ヒール級の上品さを備えるローファーは、フラットが定番のカジュアル派こそ頼りにしたい旬靴です。

足元に鮮度の高いトラッド感を添える格上げ靴を、スタイリストの愛用名品と色別カタログでお届けします！

目次

• スタイリスト 村山佳世子さんの私物ローファー
• スタイリスト 徳原文子さんの私物ローファー
• スタイリスト 福田麻琴さんの私物ローファー
• ローファー色別カタログ『黒』
• ローファー色別カタログ『白』
• ローファー色別カタログ『ブラウン』
• ローファー色別カタログ『カラー』

スタイリストの3人の
「愛用ローファーとその相棒」

いいものを知り尽くす、3人の人気スタイリストの愛用ローファーを拝見。今シーズンの気分を映した「相棒アイテム」と一緒にチェックして！

#01
スタイリスト 村山佳世子さん

PROFILE

確かな審美眼と圧倒的なセンスが生む計算されたスタイリングにファン多数。著書『一生もののおしゃれが身につく10のルール100のコーディネート』（集英社）は5万部超えのベストセラーに。

●Instagram：stylist_murayama_kayoko

別次元の品格を放つジェイエムウエストン。さりげない女らしさを添えるのが今の気分。

「ベーシック派の私にとって、ローファーはいつの時代も日々のおしゃれに欠かせない、定番靴のひとつです。

これまでにさまざまなローファーを手にしてきましたが、ウエストンは別格。履くだけでおしゃれの格も気持ちもぐっと上げてくれる、ほかにない貴重な存在です。

このブランドが持つオーセンティックな雰囲気を楽しみつつ、ブラックならシルバーアクセで、ブラウンならニュアンスのある同系色のワントーンで、さりげない女らしさを添えるのが今の気分です」（村山佳世子さん）

村山佳世子さん愛用
J.M. WESTON 【Black】

相棒のシルバーアクセ

J.M. WESTON 【Brown】

相棒の同系色のアイテム

#02
スタイリスト 徳原文子さん

PROFILE

大人に似合うトレンドをきかせた、鮮度の高いコーディネートを得意とする。『LEE』では、カジュアルベースにフェミニン服やスポーティアイテムを加えた、ミックスコーデが人気を集める。

●Instagram：fumikotokuhara

普段、スニーカー派の私にとっても、今季のローファーブームは見逃せません。

「9年前、グッチのビットローファー60周年を機に購入したホログラムのような質感の一足は、ベーシックすぎない、〝ロック〞な雰囲気に惹かれたのを覚えています。

普段はスニーカー派の私にとって、ローファーを履く日は、ちょっと〝きれい〞に見せたいとき。例えば全身黒にゴールドのジュエリーをきかせて、いつもより少しおめかしモードの着こなしに。ローファーブームの今シーズンは、久しぶりにこの靴が活躍しそうです」（徳原文子さん）

徳原文子さん愛用
GUCCIのローファー

相棒のゴールドジュエリー

#03
スタイリスト 福田麻琴さん

PROFILE

フランス留学経験を生かした、どこか可愛げを備えた大人のカジュアルコーデが大人気。インスタグラムやYouTubeチャンネルも話題に。著書に、『38歳から着たい服』（すばる舎）など。
●Instagram：makoto087

パリでの偶然の出会いが始まり。靴に求めるすべてが詰まった一足です。

「〝モカシン〞という名前が物語るように、エルメスのローファーはとにかく履きやすい。このキャメルは2代目で、数年前にパリで出会った1代目の赤も大切に履いています。

歩きやすくて、おしゃれで、気分が上がる。大人が靴に必要とするすべてが、このローファーには詰まっています。

Hバックルはシンプル服のちょうどいいポイントにもなり、正統派トレンチと古着のデニムと一緒に、今季のトラッドムードを楽しむつもりです」（福田麻琴さん）

福田麻琴さん愛用
HERMÈSのローファー

相棒のトレンチ＆デニム

ベーシックな黒や茶だけでなく、今季のローファーはとにかくカラバリ豊富！ 流行の厚底タイプから定番まで、お好みの色で旬のトラッド感を手に入れて。

#01
甘めも辛めも合う万能
「黒ローファー」

タッセル付きの黒ローファーで、甘め派のスカートコーデが新鮮に

タッセル付きで上品な華やかさを感じる黒ローファーを、甘めのスカート着こなしに合わせて。ほどよく重厚感のあるトラッドテイストが、全身に新鮮さを運びます。

おすすめの「黒ローファー」4選

1.
G.H.BASS

少し厚底のラバーソールが今年顔。モデル着用と同じ

2.
FABIO RUSCONI【ファビオ ルスコーニ】

ゴールドチェーンをきかせたきれいめの一足は、薄い靴底がエレガントな香りを放って。オフィスシーンにもぴったりです。

3.
PIPPICHIC【ピッピシック】

オーセンティックなデザインとトレンドの厚底とのバランスがとびきりキャッチー。

4.
PELLICO【ペリーコ】

甲のベルト部分にスタッズをあしらったほんのりロックなデザイン。丸みのあるトゥも特徴的。

#02
着こなし鮮度が上がる
「白ローファー」

クリーンな白靴が持つ軽やかさが、デニムスタイルに抜け感を添えて

秋冬服にこそ白は有効。

おすすめの「白ローファー」4選

1.
Traditional Weatherwear × BEAUTIFUL SHOES【トラディショナル ウェザーウェア×ビューティフルシューズ】

シボ加工を施した上質レザーを採用。ヒール部分も白で統一したスペシャルな一足。モデル着用と同じ

2.
Paraboot【パラブーツ】

パラブーツを代表するローファーの名品「オルセー」。しっかりとしたレザー使いと厚めのソールが、足元に重厚感を演出して。

3.
TONY BIANCO【トニービアンコ】

存在感たっぷりのトラックソールも、清潔感のある白ならハードになりすぎません。

4.
PASCUCCI【パスクッチ】

装飾のないヴァンプローファーも厚底で今どき顔。

#03
正統派トラッドといえば
「ブラウンローファー」

カラーソックスと組み合わせて、最愛スタイルをブラッシュアップ！

王道トラッドなジャケパンコーデとブラウンローファーの相性は最高！ カラーソックスで旬度を上げて。

おすすめの「ブラウンローファー」4選

1.
sergio rossi【セルジオ ロッシ】

着こなしになじむまろやかブラウン。歩きやすさも抜群。モデル着用と同じ

2.
POLPETTA × Demi-Luxe BEAMS【ポルペッタ×デミルクス ビームス】

甲部分を白で切り替えることで、汎用性がさらに広がって。履き込むごとに味わいが増す上質レザーにも注目。

3.
REGAL【リーガル】

日本の老舗ブランドならではのフィット感と履き心地はさすが。

4.
MACKINTOSH LONDON【マッキントッシュ ロンドン】

足元にリッチ感を添えるエレガントなビットローファー。つややかなレザーも秀逸。

#04
華やかさをプラス！
「カラーローファー」

定番トレンチをキュートに見せるピンクローファーという選択肢

きれい色人気はローファーにまで波及！ ピンクのスエードでいつものトレンチを華やかに。

おすすめの「カラーローファー」4選

1.
Le Talon GRISE【ル タロン グリーズ】

かかとを踏むとスリッポンになるタイプ。モデル着用と同じ

2.
Dr.Martens【ドクターマーチン】

旬色のグリーンは、どんな色にも合わせやすいオールマイティなカラー。

3.
earth music & ecology × ORiental TRaffic【アース ミュージック＆エコロジー×オリエンタル トラフィック】

秋冬コーデに似合うマスタードイエロー。

4.
Au BANNISTER【オゥ バニスター】

つややかなボルドー。スッとしたトゥが大人顔。

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撮影／魚地武大（TENT）（物）　長田克也（aosora）（人物）　ヘア＆メイク／TOMIE　スタイリスト／高橋美帆　モデル／辻元 舞　取材・文／磯部安伽

※クレジット表記のないものはすべて私物です。

※（　）内は靴底の高さを表し、単位は㎝です（編集部調べ）。

こちらは2022年LEE11月号（10/6発売）「『新しいトラッド』で、きれいめカジュアル始めます！」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示（掲載当時）です。

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