お気に入りの調理道具は出しておきたいけれど、こまごましたものなどしまっておきたいものもたくさん……と、キッチンの収納にはさまざまなニーズがあります。そんな想いに応えて昨年発売されたのが、LIXILならではのキッチン・リビング収納「カノール」。これまでのシステムキッチンでのノウハウを活かした収納部分と、オープンな棚を自由に組み合わせることができるフレキシブルなスタイルが新鮮です。
そこで、インテリアスタイリストの今田愛さんと、整理収納アドバイザーの資格を持つLEEキャラクターの金月絵里さんがショールームを訪れ、「ディスプレイの楽しさ」と「しまいやすさ」の両面から、カノールの魅力を体感してきました!
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インテリアスタイリスト 今田 愛さん(右) LEEをはじめ、雑誌やWEBなどでインテリアや料理などのスタイリングを担当。店舗のディスプレイも手がけ、“見せる、飾る楽しさ”をさまざまな場で提案。 |
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LEEキャラクター 金月絵里さん(左) 現在11歳になる長女が誕生してすぐの頃、家事と仕事をうまく回すためにと、家を片づけながら整理収納アドバイザーの資格を取得。夫、長女、7歳の長男の4人家族。 |
「好きな作家さんの土鍋や、オブジェのような木製のコンポート台など……使わないときも目にしていたいキッチンまわりの愛用アイテムってありますよね。そういったものを置いて、見せながら収納できるオープンスペースがカノールにはしっかりあるから、キッチンに立つこと自体が楽しくなると思います。蒸籠やカッティングボードなど木のアイテムは、出しっぱなしのほうが湿気もこもらないので、機能的にも“見せる収納”がぴったり。ただ飾るだけでなく、ぱっとすぐ手にとってどんどん使い込んでいくことで、1つ1つのものへの愛着も生まれますね」
カノールの注目ポイントは、自分の好みや用途に合わせて便利なパーツを取り付けられるところ。
「たとえば『ハンギングバー』(上写真)を取り付ければ、キッチンツールなど毎日使うものを、ぱっと手に取りやすく吊るせます。コーヒーメーカーの横にドリッパーを吊るしておき、マグカップをセッティングしておけば、コーヒーを淹れる動線は完璧! ベランダ菜園のハーブを吊るして乾燥させたりと活用法はいろいろ」
また、オープン棚に奥行きの浅い「スリムタイプの棚板」(上写真)を組み合わせることもできます。
「このパーツは、収納力がぐっとアップして、とても便利。キャニスターや調味料の瓶などを置くのにぴったりで、残量がいつも目に入るから補充のタイミングも忘れません。ハーフ棚に小さいもの、手前には大きなものをと、さまざまなサイズのものを効率よく配置して一覧できるので、取り出しやすいだけでなく、見た目にも高低差が。立体感のあるディスプレイを楽しめますよ」
ちなみにカノールのパーツは、いったん組み立てた後でも、「LIXIL パーツショップ」で買い足して、自分で取り付けることが可能です。
子育てと仕事の両立をうまくするために整理収納を学んだとき、たとえば「引き出しを開ける」というアクション1つでも、実はストレスになることがあるんだ、と気づいたと言う金月さん。
「頻繁に使うものはオープン棚に置いて、ぱっとすぐ手に取れるようにするだけでも、毎日の家事効率がぐっと上がるんです。お気に入りの食器が常にオープン棚にあるだけで、今日はこれを作ろうかな〜と料理をするモチベーションも上がります。それにオープンだと汚れが気になった時もさっと拭きやすいので、清潔を保ちやすいところも気に入りました。
一方で、ごちゃついて見えるもの、たまにしか使わないものは引き出しや扉の中へと、メリハリのある収納ができるところもいい。わが家のカップボードはすべて扉付きで“隠す”だけの収納なので、“見せる”楽しさと便利さがあるカノールは、すごく羨ましいです!」
カノール背面に「エコカラット」の壁を組み合わせれば、においや湿気の吸収といった機能性とインテリア性もアップ!
LIXILの「エコカラット」とは、高精細加飾技術によって、石や木など自然の素材感を表現した「内装壁機能建材」のこと。質感や色合い、サイズの種類が豊富で、モダンにもナチュラルにも……さまざなテイストをより大人っぽく演出できます。
また特長的なのは、表面の「超微細構造層」。粒子のこまかい、湿気や生ゴミなどのにおい、空気中の有害物質を吸着してくれます。一方で、粒子の大きな水や汚れは通しにくい構造になっていて、防汚機能も。水拭きで簡単にお手入れもできるので、水や油がつきがちなキッチンの壁にもぴったりです。
カノールの背面に、好みのエコカラットを組み合わせることで、においや湿気がこもりがちな場所でも、より快適に。さらにインテリア的にも、自分らしい上質空間にランクアップさせてみませんか?
エコカラットについて、詳しくはLIXILのホームページをチェックしてみて。
「カノールの実物を見てほかの商品と違うと思ったのは、フレームや引き出しなどに、しっかりとした安定感があるということ。壁にきちんと設置するので、重いものを置いても安心ですよね。そして、引き出しや扉を開け閉めしてみると、そのスムーズでしっかりとした使い心地に、LIXILのシステムキッチンが長年培ってきた高い技術力が活かされていることを実感しました」
たとえば引き出し部分も20kgまでの耐荷重だから、大きな鍋やフライパンを複数収納しても大丈夫。
「キッチングッズは重いものが多いけど、これだけたくさん入れてもレールがす〜っとスムーズに動いて、開閉がなめらか。大きな引き出しの中に、さらに内引き出しがある構造(上写真)も、さすがの高機能ですよね。浅い引き出しは、子どもの水筒やふきん類、使う機会が少ない調理ツールなどを収納するのによさそうです」
一般的な家具ではなく、引き出しのレールや耐荷重など、キッチンでの使用を想定したつくりのため、使うほどに品質の良さを実感できるはず。なかでも金月さんが気に入ったのは、「家電収納スライドカウンター」でした。
「キッチン家電は普段は奥にあってもいいので、スライドカウンターで使う時だけ引き出せるのが、とても便利! 完全にしまい込むのは熱や湿気が残っている心配もあるし、家電って最近デザインのいいものも増えているから、存在感が出すぎない程度に置けるカノールの引き出しは、ちょうどいいですね。子どもが成長してもっと食べ盛りになったら、電気調理鍋なども横に並べたいから、たっぷりとられた横幅も理想的です。
そして、スライドカウンターの下側は、置き場に困りがちなゴミ箱をさりげなく置くのにぴったり! ゴミ箱の高さに合わせて、上の棚板の位置を調整できるのも◎。お米や飲料の段ボール箱など、大きなものを一時置きするフリースペースにしても使えそうです」
※スライドカウンターには転倒の恐れのあるものは置かないでください。
「フレームユニットの横幅は30cm〜90cmまで、15cm刻みで選べるので、造作棚のように空間にフィットした棚をプランできますね。壁一面に設置しても、カノールはオープン棚で壁まで抜けている部分があるので圧迫感がなく、かつ収納力を上げられるところが素敵です」
棚の横幅は30cm~90cmまで、15cm刻みで組み合わせができます。そのほか、カウンタータイプも選べるなど、バリエーションが充実。
「限られた空間のなかで、自分好みの組み合わせを自由に作り出すことができます。また、このカノールは壁に固定するつくりになっているところが、さすがだなと思いました。家具をぽんと置くだけなのとは違って、造作棚のような安定感とフィット感が生まれますね」
カノールは、扉の素材だけでなんと40種類! フレームは3種類、棚板やカウンターも各3種類から選ぶことができ、多彩なコーディネートが可能です。素材の選択肢が多いからこそ、キッチンやおうちのインテリアに合うトーンで、自分らしく組み合わせられます。
また、カノールのデザインは、LIXILのシステムキッチンとも相性抜群。中でも「ノクト」シリーズは、カノールと扉の素材が同様の展開になっているため、キッチンと背面収納に統一感をもたせられるのが魅力です。もちろん「リシェル」など、ほかのLIXILのキッチンともマッチする素材が用意されているので、新築やリフォームなどでキッチン全体を計画するとき、トータルコーディネートできるのも楽しいですね。
さらに…壁面に「エコカラット」をプラスするのもおすすめ
今年から、カノールの壁面に「エコカラット」を組み合わせて設置することもできるようになりました。湿気やにおいを吸着するエコカラットの機能性は、キッチンに最適。上質感やオリジナリティも加わり、インテリア的にもより快適な空間に格上げできます。
「扉の40種類の素材をすべて見ましたが、木材の色のトーンやニュアンスが少しずつ異なるものがたくさん揃っていて、そのこだわりに驚きました。インテリアが好きな人ほどわずかな雰囲気の違いにも敏感ですが、これだけバリエーションが豊富なら、誰でもきっと満足のいく色や素材の組み合わせを探せそうです。
今自宅にあるキッチンの面材に合わせて選んだり、リビングの棚に合わせた素材を選んだり、いろんな角度からマッチするものを見つけることができるはず。選択肢が豊富ということは、妥協しなくていいということ。長く使うものこそ、自分で納得のいくものを選びたいから、とてもうれしいですね」
カノールはつくりが丈夫でしっかりしているから、ライフスタイルの変化に合わせて、長く親しめる収納家具。棚板やフレームもインテリアの雰囲気に合わせて選べるので、リビングやワークスペース、寝室など、キッチン以外の場所でも使うことが可能です。
「大物の家具は決して安い買い物ではありません。せっかくなら、ずっと大切にいろいろなところで使い続けられるとうれしいですよね。オープン棚はちょっとしたカウンターデスクとして使うアイデアも。リビングで調べものをするミニデスクにしたり、寝室のメイクコーナーを作ってもいいですね。
棚板は30kgもの耐荷重なので、子どもの図鑑や学習用品など、重たい紙ものをしまっても安心※。スライドカウンターは手前に引き出せるので、幼い子どもも出し入れしやすく、おもちゃ収納にもぴったり。ひとつの使い方にとらわれずさまざまなコーナーで、家族の歴史を刻む収納棚にできそうです」
魅力がたくさん詰まった「カノール」は、¥289000~(基本プラン/トールタイプ/間口183cmの場合)。
※補強仕様の棚板は30kg、通常は20kgの耐荷重
カノールに興味をもったら、まずはオンラインショールームで相談するのがおすすめ。自宅の置きたいコーナーを画面で見せながら相談できるので具体的なイメージを共有しやすい、子連れでもゆっくり相談できるなど、オンラインならではのメリットがあります。
パーツの色や素材感を直接見たり触れたりして確かめたい場合は、全国80カ所以上にあるショールームへ(要事前予約)。用途によるパーツの選び方や、おすすめの組み合わせなども、コーディネーターにアドバイスしてもらうことができます。
お好みのスタイルで、まずはショールームへ!
Amazonギフト券1000円分を抽選で20名にプレゼント! ぜひ、本記事を読んでのご感想をお聞かせください。
アンケートの締め切りは、
2023年3月24日10:00です
※これより先はLIXILのアンケートページとなります。プレゼント応募規約に同意の上ご回答ください。
●お問い合わせ=
LIXIL お客さま相談センター
➿0120·190·521
受付時間/平日9:00~18:00 土・日・祝日9:00~17:00
撮影/林 ひろし スタイリスト/今田 愛(物)、亀甲有希(衣装・金月さん分) 取材・文/田中理恵
撮影小道具・衣装協力
オーブンレンジ BALMUDA The Range ¥52800・コーヒーメーカー BALMUDA The Brew ¥59400/バルミューダ www.balmuda.com
ブラウス¥7990/オンワード樫山 ☎03-5476-5811 (アンフィーロ)
パンツ¥14300/ソージュ オンラインストア https://store.soeju.com/ (ソージュ)
イヤリング¥7700/ココシュニック オンキッチュ 有楽町マルイ店 ☎03-3213-5049 (マージョリー・ベア)
ネックレス¥12650/ココシュニック ☎03-5413-5140 (ココシュニック オンキッチュ)
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