お気に入りの白シャツをクリーンな状態に保つ秘訣は、洗濯機に入れる前の"ひと手間"にあり! 黒ずみに黄ばみ、食べこぼしのシミ、そしてしつこい油汚れも、この3つのケア方法がすべて解決してくれます!
教えてくれたのは?
Shin Suzuki
鈴木 新さん
ドイツ発のランドリーメーカー『フレディ レック』の商品企画・広報。洗濯の知識を生かしたケア方法を発信。
●公式サイト:https://www.freddy-leck-sein-waschsalon.jp
STEP_1
基本の洗い方
用意するもの
●洗濯用洗剤 ●洗濯ネット
すべてのボタンを外して洗濯ネットへ
洗濯ネットには型崩れや摩擦からシャツを守る効果があります。ボタンを外したら両袖を内側へ折り込み、身頃を軽くたたんで収納。あまり小さく折りたたむと水通りが悪くなるので2つ折りくらいがベストです。あとは普段どおり洗濯機へ。
STEP_2
衿や袖口の黒ずみの落とし方
落としたいのはこの黒ずみ
用意するもの
●シミ抜き用石けん ●ランドリーブラシ ●約40℃のお湯
1. 40℃のお湯に黒ずんだ袖口を浸す
黒ずみの原因である皮脂は、温めると落ちやすくなります。その性質を利用し、まずは40℃のお湯をためたタブに黒ずみが気になる部分を1分ほど浸し、皮脂を浮き上がらせます。
2. 黒ずみに石けんを塗り込む
お湯からシャツを取り出し、ぬれたままの状態でくるくると小さく円を描くように石けんを直塗り。まんべんなく塗り終わったら再び1分ほどおき、石けんの成分を浸透させます。
3. ランドリーブラシでこする
石けんは泡立つ瞬間に洗浄力を発揮するため、塗り込んだ部分をブラシでこすって泡立てます。力は入れすぎず、汚れをかき出すように一定方向にブラッシングするのがポイント。
4. 石けんを塗布したまま洗濯機へ
ブラッシングは、石けんがほどよく泡立ち、黒ずみがだいたい落ちているのを確認できたらOK。泡はすすがずに、そのままSTEP_1と同じように洗濯ネットに入れて洗濯します。
STEP_3
汚れ&シミの落とし方
落としたいのはこのシミ
用意するもの
●酸素系漂白剤 ●約60℃のお湯 ●ゴム手袋
1. 60℃のお湯に酸素系漂白剤を入れる
『オキシクリーン』でのシミ抜きは、お湯2ℓに対してキャップ3杯分(約84g)が目安。ほかの酸素系漂白剤を使う場合も、容器の裏面に記載されている分量にならって計量を!
2. ゴム手袋を使いしっかり溶かす
洗浄力の高い酸素系漂白剤はその分肌への刺激が強いため、ゴム手袋の着用がマスト。粉末がしっかり溶けるまで混ぜていくと、お湯の温度に反応しシュワシュワと音がしてきます。
3. シミが気になる部分をつける
40〜60℃のお湯は酸素系漂白剤が最もよく反応し、洗浄力を発揮する温度。浸した途端にシミが消えていくのがわかります。漂白が終わったら、STEP_1と同じ要領で洗濯を。
「『映える白』で新しい私!」次回は、「『映える白』で新しい私 まとめ記事」をご紹介。
撮影/坂田幸一 取材・文/鈴木絵美 撮影協力/AWABEES プロップス ナウ
こちらは2023年LEE4月号(3/7発売)「『映える白』で新しい私!」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(掲載当時)です。
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