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【建坪12坪の戸建て】仕切り壁で狭さをカバー!海外のエッセンスが感じられるアートがなじむ家

  • @homeLEE 私らしく建てる、心地よく暮らす

2023.03.01

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【建坪12坪の戸建て】仕切り壁で狭さをカバー!海外のエッセンスが感じられるアートがなじむ家

まるで海外のような大胆でおしゃれなアートが印象的。建坪12坪というコンパクトな3階建の狭さを感じさせない工夫とは?ミュージシャンAkiko Kiyamaさんのおうちを拝見!

Akiko Kiyamaさん(ミュージシャン)
(妻40歳、夫43歳、息子3歳)

2002年から音楽制作を始め、’04年にEP『Dimension』を発表。国内外で音楽活動をする傍ら、医療系コンサルタントの肩書きも持つユニークな経歴。Instagram:@_au.au.au._

戸建て
仕切り壁で狭さをカバー! アートもなじむ家に

Akikoさんの住まいは建坪12坪というコンパクトな3階建て。特徴的なのはスキップフロアを取り入れた間取り。吹き抜けのリビングは4畳半という狭さを感じさせません。

「狭小だから無駄なくスペースを使いたくて、ロフトを中2階に作り収納と仕事部屋をその下に設けました」。各スペースは広くはないものの完全に閉じておらず、視線の先に抜けがあるからか窮屈さがありません。

ウォールナットの床に白い壁というシンプル空間を彩るのが、ガラスブロックやデザイン性の高い家具、前衛的なアートにビビッドな雑貨です。音楽活動のためドイツで8年ほど生活していたAkikoさんだからこそそこかしこに海外のエッセンスが感じられ、飾り方も大胆で躊躇がありません。

「ドイツの友人たちは本を床に平積みにしたり、アートをさりげなく置いたり本当に自由でした。お気に入り空間だから前より掃除も入念さが増し、息子もまねして掃除してくれるようになりました」(Akiko Kiyamaさん)

リビング

2階のLDK+ロフト。リビングは吹き抜けでドアで区切らず、各スペースへとゆるやかにつながる。引き戸のところは仕事部屋と収納



Living room(2F) &Loft(中2F)
スペースをゆるやかに区切ってセミオープンに

.ロフト下のワークスペース。楽曲制作に使う機材が並びます
ロフト下のワークスペース。楽曲制作に使う機材が並びます

リビングルーム

4畳半と狭めのリビング。リビング+ロフト+オープン階段で8畳近い吹き抜け空間となっているため、数字ほどの狭さを感じさせません。テレビなどの大きな家電は置いていないのも、広く感じさせるコツ。

リビング中央の壁面にはガラスブロックを
リビング中央の壁面にはガラスブロックを採用。くもりガラスの透け感によりデザイン性と視線の抜けが感じられる空間に

ライト
ロフトはアートや家具を置くギャラリーとして使用中。ライトもお気に入りの一点で「エッセンシャルストア」で購入した資生堂のヴィンテージ。

ハンドチェアは’90年代のもの
ハンドチェアは’90年代のもの。長男くんもご満悦です

Closet&Bathroom(1F)
1階は収納面を充実させより暮らしやすく

洗面台
玄関を上がった右に造作の洗面台を設置。洗面ボウルはサンワカンパニーのスピニング。「息子にも帰宅後すぐにここで手を洗ってもらえるので安心です」

玄関収納
玄関横には靴のほかベビーカー、傘、日常使いのバッグ、コートなども掛けられるウォークインクローゼットが。「帰宅後、息子を抱っこしながら土足で置きに行けて便利です」。Akikoさんならではのセレクト、イケアのウェーブ形ミラーがデザイン性を添えます

自転車を壁面にディスプレイした1階の部屋

夫の趣味である自転車を壁面にディスプレイした1階の部屋。右側の棚はAkikoさんの好きな雑貨を飾るスペースとして活用。「季節や気分によってディスプレイを変えて楽しんでいます」

Kitchen(2F)
壁付け+カウンターでアイランド風キッチンに

キッチン
キッチンはパナソニックのラクシーナ。キッチンパネルはすべてステンレスにしてスタイリッシュに。「さっとふけばきれいになる機能面も気に入っています」

キッチンの収納

キッチン横に造作した扉つきのパントリー。調理家電類はすべてしまえるよう設計し、キッチンをすっきりと。上部はルーバーにしてエアコンが隠せるようにしています。

キッチンで子供を抱っこしている

白を基調にした明るいキッチン。壁づけにして作業スペースとダイニングスペースの広さを確保しました。狭苦しくないから、子どもも安心して抱っこできます。

作業台
イケアのカウンター2つを背中合わせでつなげ、奥行きのある作業台に。収納も両側にあって便利だそう

Bedroom(3F)
低めのベッドだから狭くても圧迫感なし

低めのベッド
家族3人で寝ている寝室は、低めのベッドで狭い空間を上手に活用。「CALHOUN & CO.」の虎のブランケットで個性的な空間に。朝や夜、洗顔や歯磨きの動作を3階で完結できるよう、3階にも洗面台を設置したそう

戸建て
Akiko Kiyamaさんの家づくりDATA

エリア:大阪府大阪市
間取り:3LDK+S、103㎡
依頼先:ROKA architecture.
建築費:2500万円

2階にあるLDKを広くとれるようパントリーは小さめに。その分1階に食料品や生活用品専用の収納を作り、買い出し後にすぐしまえるように。動線を考え3階にも洗面台を設置。

\ロフトで遊ぶのも楽しい!/

男の子

私たちの住まいストーリールポ

撮影/仲尾知泰 間取り図作成/前田優子 取材・原文/大勝きみ子

こちらは2023年LEE3月号(2/7発売)別冊付録『@home LEE 私らしく建てる、心地よく暮らす』に掲載の記事です。

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「私らしく建てる、心地よく暮らす」をテーマにリビング系コンテンツを集めました。ハウジング、インテリア、DIY、家電や雑貨からLEE100人隊家づくり部ブログ、通販など盛りだくさんでお届け!

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