「WHERE OCEANS MEET」が開催中
現代アートからキューバを見つめて。
東京・銀座の「シャネル・ネクサス・ホール」にて、新進気鋭のキューバ人アーティスト、マベル ポブレットによる日本初の個展「WHERE OCEANS MEET」が、2023年4月2日(日)まで開催中です。
写真やビデオアートなど多彩な技法で創作
ポブレットは、写真、ミクストメディア、ビデオアート、キネティックアート、パフォーマンスアートなど、多彩な技法や手段を用いた創作をおこなっているのが特徴。
作品には、フィデル カストロ政権下のキューバで育った彼女自身のアイデンティティや体験も反映されています。
37歳にしてすでに各国で20以上の個展を開催し、150以上のグループ展に出品。
キューバの現代アートシーンで活躍する若手女性アーティストの一人として注目を集めています。
水と海がテーマ
今回の個展は、ポブレットが心に抱き続けてきた重要な要素 “水”と“海”がテーマ。
キューバと日本の共通点でもある島国ならではの文化的独自性を示しています。
現代キューバ社会にとって、海を渡る移民の姿はごく身近だそう。ときには救い、ときには災いをもたらす海の本質的な役割について、ポブレットは良し悪しを判断することなく観察し、作品を通して語り問いかけています。
4つのシリーズから新作34点を展示
人間の儚さを考察しピラミッド型の折り紙で表現した〈My Autumn〉シリーズや、移民をテーマにした〈Homeland〉シリーズ、ポブレット自身の旅先での写真を用いた〈Travel Diary〉シリーズ、映像作品の《SUBLIMATION》(〈Buoyancy〉シリーズ)が展示されています。
さまざまな手法で表現された作品を通して、キューバ社会と今日の世界との関係を見つめてみてはいかがでしょう。
「WHERE OCEANS MEET」 マベル ポブレット展
会期:2023年3月1日(水)〜 4月2日(日)
場所:シャネル・ネクサス・ホール(東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4F)
時間:11:00〜19:00 (最終入場 18:30)
問い合わせ:シャネル・ネクサス・ホール事務局 ☎︎03・6386・3071
*会期中無休・入場無料・予約不要
*KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2023にも巡回予定
「WHERE OCEANS MEET」 マベル ポブレット展
All photos courtesy of Alejandro Gonzales
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