さんには、きれいめかつ都会的にはける、しっかりとしたハリ感ストレートがおすすめ。これなら骨張った体型も目立ちません」（福田さん）
A.「JEAN ELISABETH」￥34100／アー・ペー・セー カスタマーサービス（アー・ペー・セー）
B.「UNION」￥26950／ショールーム セッション（サージ）
C.「セルビッチデニム ウーマンフィット」￥35200／ビューティフルピープル 伊勢丹新宿店（ビューティフルピープル）
Aを試着！
ゆとりのあるリジッドで脚のラインをカバー
Bを試着！
ゆとりのあるリジッドで脚のラインをカバー
これで解決！
C.
beautiful peopleのロールアップデニム
厚地のセルヴィッチながら、丸みのある腰のラインに女性らしさが漂う一本。
洒落感満点の大胆ロールアップが目を引くポイントに。
「デザインがきいたアイテムもさらりと着こなす高身長の山本さんには、ベーシックなものより少し存在感のあるデニムのほうがお似合い。身長が低いとなかなか挑戦できない濃色＆この春再び注目のロールアップタイプを選び、〝デニムでモード〞を目指してみました」（福田麻琴さん）
「子どもが生まれてから、デニムというとよそ行きではなく、日常でカジュアルにはくものと思い込んでいたので、こんなにおしゃれに着られるとは驚き！ がっちりした肩幅や腰まわりが気になっていましたが、裾に目が行くので、その悩みも上手に解消されたみたい」（LEEキャラクター 山本 愛さん）
LEEキャラクター
清家佳奈さん （154㎝・34歳）
お悩み
√ おなかまわりに肉がつき太デニムばかりに
√ 身長が低いのでバランスが難しい
「昔はスキニーなども好んではいていましたが、年々下腹やももに肉がつき、必然的にゆったりデニム一択に。〝ラクなはき心地〞はそのままに、スタイルUPできるものってありますか？」（清家さん）
麻琴さんが選んだのはこの3本！
「腰やももに余裕があり、ひざ下が絞られたテーパードなら、重心が上がりすっきり見え確実。小さめさんは、股上が深すぎないものを選んで」（福田さん）
A.「THE WOMAN」￥27500／ゲストリスト（アッパーハイツ）
B.「スウィングデニム」［商品コード：410016］￥23100／LEEマルシェ（レッドカード トーキョー）
C.「ストリート好きの清家さんには、ヘイリー・ビーバー愛用のブリーチデニムも似合いそう！」「HORSESHOE JEAN」￥51700／シチズンズ・オブ・ヒューマニティ
九分丈なら切らずにはけそう
これで解決！
A.
upper hightsのテーパードデニム
計算されたなだらかなゆるテーパードシルエットが、下半身の肉感をカモフラージュ。大きめヒップポケットも小尻に見せるうれしい工夫。
「ちょっぴりストリート感のある清家さんのスタイルを崩さずにはけるもの限定でピックアップ。中でもこのテーパードは、ゆったりしているのに、スニーカーでもバランスよくはける絶妙丈＆シルエット。グレーならきれいめにもアレンジできます。」（福田麻琴さん）
「私の好きなゆるっとした空気感は残したまま、ちょっぴり大人めかつ女性らしい雰囲気にアップデートされて感激。腰まわりを出すのに抵抗がありましたが、いざはいてみると断然脚長に見えてうれしい！」（LEEキャラクター 清家佳奈さん）
LEEキャラクター
岡田美咲さん（158㎝・30歳）
お悩み
√ デニムをはくと骨盤が目立ってしまう
√ 新調したいが何を買えばいいかわからない
「しっくりくるデニムになかなか出会えず、4年もこの細身ストレートをはきっぱなし。コンプレックスの骨盤は目立つし、ちょっぴり時代遅れ感も否めず……自分に合う旬の一本が欲しい！」（岡田さん）
麻琴さんが選んだのはこの3本！
「骨盤が気になるという岡田さんには、腰まわりをすっぽり隠し、くびれに目線を集めるハイウエストが◎。ローファーではきたいという希望により、スリット入りフレア（A）や九分丈（B、C）など、トラッドに合う3本を選択」（福田さん）
A.「バックスリットフレアデニムパンツ」￥14300／クロスプラス（ノーク バイ ザ ライン）
B.「Liberty HR」￥23100／ゲストリスト（レッドカード トーキョー）
C.「CARROT DENIM」￥20900／シンゾーン ルミネ新宿店（ザ シンゾーン）
ハイウエストは初めてです〜
これで解決！
C.
THE SHINZONEのハイウエストデニム
股上深め×タック入りで、下腹やお尻はゆったりラクラク。直線的にほっそりすぼまるシルエットで脚長効果を狙ったワザありデニムです。
「日本人女性特有の平べったい腰まわりを今っぽくカバーするなら、腰高カーヴィがベスト。このデニム、大人の体に本当にやさしく作られていて、窮屈感ゼロなのに、どこから見ても立ち姿が美しく！ 今季は短め丈トップスと合わせても」（福田麻琴さん）
「股上が深いと骨盤を強調してしまうと思っていましたが、意外にも超すっきり。しかもあか抜けて見え、われながらおしゃれ！（笑） いつものボーダーでこれだけ完成度の高いコーデが楽しめて、大満足です」（LEEキャラクター 岡田美咲さん）
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LEEwebの連載が、昨夏リニューアル。日々のカジュアルから、オケージョンスタイル、夫のおしゃれに至るまで、あらゆるLEE世代のファッション悩みを、麻琴節で鋭く愉快に解決。ぜひこちらもチェックを！
スタイリスト／福田麻琴 撮影／沼尾翔平（人物） 佐藤健太（物） ヘア＆メイク／川村友子（福田さん） 久保フユミ（ROI）（LEEキャラクター） 取材・原文／栗田瑞穂
※クレジットのないアイテムはすべてスタイリスト私物で、現在販売されていないものも多数含まれます。各ブランドへのお問い合わせはお控えください。
こちらは2023年LEE4月号（3/7発売）「「大人のデニム悩み」本気でお答えします！」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示（2023年3/7発売LEE4月号現在）です。
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