【石井佳苗さんおすすめラウンジチェア】リビングを心地よくおしゃれにしてくれる「愛着チェア」

「椅子はデザインがさまざまなので、選んだものが自然と〝その家らしさ〞を体現し、心地よさや満足度をぐっと上げてくれるのです」
そう教えてくれたのは、LEEでも人気のスタイリスト、石井佳苗さん。
家族がくつろげて、わが家らしいおしゃれなリビングのアイデアを、読者の悩みをもとにうかがいました！

石井佳苗さん教えて！リビングの悩み
Ｑ 三人掛けソファの前にローテーブルを置いた、典型的なリビングのわが家。意外と家族がくつろぎにくくて…

答えてくれたのは… スタイリスト石井佳苗さん

ブレのない審美眼に基づいた、インテリアへの提案で人気を集める。「カッシーナ・イクスシー」に10年間勤務し、名作と呼ばれる数々の家具の魅力に触れ、造詣を深める。本誌連載「石井佳苗の『インテリア名品』」も好評。
Instagram：kanaeishii_lc
公式サイト：https://www.kanaeishii-stylist.com/

石井佳苗さんからのアドバイス
Ａ ぜひ、取り入れてほしい存在が一人掛けの＂ラウンジチェア＂。小さなリビングにもぴったりです

ラウンジチェアとは、ホテルのラウンジにあるような背もたれのある休憩用の椅子のこと。くつろぐために作られたものですから、座り心地は抜群。ソファの代わりに複数並べると、狭いスペースでも圧迫感がなく、過ごし方に合わせて配置を変えられる柔軟なリビングに。
まずは、今あるソファの前に一脚プラスするところから始めるだけでも、ぐっと安らげる空間に変わります。

（右の椅子）CH22 ラウンジチェア（W69.5×D61.5×H72.5・SH37）￥419100／カール・ハンセン＆サン フラッグシップ・ストア東京　（左の椅子）ギビングスソファ（W63.5×D70×H69・SH39）￥216700・丸太のサイドテーブル￥105600・ポット￥6600・グレーのカップ￥5610／コンプレックス　ローテーブル￥210100・テーブル上の白いコップ・豆皿（各）￥1540・白いサイドテーブル上右の花器￥2970・オブジェ￥54450・壁の絵￥10890・絵のフレーム￥8250・床に置いた木のボウル￥11000・ラグ（大）￥57200・ムートンラグ￥17820・クッション（カバー）￥30690・（中材）￥6160／アクタス　白いサイドテーブル￥149600／アルテック　白いサイドテーブル上の脚付きプレート￥19000／グリニッチ代官山　白いサイドテーブル上左端の小さな花器￥5200・スタンドライト￥42000・丸太の上の花器￥18500／セローテアンティークス　ペンダントライト￥7700／HAY TOKYO　取っ手付き木製バスケット￥30250／フリッツ・ハンセン東京

リビングを心地よくする椅子の取り入れ方３つ
座り心地抜群のラウンジチェアを並べて。家族で床でくつろげるリビングに

リビングに必須と思いがちな二〜三人掛けソファですが、一度配置するとずっとそのままで、家族が並ぶと休みにくいことも。
その点ラウンジチェアなら座りやすさはもちろん、見た目にもリズムや奥行きが。全員分椅子がなくても、ラグやクッションを配置すればみんなで過ごせます。

01｜座り心地に加え、軽く動かしやすいのもラウンジチェアのよさ

過ごし方によって、ちょこっとレイアウトチェンジ。
「簡単に動かせる家具が多いほど、インテリアは楽しくなるというのが私の持論。向きを変えるだけでも雰囲気が変わります」（石井佳苗さん）

02｜オットマンやプフをプラスすればさらにくつろぎ度アップ

プフ￥31900／HAY TOKYO

脚を伸ばしてくつろぎたいなら、こんな方法も。
「オットマンやプフは、一人掛けソファとしても使えます。柔軟な使い方ができるアイテムを足せば、空間をより自由に活用できます」（石井佳苗さん）

03｜家族の人数分の椅子がなくてもラグの上でくつろげる

クッション（各）￥13200／コンプレックス　その他／冒頭写真と同じ

〝床にごろり〞も、立派なくつろぎスタイル。お気に入りのクッションをランダムに散らせば、空間のアクセントにも。
「椅子の素材とリンクさせると、統一感も加わります」（石井佳苗さん）

ベッドサイドにラウンジチェアを。寝る以外もくつろげる空間に昇華

フロアライト￥137500／ルイスポールセンジャパン　ラグ￥80300／コンプレックス　スロー￥35200・クッション（カバー）（各）￥4620・（中材）（各）￥2310・スリッパ￥19800／アクタス

イメージはホテル。読書などに集中できるスペースに。
「寝室を、寝るためだけに使うのはもったいない！椅子をひとつ置くだけで、空間にもうひとつの役割が生まれます」（石井佳苗さん）

石井佳苗さんおすすめ！「愛着ラウンジチェア」４選

01｜FDBモブラーJ82

「ペーパーコードの幅広な座面に、まるで包み込まれるような座り心地。ゆったり腕を預けられる、アームのデザインも優美です」 （石井佳苗さん）
￥179000／グリニッチ代官山

02｜ニーチェアエックス

「折りたたみ式にしてミニマルなデザインが美しい、日本発の名デザインのひとつ。軽量で、たたむと持ち運びも簡単。カラーバリエも豊富です」（石井佳苗さん）
￥51700／藤栄

03｜KK47000サファリチェア

「英国軍の野外用チェアをリデザイン。カジュアルでいて上質感あふれる素材使いも魅力的」（石井佳苗さん）
￥161700／カール・ハンセン＆サン フラッグシップ・ストア東京

04｜42 アームチェア

「北欧デザインの巨匠アアルトによるデザイン。背面～座面とフレームの曲線が優雅で、背もたれに体を預けると、心地よくしなります」（石井佳苗さん）
￥399300／アルテック

撮影／宮濱祐美子　スタイリスト／石井佳苗　取材・原文／福山雅美
※椅子のサイズのW＝幅、D＝奥行き、H＝高さ、SH＝座高で、単位はcmです
こちらは2023年LEE4月号（3/7発売）『LDの心地よさを決めるのは「愛着チェア」！』に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示（掲載当時）です。※クレジットのないアイテムは私物です

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