ダイエットにも、美肌にも!身近な食材、実は……「焼きいも」が救世主だった!
【焼きいもでダイエット!?】朝の白米を冷えた焼きいもにチェンジするだけ!食べるだけでやせる驚きのパワーを解説
2022.11.24
専門店があちこちにでき、専用家電も登場、お財布にも優しく大人から子どもまでみんなに愛される「焼きいも」が今、静かなブームです。
おいしいだけじゃなく、実は美容や健康にもプラスの影響がたくさん! そんなハイスペックな「焼きいも」の魅力にとことん迫ります。
実はスーパーフード!?
焼きいもの驚きパワー
教えてくれたのは
管理栄養士 二宮真樹さん
調理師、サプリメントアドバイザー、食品衛生責任者などさまざまな資格を所有。豊富な知識で食育からダイエットまで幅広く対応。メディア出演多数。
食べないともったいない!
すごい栄養成分の宝庫
その甘さから「太りやすい」と敬遠されがちな焼きいも。ですが、「美容や健康にいい栄養素がたくさん入っている、栄養価が高い食品。食べないのはもったいないですよ!」と二宮さん。
「抗酸化作用のあるビタミンC、Cと一緒にとると抗酸化力を高めるビタミンE、代謝を促進させるビタミンB群など、ビタミン類が豊富。食物繊維もたっぷりで腸の調子を整え、さつまいもに特有のヤラピンという成分は、血糖の上昇を抑制する働きも。脂質、たんぱく質、βカロテン以外の栄養素がまんべんなく含まれる、素晴らしい食べ物なんです。
太りやすいイメージは、糖質を制限するダイエットが一般的になったからかも。確かに焼きいもには糖質が含まれますが、その量は同じ量の白米と比べてそう変わりません。糖質量は同じでもその他の有用な栄養素は焼きいものほうが桁違いに多く、主食としてなら『スーパーフード』と言っても過言ではないほど。その特性を生かせば健康的にダイエットすることも可能です(詳しくは下記参照)。
土中にできるさつまいもは、体を温める食べ物の代表。代謝や免疫力が下がりがちなこの時期、焼きいもで元気に乗り切りましょう」(二宮真樹さん)
「焼きいも」にはどんな効果があるの?
1.美肌をつくるビタミンB、Cが豊富
肌のターンオーバーを整えるビタミンB群、コラーゲンを生成するビタミンCが豊富。さつまいものビタミンCはでんぷん質に守られており、加熱しても流出しにくいのが特徴。
2.太りにくい体質にする注目成分「ヤラピン」
さつまいもを切った断面から出る白い液体がヤラピン。血糖の上昇を抑制し、腸の働きを整える。特に皮と実の間に多く含まれるため、皮はむかずにまるごと食べるのが正解。
3.ビタミンEがアンチエイジングに効く
抗酸化作用、抗炎症作用が高く、「若返りのビタミン」とも呼ばれるビタミンEを含有。一緒にとるといいビタミンCやB2も焼きいもには含まれるため、美容健康効果は◎。
4.腸内環境をよくする食物繊維がたっぷり
腸内細菌のエサとなる不溶性食物繊維と、糖の吸収を穏やかにする水溶性食物繊維。焼きいもにはその両方がバランスよく含まれるため、腸内環境を改善し、太りにくい体質に!
5.むくみを解消するカリウムがしっかり
体内にたまった余分な水分を排出する働きをするカリウムが豊富。1食(120〜150g)で1日の目安量の半分をとれる。運動不足で体がむくみがちな冬には特にうれしい成分。
食べるだけでやせる!?
「焼きいもダイエットとは!?」
糖質や脂質などを制限する〝がまん型〞とは異なるおいしく食べてきれいになれる、お得な!? 減量法。
朝の白米を、冷えた焼きいもにチェンジ!
朝・昼・晩のうちのどれか1食の主食を、焼きいもに置き換えるだけ。その他2食は普通に、バランスよく食べます。「中サイズの焼きいも1/2本(120〜150g)=白米1杯の糖質量と同じくらい。
これを主食として、おかずも食べます。焼きいものでんぷん質は、冷えると食物繊維と似た働きをする『レジスタントスターチ』に変化して腸の調子を整えるため、ダイエット目的なら焼きいもを冷えた状態で食べるのがおすすめ」(二宮さん)
焼きいもダイエットのやり方
朝 ごはんの代わりに
焼きいも120g~150g
昼 普通に食べる
夜 普通に食べる
どの食事に焼きいもを取り入れてもいいけれど、比較的実践しやすいのは朝。脂質と一緒に糖をとると血糖値の上昇が抑制されるので、ヨーグルト(脂質0ではない)と一緒に食べたり、たんぱく質を補うゆで卵をプラスするのも◎。おやつを食べる際も、スナック菓子などの代わりに焼きいもにすると、さらに効果が出やすい。
注意 POINT
・食べすぎれば太るので、量をきちんと守る
・「だけ」にしないで、ほかの食品もバランスよく食べる
・何かしら変化が表れるまで2週間くらいは続ける
次回は、韓流好きの料理家 堤人美さんに聞く、韓国の「焼きいも」の食べ方と、最新「焼きいも」家電をお届けします!
撮影/露木聡子 イラストレーション/きどふみか 取材・原文/遊佐信子
こちらは2022年LEE12月号(11/7発売)「ダイエットにも、美肌にも!身近な食材、実は……「焼きいも」が救世主だった!」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(2022年11/7発売LEE12月号現在)です。
▼「ダイエット」関連記事はこちらもチェック!
この記事へのコメント( 0 )
※ コメントにはメンバー登録が必要です。