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後悔しない「家づくり」、私のスタート地点

【地元の工務店で戸建てを購入】自由度の高い理想の家をともにつくりましょうという姿勢がポイントに

  • @homeLEE 私らしく建てる、心地よく暮らす

2022.12.14

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【地元の工務店で戸建てを購入】自由度の高い理想の家をともにつくりましょうという姿勢がポイントに

2023年、LEEは創刊40周年を迎えます。その記念企画として、LEE世代の一大イベント〝家づくり〞にフォーカスした特設サイトをオープン。本誌でも今後、総力特集します!

第1弾は、最初の一歩の踏み出し方。大満足の家づくりができた読者に、どんな依頼先とどう始めたか、リアルなストーリーを聞きました。

地元の工務店で戸建てを購入
自由度の高い理想の家をともにつくりましょうという姿勢がポイントに

フリーランス編集者 桂 知秋さん

桂 知秋さん

Instagram(_hknhome)でも日々の暮らしを発信中。

家づくりDATA

家族構成:妻45歳、夫42歳、長女14歳、次女11歳、三女8歳
エリア:兵庫県神戸市
間取り:戸建て2階建て2LDK、100㎡
依頼先:atelier SUBACO
建築費:約2800万円

Q.家づくりを始めたきっかけは?

6階建ての中古マンションをリノベして住んでいたけれど、地に足をつけて庭のある暮らしをしたいと思って。

Q.地元の工務店での戸建てを選んだ理由は?

思い描く住まいの価値観に共感をしてくれて、規格どおりではない家づくりが一緒にできそうと思えたので。

Q.家づくり中、やってよかったことは?

毎日のように大工さんに会いに行き、話しながら自分の好みを伝えていく中で、それに見合った提案をしてくれたこと。

家づくりの価値観に共感してくれる工務店と一緒に

以前は中古マンションをリノベして住んでいたという桂さん。

「マンションの6階に住んでいて、住み心地はよかったのですが、どうしても地に足をつけて、庭のある暮らしをしたいと思って土地を探し始めました」

土地は同じ地区の不動産会社に相談して1年ほどで購入へ。

「土地が決まった後の依頼先はさまざまな相談会には参加しましたが、atelier SUBACOさんに価値観を共感していただけ、ともに家をつくりたいと思って決めました。家は一度つくってしまうと変えることが難しいです。広くなくても床や壁など素材に妥協はせずに心地よく、予算内に仕上げたいという要望をすべて叶えてくれました」

また、設計士や大工のアドバイスも積極的に取り入れたことも。

「例えば開放感のある空間という要望には、ダイニングの高さを低めにすることで、吹き抜けの高さを強調させることに。ほかにも無垢の床板を不規則な乱張りにすることでお店のような雰囲気に近づける提案も。おかげでハッとするドラマティックな瞬間を感じることができる空間に。規格にはないものを一緒につくりましょう、というスタンスがよかったです」

家づくりを成功させる秘訣は自分軸を持つことだそう。

「住まいのイメージを持たないと着地点も定まりません。美術館などの美しい建築を細部まで見学し、自邸でどうすれば実現できそうか思いを巡らすのはおすすめです」(桂 知秋さん)

桂 知秋さん宅のリビング

家族みんなで料理を作れ、左右どちらからでも行き来できるように広く設計してもらったキッチン。

「調理中にダイニングテーブルに座っている家族とも話せる距離感を大切にしました」。

ダイニング側のカウンター収納には、食器、調理家電や書類や書籍などを収納。生活空間には家具を置くのは控えめに、見えない部分に造作で収納スペースを確保している。

外観

外と内を遮断しない隙間のあるウッドフェンスとブロック塀のコントラストがきわだつ佇まい。



大きな窓のあるリビングと、家族がメインで過ごすダイニング

リビング
あえて暗く設計した玄関から、リビングに入ったときの明るさをきわだたせる大きな窓が特徴。

キッチン

キッチンには窓は設けず、代わりに天窓から採光している。

ダイニング
ダイニングの主役のテーブルは「欲しいテーブルが見つからなかったので、近所の古材を取り扱うお店に相談して、イメージしていたものを作ってもらえました」。照明は最小限に、明るさを足す場合はフロアライトで。

子ども部屋は3人一緒の空間に。部屋の前にはワークスペースを

子供部屋

子ども部屋は3姉妹がともに寝起きするスペースに。

「子どもが独立することを考えて個別の部屋ではなく広く使えるように。もう少し大きくなるとベッド下に置いている棚と机を入れ替えて個人スペースもつくる予定」

ワークスペース
ワークスペースは目の前が吹き抜けになっていて、1階にいる子どもとのやりとりも◎。インターホンもここに設置することで生活感を消している。

季節を感じながら過ごせる庭と憧れていた開放感のある階段

穏やかな気候のときはテラスで食事をすることも!

庭
ひさしの長さは、夏の日の光が室内に入り込まない長さに設定。雨戸も大工の造作で、外からは見えないけれど網戸にもなっているので夏は風の通り道としても機能。

階段
「海外雑誌を見て惚れ込んだ階段を。釘などが見えない構造になっているので大工さんは苦労したはずです」

1F

1F間取り

2F

2F間取り

「後悔しない「家づくり」、私のスタート地点」記事一覧

次回は、中古マンションをリノベーションした読者のお家を拝見!

撮影/仲尾知泰 間取り図製作/前田優子 取材・原文/本誌編集部

こちらは2023年LEE1・2月合併号(12/7発売)『後悔しない「家づくり」、私のスタート地点』に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(2022年12/7発売LEE1・2月合併号現在)です。

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「私らしく建てる、心地よく暮らす」をテーマにリビング系コンテンツを集めました。ハウジング、インテリア、DIY、家電や雑貨からLEE100人隊家づくり部ブログ、通販など盛りだくさんでお届け!

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