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LIFE

映画ライター折田千鶴子のカルチャーナビアネックス

吹っ切れた東出昌大さんに良作続々!映画『とべない風船』主演インタビュー「出会いも別れも、人生、何が起こるかわからない」

  • 折田千鶴子

2023.01.04

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秀作・良作が寄ってくる!?

東出昌大さんのフィルモグラフィを眺めると、もちろん存在感や演技力あってのことですが、良い作品と巡り合う強運に驚かされてしまいます。ここ2、3年で、それはさらに輝きを増したと言っていいくらい。黒沢清監督の『スパイの妻』(20)、沖田修一監督の『おらおらでひとりいぐも』(20)、𠮷田恵介監督の『BLUE/ブルー』(21)など、誰もが出演を切望する作家たちの作品に次々と主演・準主演。

佐藤泰志の原作を斎藤久志が映画化した『草の響き』(21)も素晴らしかったですし、現在公開中の『天上の花』(22)でのダメ男・三好達治もスゴかった! そして本作が年明け早々に公開され、3月公開予定の『Winny』(22)など、映画好きなら絶対に無視出来ない作品で、次々と主演を務めているのです。

この『とべない風船』で東出さんは、絶望の淵からようやく顔を上げて人生を再び歩き出そうとする、ひとりの漁師を繊細かつ力強く演じています。

東出昌大
1988年2月1日生まれ、埼玉県出身。『桐島、部活やめるってよ』(12)で俳優デビュー、第36回日本アカデミー賞新人俳優賞等受賞。主な代表作に、『聖の青春』(16)、『予兆 散歩する侵略者』(17)、第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品の『寝ても覚めても』(18)、『コンフィデンスマンJP』シリーズ(19~22)、第77回ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞受賞作『スパイの妻』(20)、『Blue』(21)、『草の響き』(21)、『天上の花』(22)など。『Winny』(22)、『福田村事件(仮)』(23)が公開待機中。

『とべない風船』で監督を務めたのは、広島を拠点にCMディレクターとして活躍しながら中編映画『テロルンとルンルン』(18)で注目された宮川博至さん。宮川監督が2018年7月に、間近で体験した西日本豪雨をテーマに映画を作ることを決意し、オリジナル脚本を書き上げ、長編監督デビューをしました。

東出さんはその脚本を、「起承転結がハッキリした、完成度の高い、既に映像が思い浮かぶような脚本でした」と思い返します。不意に胸を打たれ、予期せず泣いてしまうような、個人的にも大好きなタイプの映画です。そんな“優しい映画”の舞台裏を、普段は明るく笑い上戸の東出さんに、色々と聞いてみました!

『とべない風船』ってこんな映画

1月6日(金)より新宿ピカデリーほか全国順次ロードショー(広島先行公開中) ⒸbuzzCrow Inc.

瀬戸内海のとある島で漁師をする憲二(東出昌大)は、数年前に起きた豪雨災害で、妻の幸と息子のコウタを亡くして以来、心を閉ざして暮らしている。ある日、教師の仕事に挫折した凛子(三浦透子)が、島で暮らす元教師の父・繁三(小林薫)のもとにやって来る。繁三の家に、無言で魚を届けに来た憲二に凛子はギョッとしつつ、2人は少しずつ言葉を交わすように。凛子は居酒屋の女将のマキ(浅田美代子)から、島で闘病生活を送っていた母(原日出子)の晩年の様子を聞かされ、両親についてあまり知らなかったことに気付く。一方、憲二は、幸の父親(堀部圭亮)から島を出ていくように迫られ――。

──撮影前に、実際に被災された方々にお会いして、お話を伺ったそうですね。

「クランクイン前に、“漁師の生活をしたい”等々、やりたいことリストを作りました。そうしたら監督とプロデューサーさんが、色々スケジュールを組んでくださって、被災された方にお話を聞きに行きました。どんなに豪雨がひどかったか、真夜中に土石流が流れてきた時の状況など、一帯が全部流されてしまった現地を歩きながら説明を受けました。また、ご家族が流されて今も見つかっていないこと、その時の心情も話してくださいました。事前に台本が頭にすべて入っていたので、そういうお話を聞きながら、憲二の人物造形に肉付けをしていきました」

「それから実際に多島美(と称される瀬戸内海の島々)の場所へ行き、漁師さんに漁船に乗せていただいて、漁の仕方を教えてもらったり、漁師の心持ちを聞いたり。“船があればどこにでも行ける”という海の男の自由さなどを伺い、また肉付けをして。さらに憲二の妻と息子の家族3人で過ごす時間も設けてもらいました。息子役は、実は監督のご子息なんですよ! 3人で家族として一緒に過ごして、写真を撮ったりしながら過ごしました」

心をふさいでいる憲二ですが、島の子どもたちはなぜか憲二のことが大好き。寡黙で朴訥としながらも、その優しさが子供には伝わるのでしょうね。子供の直感ってスゴイ!

──妻子を喪い、心を閉ざした憲二の心情を作り込んでいくのは、なかなかヘビーな仕事でしたね。

「監督と腹を割って色んな話をしたのですが、その際、なぜ妻子が亡くなってるところを出発点に物語を書いたのか聞いたんです。そうしたら、監督が若い時に大親友を事故で亡くされたそうで。その時、親友が元気に帰ってくる夢を見て、パッと飛び起きると自分が泣いてた、という経験をお話ししてくれました。そのご友人のお母様に、この作品を観ていただきたいんだ、と。そういう覚悟があっての、この脚本なんだ、と思って……。それを聞かされたら、もう自分は頑張るしかない。もちろん元々頑張ろうとは思っていましたが、被災された方々や遺族や監督など、色んな人々の思いがあってこの作品に向き合う、それをみんなで共有して作ろう、と僕も覚悟を決めました」

──漁師生活の体験と同時に、外見的な“漁師”の作り込みは何かされましたか? 劇中、体型も今より少しガッチリと、メチャクチャ地元の漁師に見えたので(笑)。

「実は本作の前に撮った『Winny』という映画が18キロも太る役だったので、逆に本作のために急激に痩せないといけなかったんです。12キロ戻した段階で、漁師ならこれくらいでいいか、みたいな(笑)。まずは日焼けしないと、と日焼けサロンに行きました。でも漁師はTシャツ焼けだよな、と“Tシャツを着たままマシンに入っていいですか!?”と聞き、すごく変な顔をされましたね(笑)。それ以外はもう、多島美の現地で毎日、風船を上げて、それを漁船から眺めたり。憲二は足を悪くして引きずって生活しているので、引きずることで体のバランスが悪くなることや、どこかが痛くなったりすることを感じながら、それでも生きていかなければならないと、海で釣り糸を垂らしたり、魚を銛で突いたりしながら、憲二の胸中をひたすら想像しました」

──ちなみに初日のファーストカットは!?

「プロジェクターで家族の誕生日のホームパーティーの様子を流しながら、涙するという芝居でした。初日からフルスロットルでいかないといけないな、とスケジュール表を見て覚悟して臨みました」

人生、何が起こるか分からない

──そんな憲二の前に現れるのが、教師の仕事に挫折して島にやって来る凛子です。凛子と憲二の関係も不思議ですよね。互いに悩みや苦悩を抱えていて、何となく通じ合うものがある、という。演じる三浦透子さんも絶妙な味わいでした。

「透子ちゃんとは、かつて同じ事務所だったので、ワークショップなどでご一緒したことがあって。『ドライブ・マイ・カー』を経た透子ちゃんと共演できるのが、すごく楽しみでした。僕ら俳優部は周囲からもてはやされることがあるけれど、演じるのはあくまで市井の人々。透子ちゃんと“普通ってなんだろうね”と言いながら、どうしたら普通で居られるのか撮影の合間によく話していました。いざ透子ちゃんの芝居を現場で見たら、普通にミネラルウォーターをゴクゴク飲んでいる姿とか、すげぇ、いいなと思いましたね。それを見て安心して、僕も普通にやろう、素直にやろう、と思いました」

──もし凛子が島に来なかったら、憲二の心はほどけないままだったと思いますか?

「それも、人生、何が起こるか分からない、ってことなのかな。家族を亡くすということ自体、何が起こるか分からない最たるものですが、凛子と出会うことも、それによって心がほどけることも、憲二は全く期待していませんでした。一人きりで生きてくしんどさを抱えながら……そのまま人生の終演を迎える人もいるかもしれないけど、どうやら憲二は幸運にも、凛子をはじめ人々によって凍った心が温められ、溶かされ、色々なきっかけをもらったんでしょうね。不幸や不運に見舞われて絶望に落ちたけれど、そこから色んな人の力を借りて抜け出せたんです」

──ちなみに『ドライブ・マイ・カー』を経た三浦透子さんは、以前と何かお芝居が変わったと感じましたか?

「『ドライブ・マイ・カー』前後というよりは、ずっと彼女が積み上げて来たキャリアの中で変化してきたものだと感じました。ただ『ドライブ・マイ・カー』の透子ちゃんが抜群に良かったので、一緒にお芝居してみたいと思った、というだけなんです。僕は“普通”ということが最も難しいと思っているのですが、彼女は本当に普通にセリフを喋るし、また声がいいんですよね。撮影スケジュール的に可哀そうだったのは、凛子が島に来るシーンと、島を離れるラストシーンを、初日に一度で撮らなければならなかったこと。でも、撮影から帰って来たスタッフさんたちの表情を見て、“ああ、透子ちゃん、初日からすごい仕事をしたんだな”と思いました。それも、なんか嬉しかったですね」

肝となるシーンはなんと…!

*少々ネタバレ気味の話題です。映画鑑賞後に当該応答はお読みください。

──後半で、憲二が凛子に吐露するシーンにはハッと胸を突かれました。人は早く悲しみを忘れ、苦悩から逃れたいと願うものかと思ったら、憲二はそこで「忘れてしまうことが怖い」と言います

「憲二のその感覚は、すごく分かりました。大好きな子供と奥さんと不自由なく幸せに暮らしてた日々、その記憶がどうしても薄れてってしまう恐怖――。憲二がそれを怖いというのは、別に僕でなくても、俳優なら“すごくいいセリフだな”と思いながら、真剣にこの役に向き合うようになるだろうと思わされました。さすがにあのシーンを撮影する日は、スタンバイ中も誰とも何も話さなかったですね。それを吐露する相手の透子ちゃんとも話せなかったです」

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──普段は笑い上戸で明るい東出さんも、さすがにこのシーンはすぐには役から抜け出せなかったですか!?

「豪雨の中、最後に泣いて、自責の念を口にしたり、“今でも本当に毎日毎日思ってるけど……”ということを吐露するそのシーンは、“カット”が掛かってからも、結構引きずりましたし、しんどかったですね。そこと同じくらい最も感情がワッと高まったのは、幸と息子が帰って来る夢を見て、子供の手に泥がついてるとハッとする瞬間と、それが夢だったと起きる瞬間でした。感情の起伏が激しく、カットが掛かった後も暫く放心状態になっていました。そんな風に憔悴する瞬間も、多々ある作品ではありました」



親子の感情の綾も繊細に紡ぐ

──凛子の父親を演じた小林薫さんが、また相変わらず滋味深くて素晴らしかったです。共演シーンもありましたが、何か感じたことは!?

「小林さんの“じわじわ染み出てくるような味”って、やっぱり人生経験なんだろうな、と思いました。撮影の合間に小林さんが、“今後の人生でも、また東出君に色々なことがあるかもしれないけど、それも全て芝居に生きるから。頑張れ!”みたいなことを言って下さったんです。“え、まだこれ以上色々あるの!?”とゾっとしたりしましたが(笑)」

「撮影中には、小林さんは“何もしないということ”を選択されたりもなさるんです。一方で、胸が苦しいというお芝居をされた時は、すごく色々と細かなことを試しながら、監督に判断を仰いだりされていました。凛子が帰って来た時にお父さんが倒れているというシーンでも、小林さん自ら湯飲みを倒して、新聞をこれくらい濡らしましょうとか、ものすごい細かなことに気を配っていました。“先輩やっぱりスゴイな”と思いました。スゴイと思う先輩はたくさんいますが、予想通り小林さんはスゴかったです!」

──凛子と両親の関係も、“実は子供って親のことをよく知らないものだ”と思わされました。親子の関係性についても、色んなことを感じさせてくれる映画です。

「憲二自身の親の話は全く出て来ませんが、憲二と義理のお父さんとの関係は強く印象に残っています。彼の胸中を全く知らなかった、と憲二が感じるシーンも、すごくいいんですよね。監督がとても温かい方なので、そういうところも押し付けがましくないんですよ。無理に感動する映画を作ろうとか、そういうことではなくて、ただ素直に“人間の生きていくことの難しさと素晴らしさ”を聞き取り、映し出そうとした映画なんだな、と思います」

──そんな本作の中で、いい抜け感を作ってくれるのが、憲二の友人であり漁師仲間の潤です。彼が出てくると、つい噴き出し、ホッと息が付けるんですよね。

「幸を憲二に紹介したのも潤だし、最初に幸に惚れたのも潤だった(笑)。憲二は元々明るい人間というより、監督の中では、狭い漁村の中で一匹狼という想定だったんです。妻子を喪い、それがさらに強まった状態で。それに対して潤が気を遣って、明るく振る舞っている。それを見事に笠原秀幸さんが演じられていて。笠原さんが潤みたいな性格というわけではないですが(笑)、笠原さん自身の優しさが、潤ににじみ出ていると思いました。潤が居てくれることで、憲二は昔の憲二に戻れる瞬間があったりするんです」

「潤が、凛子が持って来た“ピカタ”にこだわったり(笑)、砂浜でのバーベキューでセットにつまづいてガシャ~ンって音を立てたり(笑)、砂利でちょっとコケたり。そのコケる芝居も、メチャクチャ絶妙で。笠原さん、上手いなぁ、と思っていました」

とべない風船の意味

──幼い息子から憲二に対する“待ってるよ”の合図だった黄色い風船を、憲二は虚しく毎日掲げることを日課にしていますが……。

「僕も大事な人を人生で喪った経験があるのですが、その時、憲二が風船を掲げるような心持になりました。やっぱり夢で見て……。蘇ってくれないかな、と思って。それは愛猫が死んだ時も、父が亡くなった時もそうでした。自分だけに神様が超常能力を与えてくれて、もしかしたら朝起きたら生まれ変わっていてくれるかも……なんて無駄に期待したり。憲二もきっとそれだろうな、と。絶対に帰って来ないけれど、もしかしたら自分だけには奇跡が起きるんじゃないかと思って風船を括っているんじゃないかな、と思いました」

──最後に風船が……というラストシーンも含め、本作は、さりげなく見る人の気持ちを少し前向きにさせてくれる映画ですよね。その匙加減が魅力です。

「もし記号的な“苦しんでる/悲しんでる風”でやってしまったら、実際に被災された方の心の苦しさに到達できないだろう。そんなんじゃねぇ、と憤らせるだろうと思いました。だから本気で憲二になり切ろうと、できる限りやり切った気持ちです。だから、もしかしたら悲しみが拭えない人の気持ちを、この作品が少しでも軽くすることができるかもしれない、と思っています」

危険を承知で生活する自由さ

──本作は、広島在住の監督が東京の役者を迎えて作っています。そういう地方発の動きが、割に増えていますよね。

「地方発だからではなく、宮川監督とまた仕事したいと思っていますが、確かに今はリモートワークが進んだので、面白い企画があれば、東京にこだわることなく飛んでいきたいです。未発表案件ですが、今、地方でやるお芝居にも参加しているんです。地方も面白いということを実感しているので」

──東出さんご自身、生活の拠点を既に東京から移されていますよね。自給自足とはいかないまでも……。

「はい、自然の恩恵を授かりながら生きています。気持ちも含め、すごく楽なんです。考えなければいけないことが、“薪を割らないと”とか“このキノコは食えるか”とか“スズメバチの巣をどうやって取るか”とか、そんなことばかり(笑)。色んな危険がある中で、それを承知で生活するということは、なんて自由なんだと思います。安心安全な状況ではないけれど、他人に目くじらを立てる余裕がなく、何かをすること自体にエネルギーを使うから、余計なメンタルをやられたりしない生活をしている実感があります」

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──田舎暮らしを大満喫していますね。

「多分、東京で読むギリシャ哲学の本と、田舎で雨の日に何もできないな、と言いながら読む本とでは、思索の時間が全然違うと思います。ギリシャ哲学ってカッコいいことを言いたかっただけですが(笑)。実は本当に最近、「エピクロス」というギリシャ哲学の本を読んだのですが、これがすごい面白いんですよ。ギリシャ人って、顕微鏡やらの装置など何にもない中で、考えに考え尽くして言葉でみんなに伝えねばと、宇宙は原子で出来ているとか書いている。“そんなに分かっていたの!?”と驚くくらいです。何もないからこそ考え尽くした人たちの本が、今になって“マジか!!!”って感心させられて。例えば“怒り”はこういうメカニズムで起こるのか、とか。憎悪を人に向けることによって自分が失うものなど、何千年か前のおっちゃん達が(笑)、“だと思うんだよね”と書いてる本がメチャクチャ面白い。是非、読んでみてください」

スッキリした表情から、東出さんの新たな章が始まっているのを感じ取れました。

そっと寄り添い、“大丈夫だよ”とさりげなく励ましてくれるような映画『とべない風船』は、新しい気分でスタートを切る新年にピッタリの作品だと思います。是非、劇場で黄色い風船がどうなるのか、憲二がどうなるのか見届けてください。

映画『とべない風船』

映画『とべない風船』


2022年/日本/100分/配給:マジックアワー

監督・脚本:宮川博至

出演:東出昌大、三浦透子、小林薫、浅田美代子

原日出子、堀部圭亮、笠原秀幸、有香、中川晴樹、柿辰丸、根矢涼香、遠山雄、なかむらさち

 

 

2023年1月6日(金)より 新宿ピカ デリー、ヒューマントラストシネマ渋谷、アップリンク吉祥寺、MOVIX 昭島ほか全国順次ロードショー。

2022年12月1日(木)より広島先行公開(広島・八丁座ほか県内5館にて順次)

ⒸbuzzCrow Inc.

 

『とべない風船』公式サイト

 


写真:藤澤由加

折田千鶴子 Chizuko Orita

映画ライター/映画評論家

LEE本誌でCULTURE NAVIの映画コーナー、人物インタビューを担当。Webでは「カルチャーナビアネックス」としてディープな映画人へのインタビューや対談、おススメ偏愛映画を発信中。他に雑誌、週刊誌、新聞、映画パンフレット、映画サイトなどで、作品レビューやインタビュー記事も執筆。夫、能天気な双子の息子たち(’08年生まれ)、2匹の黒猫(兄妹)と暮らす。

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